子どもたちが通った幼稚園では、親としても多くの学びを体験して
インスタグランマ内藤朝美、のびのび子育て想い出話
- 家族
- 3児のお孫さんのグランマ(7歳の男の子、2人の女の子)
- 所在地
- 東京都
- お仕事
- (株)ナイトーオートエンジニアリング副会長
- URL
- SAORI + ASAMI Instagram
【インスタグランマ内藤朝美、のびのび子育て想い出話】今回は、子どもたちの幼稚園のお話を。親御さんは、我が子をどんな学校へ通わせようか、と思い悩まれると思うんです。
でもね、私は全然悩まなかったの(笑)。
おじいちゃんのお友だちが、ある学校の学長さんでした。彼が、我が家に遊びにいらしたとき、長女を見て「そろそろ幼稚園か? うちに来るのかな? うちもいい学校だよ、でもとっても良い学校が他にもあるんだよ。私の孫も通ってるから、そこにするといいよ」と勧めてくださったの。
そしてお勧めされた幼稚園を、そのまま受験したの。何も知らなかった私は、入園してからもうてんやわんや。
子どもが通園するのに、まずバックと水筒カバーを作らないといけないと聞き、あら大変! お裁縫をしたこともなかった私は、おばあちゃんに泣きついてミシンの使い方から教えてもらったものです。
クリスマスには子どもたちが、クラスで描いた絵や作品をそのままぬいぐるみにしたり、カルタを作ってプレゼント。学年が終わる修了式には、女の子だったらワンピース、男の子だったらセーターなんかを作って着せて行かせないとならなかったのです。
だから3人の子どもが卒園する頃には、お裁縫も刺繍も編み物もお手の物。私は不器用だし要領も悪いから、正直、子どもたちよりも試練が多かったかも。本当に大変だったの。
でもね、下手でもなんでも、苦手なことから逃げなければ、その先に進めるって痛感したんです。その経験が、私を少し強いお母さんにしてくれたと思っています。それにあの時作ったものを子どもたちが、喜んで大切に使い続けてくれていたのも嬉しい想い出。
娘がね、38年前に作ったカルタを今でも持っていてくれたの! ビックリでした。なんだかご褒美をもらったような気持ちになりました。
深く悩まずに進んだその道だったけれど、道の先にはたくさんの学びがありました。
〈内藤朝美さん連載〉
インスタグランマ内藤朝美が綴る、育児の想い出や孫との時間