【エッセイスト久住あゆみが綴る、年子男子の子育て日記】

今年の冬の旅行は、北海道・ニセコへ。

スノーリゾート好きの夫の希望で
毎年冬は雪国に出かけます。

以前は、主に海外でした。

素晴らしい雪景色を求めて、
かなりの遠出をしていたのですが
（カナダやスイス、フランスなど）
コロナ禍の海外自粛を機に初めて訪れた
ニセコがあまりにも素晴らしすぎて、、！
「今までどうしてあんなに苦労して遠くへ行っていたのだろう。。」と、この冬も、迷わずニセコに決定。

ニセコというと、羽田から飛行機で札幌到着後、
さらに車で2時間半かかるので
子連れだと「結構遠いよねぇ」と思うはずなのですが
着いてみて思うことは「近い！楽！素晴らしい！」

これまでの冬の海外旅行で
相当な負荷をかけていた甲斐あって、
知らず知らずのうちに、
子連れ旅行の筋肉がついていたようです。笑

育児も旅行も筋トレも高負荷のあとは軽くて楽。
こんなところに共通点が！なんて思ったりして。
　
国内旅行は時差の調整が必要ないのもとっても大きい。

今回の滞在は6日間。
到着日は荷解き、ディナー、温泉。と
ゆっくり過ごして心身を徐々に旅行モードに。

翌日からは4日間、スキー。
そのうち2日は子どもたちを
インストラクターさんにお任せして、
親チームと子どもチームに分かれ
朝から一日中スキー。

子どもたちにはそれぞれマンツーマンで先生を。

同年代だし、
兄弟一緒でもいいかなぁとも思うのですが、
グループレッスンだとレッスン中に
「待ってる時間」が倍増するのが少しネック。

ゲレンデで過ごす時間は貴重なので
教わるならばみっちり濃い時間で！と願い、
今のところ、そうしています。
ランチは合流して食べていたようで微笑ましい。

その後の残り2日は家族でスキー。
みんなで滑れる幸せで楽しい時間なのですが、、

年々子どもたちにどんどん差をつけられて複雑な気分。

スキー歴は長男5年目。次男4年目。
5年前に20年ぶりにスキーを再開したわたし。。

子どもたちは毎年きちんと指導を受けて
どんどん成長スピードに加速がついている。

わたしは自己流なので特に成長なし。

頼もしい。嬉しい。寂しい。
そして、悔しい。。
遅いわたしを夫と息子たちが麓で待つ。という
パターンになってしまっていた今回。

次回は私もインストラクターさんにお願いしよう。
まだまだ負けてはいられません...！

去年も今年もホテルは
パーク ハイアット ニセコ HANAZONO。

スキーはもちろん、
プールも温泉も各ジャンルのレストランも
すべて揃っていて、何不自由なく過ごせます。
接続しているゲレンデ以外は今回もほぼ、一歩も出ず。

そうそう、今回子連れで初めての
フレンチフルコースに挑戦したのです。

我が家の息子たちは、外食に行っても
さっと食べてすぐに帰りたい派の人たちなので
皿数が多い。時間がかかる。静かに過ごす。
が条件のフルコースはなかなかハードルが高くて。

だけど、弟もこの度小学生になったことだし。と
思い切ってチャレンジしてみることに。

結果、きちんとデザートまで（ギリギリ）座っていられて、
一皿一皿の感想なんかも家族で一緒に話せたりして
フルコースデビュー、心配をよそにあっけなく成功。

その後はホテル内にカラオケルームを発見してしまい、
ノリで行ってみることに。

ここで、張り切るのは夫。
カラオケの流儀を熱く指導。

マイクの角度、口との距離のバランスや
流れを読むことと、選曲センスについて、
（1曲目は誰もが知っている盛り上がる曲。
ラストソングは感動、壮大系かさよなら系）
人が歌っている時の聴き方、盛り上げ方、
デンモクの使い方、内線での注文の仕方などなど。

これは、、
彼らが高校生くらいになったら役立つでしょうか？笑

ちなみに1曲目は長男が「ドラゴンボール Z」を、
ラストソングは次男の「とっとこハム太郎」。
〆の選曲はアドバイスと結構違う気も。笑

と、こんな感じで子どもたちの成長とともに
旅先での楽しみ方も少しずつ広がってきて楽しい。

この冬の旅の記録でした。


＜久住あゆみさん連載＞
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