小学校受験と、子どもたちと何でも一緒に取り組むと決めた育児の想い出
インスタグランマ内藤朝美、のびのび子育て想い出話
- 名前
- 内藤朝美/Asami Naito
- 家族
- 3児のお孫さんのグランマ(7歳の男の子、2人の女の子)
- 所在地
- 東京都
- お仕事
- (株)ナイトーオートエンジニアリング副会長
- URL
- SAORI + ASAMI Instagram
【インスタグランマ内藤朝美、のびのび子育て想い出話】
Bright Choiceに掲載されている記事を拝読し、自分の子どもたちが小学校受験をした頃のことを思い出していました。
実を言うと、受験した小学校を志望したのは、私が「この学校へ通えばいろいろなことを学べる!」と思ったからなの。その学校の3年保育に通いながら、子どもたちと共にたくさんの経験をさせてもらう中で、「もっとここの教育を」という思いが強くなったのでした。
私の気持ちを長女に伝えて、彼女の気持ちを尋ねると、学校の環境がとても好きでこの中で過ごしたいと強く望んでいたので、ふたりの気持ちが合致したとわかり、志望したんです。
私は子どもに「これしなさい!それはしちゃっ駄目!」と言うのがとっても苦手な母親だったの。何せ自分ができないことだらけなのに、子どもたちに否定したり強制したりして良いのかな?って自信が持てなかったんです。
それで何でも子どもと一緒にやることにしました。
絵を描いたり、字を覚えたり計算したり......。我が家は子ども3人なので、受け取り方も三様。長女は何にでも疑問が浮かび、適当な返答じゃ納得してくれず、夫と共に辞典やら図鑑やらを漁って調べ続けたものです。長男はひとつのことに集中すると、他は耳に入らなくなる子で、次男はじっと座っていることすら難しい、落ち着きのない子どもでした。
確かに大変なこともたくさんありましたが、親も一緒にやるという家庭環境を作ることで、子どもたちは「教えてもらう」のではなく、「自分で調べればいい」のだと思ってくれるようになり、そのうち姉弟3人で、それぞれの特性を発揮しながら取り組むようになりました。私たち夫婦にとっては、子どもたちの自発的な対応力というか、変化は何よりも嬉しかったんですよね。
時々これじゃ甘いのかな?と不安に思うこともありましたが、私たち親の希望で子どもたちのゴールを決めずに進んで良かったと今は思っています。どの段階、年齢でも、子どもたちが自分で自分の道を見出した時に、自らの想いでそこへ向かって行く、子どもの可能性を信じて、親はそこに後ろからついて行く。私はそんな緩い母親でした。
〈内藤朝美さん連載〉
インスタグランマ内藤朝美が綴る、育児の想い出や孫との時間