次男も小学生に。この春、改めて「自分」と「子育て」の両立を見つめ直して

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公立&インターのダブルスクール、年子男子とのにぎやか生活

名前
久住あゆみ / Ayumi Kusumi
家族
4人家族(夫、7歳と6歳の男の子)とミニチュアダックスのココ
所在地
東京都
お仕事
エッセイスト、元モデル(お休み中)
URL
久住 あゆみ / Ayumi Kusumi インスタグラム
URL1
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公立&インターのダブルスクール、年子男子とのにぎやか生活

春ですね...!

この陽気に気分も
ふわふわと浮かれてしまいますが
子育て中の春というのは入園や入学、進級など
大きな環境の変化があるシーズン。
高揚感と共に緊張感も漂います。

我が家に訪れたこの春の変化は
次男が小学校へ入学したこと。

兄と同じ公立小学校に進学したので
入学式翌日から早々に「ママの付き添いは大丈夫!」と兄弟で元気に登校しています。

近くの学校でよかったと思うのは、
色々とありますが
そのひとつが朝や放課後の時間的余裕。
そして、いつも息子たちが自分の手の届く距離にいるという安心感も。

「いってらっしゃい!
ママはいつもすぐそばにいるからね...!」

そんなこんなで新生活がはじまり
毎朝8時には家が静かに。

しーん。

なんだか、拍子抜け。

つい先月まで登園時に繋いでいたあの小さな手はひと月経った今、玄関先で私のハグをくぐり抜け「いってきまーす」と、高らかにひらひら。
サイズはちっとも変わっていないのに。

翌週には、給食もスタート。
幼稚園はお弁当だったので今まで息子のお昼を考えなかった日はないんです。

栄養たっぷりの給食献立表を見て
ありがたいと思うと同時に「こんなにしてもらっていいんですか...?」となんだかそわそわ戸惑ってしまう。

幼稚園ママ生活から小学校ママ生活への移行。
こんなにも急にあっさり!するものかと...!

去年、兄の時にも感じましたが今年は2人とも
小学生になったことで、より変化を感じます。

年子育児が始まってから仕事をストップしたので
「職業、専業母」でいた期間は約8年。

とてもしあわせな時間ではあったけれど
一方でずっと渇望し続けていたのは自分の時間でした。

中々、上手くバランスが取れず葛藤ばかり。

そんな時間を過ごしたことで痛感したことは
 「母」と「自分」という両足を使って人生を進めていく。ということの大切さとその難しさ。

理想は「母」というコマを一歩進めたら
その時自分の出来る最小限でもいいから
「自分」の方もひとつ、いや半歩でもいいから
同時に進めていくこと。

「母」だけ「自分」だけ に偏ってしまうと
知らず知らずにだんだんバランスが崩れていくようで。

子育てがひと段落した頃、自分の足元を見てみたら母としての自分はずいぶん遠いところまで歩んできたけれど、ひとりの女性としての自分ははるか過去に置いてけぼり。今さら、何をしていいかわからない。という状態は出来れば避けたい。

「母になる前の私ってどういう人だった?」
「何が好きだったっけ?」
「何しよう...?」

子育てに一生懸命になればなるほど
禁欲的になり、無意識に自分に制限をかけてしまう。
そしてそうすることが
だんだん当たり前になっていく。

一旦その状態に慣れてしまうと
ひとつふたつ、と小さな諦めがたくさん生じて
気がつけばどんどん「自分」が薄れてきてしまう。

それもひとつの生き方かもしれない。

でも、待って。

親として子どもたちに求めることは

・自分の望む幸せは何かを知ること。
・自分だけの人生を見つけて歩んでほしい。

この2つは我が家の大きなテーマ。
そして、その生き方は
私自身も大切にしたいこと。

その為にも育児期間中も「自分」を同時進行で
きちんと進めておいて、人としても成長していきたい。

では、その「自分」の進め方ってなんだろう?

それはどんなことでもいいと思うんです。

一日のどこか、いや、一週間のどこかでもいいから空いた時間を見つけて本来の自分を感じられる、繋がれる時間を持つこと。

「好きなこと」をすること。

自分の中に灯る好奇心や興味の火を消してしまわないよう、心の声を聞いて母でもない妻でもない
「自分だけの私」を大切にしてあげること。

私の場合は好きな作家の小説を読むことも
守り続けた時間のひとつです。

読書はその場でページをめくるだけで
一瞬のうちに非日常に連れていってくれるし
心に刺激を与えてくれることもあれば
ホッと落ち着かせたり、
固くなった心を柔らかくしてくれたり
乾いた心を潤してくれることも。

私にとって、読書は万能薬。

子どもたちを寝かしつけたあと、
真っ暗闇の中、Kindleを手にいつのまにかウトウト...。コン....!と、タブレットが顔に落ちてきたことは一度や二度ではありませんが。。笑  

他にも子育て以外の場所での
新しい出会いにもオープンでいることも
心がけていることのひとつ。
年齢、職業、子どもの有無を問わず、幅広い人付き合いを通して世界を広く持ち、
自分の思考が固まらないように柔軟であろうとすること。

そして歩みの上でもう一つ大切だと思うのは
「理想の自分」を忘れずに描き続けること。

母だから。妻だから。という視点は
一旦置いておいて、
本来の自分に戻ってなりたい理想像を明確にしてそこに少しずつ向かって進んでいくこと。

そうやって「自分」のことも忘れずに
「母」としても歩んでいくという形。

母たちは誰に遠慮することなく、
もっと「自分」と繋がって、大切にしていい。

「仕事」と「子育て」の両立が
よくテーマに上がるように
もっとパーソナルな部分での
「自分」と「子育て」の両立も
人としてのバランスを保つ上で大切なことだと思います。

自分の力ですくすく育ち、
未知なる未来へとどんどん
ステージを進めていく子どもたちをみて

「よし。君たちはまた一歩、自分の道を進んだね。母としての私も一歩ステージが進んだ。
それじゃあ...「わたし」はどんな一歩を進めよう?」
 

君たちの一歩はママの一歩より
いつもはるかに大きな一歩だけれど、
「母」」としても「ひとりの大人」としても
自信をもって君たちの背中を押せるよう、
ママもママの歩幅で一歩一歩成長していくからね。

「子どもの一歩」
「母としての一歩」
「自分としての一歩」

出来るならばどれも大切にできる人でありたい。


まだまだ大きなランドセルを背負った
小さな背中を送り出した後、
急に静かになったリビングで
そんなことを考えている、春の朝です。


<久住あゆみさん連載>
公立&インターのダブルスクール、年子男子とのにぎやか生活

       
  • 天気のいい日は、テラスで日光浴

  • 旅行ではママを手伝ってくれたけど…

  • 愛犬のココと

          
  • 愛用した幼稚園グッズにさようなら

  • フォトグラファー養成中

  • お絵描きをした後は…

  • すぐに脱ぎたがるのは男子の特性でしょうか?(うちだけ...!?)もうすでにこの季節から庭ではバケーションムードです。

  • 春休みに電車で旅行した時のこと。手伝うよ!と左手にはかっこよくスーツケースを!
    だけど、電車の揺れが気持ちよくてママのひざでつい、ウトウト。

  • 長男の大好きな愛犬ココ。ココが大好きな長男。いつも仲良しです。

  • 幼稚園で使っていたお弁当バスケットと園バッグ。最後にギュッと抱きしめて。ありがとう!さようなら。

  • 私の趣味のカメラ。子どもたちも自然と興味がでてきて...!カメラ男子を養成中。

  • お絵描きするとなぜかくり抜きたくなるみたい。大好きなスパイダーマン。