サーフィンに目覚めた娘、親として願う子どもの成長や幸せの在り方とは?

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パリからLAへ移住、EMIKOのティーンガール子育て

名前
EMIKO
家族
16歳と14歳の女の子、フォトグラファーの夫と4人家族
所在地
アメリカ・ロサンゼルス
お仕事
モデル、「nanamina」バイヤー、プライベートシェフ
URL
パリの子ども服「nanamina」

親はよく「子どもに成功してほしい」と願います。成功している人とはどのような人のことを言うのでしょうか。地位の高い人? 収入の多い人? 学歴の高い人?

今年の夏、世の中がガラリと変わり価値観もずいぶん変化してきたと感じています。本当の意味で、人間本来の幸せが問われる、そんな時代がやってきました。これまで社会に出て働くことが第一と思われてきましたが、人間本来の幸せに目覚める時が来たように思います。子ども達も同じで、テストのためや親や周りから言われたから勉強、塾通いするのではなく、自分でやりたい、と思うことを一生懸命やったらいい。その方が直感力も鍛えられるし、テストでは得られない「自分で工夫する」ということを覚えます。回答を覚えるのではなく工夫する、これが生きていく上でどれだけ大切なライフスキルであるかと考えさせられます。

前回も書きましたが、我が家の娘はこの夏サーフィンに目覚めました。あんなにずーっと寝ていた子が朝6時には起きて支度して出かけ、イルカと遭遇したり、波にもまれたり、一昨日はエイに刺されて大変な痛みも味わいましたが、翌朝には何もなかったようにまた海に入りに行きました。そして海に入った後は天然のデトックスがされているからかなんとも機嫌が良く、午後をいいムードで過ごしています。(海水でデトックス=究極のエプソムソルトバスですね)

そして私自身も子ども達を見習ってここ最近は毎日海に入るようにしています。朝起きてシャワーを浴びる前に、愛犬を連れてビーチに行ってひと泳ぎ。もしくは夕方夕日の時間に。一日一回海に入ることでどんなに体と心が癒されているか。おかげでこの猛暑も乗り切れています。自然と触れ合うことでより自分自身と向き合い、「心地いい」という感覚をもっと尊重していこうと決めました。

人間はうれしい時や心地いい時に高い波動を発します。その波動がこの地球には必要で、自分自身が満たされていれば他人にも優しくなれる。もちろん自然にも。これまでの縦社会から横社会に移行中のいま。いかに環境と共存して、周りの人たちと協力しながらいい世の中を作っていけるか。いかに自分が幸せだと感じることができるか。そんなことができる人たちが私にとっては成功者だと感じます。

       
  • 朝のビーチ

  • 料理をすることは自分を癒すこと

  • 季節の味をスイーツで

          
  • 一日の終わりも海で

  • 早起きして出かける静かなビーチ。豊かな自然のなかで1日を始めることがなんと贅沢なことか。

  • 娘たちがサーフィンに出かけている間私は家で料理をしていることが多いです。料理は自分へのヒーリング。夏野菜をたくさん使うラタトゥイユは夏の定番です。写真のル・クルーゼはもう20年くらい使っているもの。

  • プラムをたくさん買ってきたのでパイを作りました。これも我が家定番の夏の味です。

  • こちらは夕方のビーチ。日が沈みかけて、ピンク色の空が一面に広がっています。