感性を磨き、好奇心を刺激。五感を総動員して親子で学ぶ体験学習

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パリを拠点に世界を巡る。心と体にフォーカスした育児

名前
木村章鼓 / Akiko Kimura
家族
4人(16歳女の子、9歳男の子)
所在地
パリ
お仕事
バースドゥーラ(バースファシリテーター)
URL
オーガズミック ランドスケープ by LOVEドゥーラAkiko 

【パリを拠点に世界を巡る。心と体にフォーカスした育児】コロナ禍の現在、ヨーロッパも家族旅行はまだ難しい状況ですが、今回は、我が家が過去に行ってきた体験学習について書きたいと思います。

近年はロンドン、パリと暮らしてきましたが、大英博物館ルーヴル美術館をはじめとした美術館や博物館、庭園や植物園、地方の遺跡、古城など、とにかく知的好奇心を刺激し、感性を磨けるような場所が豊富です。
私が机上での勉強だけでなく体験学習が大切だと思うのは、例えば、おたまじゃくし1匹でも、図鑑や写真で見るのと、実際に動きを目にする、または手で触れてみるのとでは、まったく違う経験になるから。

体験学習の行き先・旅先は、毎回、家族全員で相談しながら決めます。
いろいろな場所へ出かけましたが、今でも強く印象に残っているのは、イングランド南部イースト・サセックス州にある白亜系チョークでできた海食崖、セブン・シスターズでの「体育会系」的な化石掘り旅行。これがきっかけで、息子は恐竜の時代にとても興味を抱くようになりました。

また、昨年はギリシャで古代遺跡を巡ったので、ギリシャと歴史の繋がりが深い、かつてのコンスタンティノープル、現在のイスタンブールへは、いつか家族で訪れて、さらに学びを深めてみたいです。

もう子どもたちも16歳、9歳と成長したので、体験学習旅行に出かける前には、事前に歴史を予習したり、関連する本を読んでもらうと、さらにいいかもしれないですね。娘には私が愛読している塩野七生さんの本をすすめたいです。

子どもたちには、何事につけても、体験して、カラダの感覚に落とし込んでほしいです。だって、人生は五感、いや第六感も総動員して、とことん楽しむために生まれてきたのですから。
私の口癖は「人生は案外短いよ〜。思いっきり今を楽しんで!」
娘は耳にタコができたと言っています(笑)。

       
  • サウサンプトン港のB&Bで

  • 古い望遠鏡で何が見えた?

  • 古代遺跡、ストーンヘンジへの旅

          
  • 巨石の重さを身をもって知る!

  • ルーヴル美術館は知と美の宝庫

  • ボルドーのワイナリー訪問

  • タイタニック号が出航したサウサンプトン港を見下ろすB&Bに仮住まいしていたことも。潮の満ち引きや海流の話など、さまざまな学びを肌で感じさせてあげられたと思います。

  • どこに住んでいても、その土地でしか味わえない体験学習にトライ。ロンドン在住時には、時間について考えるきっかけを探しに、家族でグリニッジ天文台へ。

  • 紀元前の世界に想いを馳せた、世界遺産、ストーンヘンジへの旅。

  • ストーンヘンジでの体験学習は、実際に使用されている巨石の重量を、引っ張ることで体感し学ぶ!

  • ガラスという物質について学びながら、古代メソポタミア文明やエジプト文明についても知ることができます。

  • 2018年、家族でボルドーのワイナリー巡り。ワイン醸造家が、手塩にかけてワインを作る様子を見学しました。