自己肯定感を大切にする子育て。「Next!」って言える人生を!

Choice

パリからLAへ移住、EMIKOのティーンガール子育て

名前
EMIKO
家族
16歳と14歳の女の子、フォトグラファーの夫と4人家族
所在地
アメリカ・ロサンゼルス
お仕事
モデル、「nanamina」バイヤー、プライベートシェフ
URL
nanamina

最近「自己肯定感」という単語をよく目にします。私はこれに関してはかなり鍛えられてきました。というのも、24歳の時、いきなりパリでモデルになって毎日のキャスティング(オーディション)と戦う日々が長い間続いたからです。オーディション会場に行くと自分よりはるかに綺麗でスタイルのいい女性が並んでいます。「こんな中から私が選ばれるはずがない」とオーディション前から気分が滅入ることもしばしばありました。

だけど数をこなしていくうちに、仕事が決まるか決まらないかは私次第なのではなく、仕事内容によって、そのテーマが私にふさわしいかふさわしくないかで決まるということがわかってきました。

落ちても自分を否定されているのではなく、ただ単にテーマと合わなかった、というだけです。そして、この日は落ちても明日は受かる仕事がある可能性も多大にあるということ。人生も全く同じで自分が否定されてもそれは自分が悪いのではなく、ただ単に合わなかったから。

オーディションでは、部屋の外でいつも待たされて自分の番が来ると対面します。1分足らずの面談が終わると、「Next!」と係りの人が叫び次のモデルが入ってきます。

人生も、「Next!」だとこの経験から学びました。人生には常にNextがあって、今の不満な状況や人の感情も時と共に変わっていきます。今は良くなくても次はいい。逆に今は良くても次は良くないかもしれない。宇宙の流れのように状況も日々変化していきます。

私たちにできることは、落ち込んで、そして這い上がることです。とことん落ちたらもう上がるしかない。無理に笑ったりせずに落ちるときは落ちる。そして底辺まで落ちた時に、心の中で自分に「Next!」って叫べば、絶対に這い上がれます。

世の中には、絶対に自分を気に入って人生の採用をしてくれる人が何人もいるのですから。私はこのことを日頃から娘たちに言い聞かせています。特に長女は今16歳で恋も芽生える年頃。失恋しても「絶対Nextがあるから自分を否定しないで!」って、この春、彼女が泣いていた時に言いました。

自分を人と比べても仕方がない。人は人、自分は自分。誰になんと言われようが自分がいいならそれでよし。自分自身とは一生寄り添っていくものだから、自分だけは大切にしてあげましょう。自分以上に自分を守ってあげられる存在は他にないのだから。自分に愛を注ぎ、あふれて余った分を他人に与えればいいのです。

「人のため、子どものため、家族のため」と、自分に言い聞かせてしていることも、予想外にそこまでありがたがられてなかったりすることってないですか? 「え?こんなにしてあげているのに」って思うことも都度あります。だったら愛情の対象を自分自身にして、余裕ができた分で他人に尽くしたらいい。

それに、周りにいる友人でも、自分自身を好きでいられる人からもらえるパワーはとても大きい気がします。「やってあげてる」オーラを振りまく人よりも、「楽しい」オーラのある人と一緒にいたい。

私は娘たちに、母親として人生を謳歌する女性像を与えたいと思っています。人の目にはどう映るか知りませんが、「I Don't Care.」って言えるような、我慢するのではなく、やりたいことに挑戦する、楽しく笑顔のお母さんでいたいと。そしてやりたくないことはあまりしない•••。こんな母親に育てられた娘たちはどんな女性になるのでしょう? ワクワク、ドキドキ、でもちょっと恐怖•••です。

       
  • もうすぐハロウィン、その1

  • もうすぐハロウィン、その2

  • もうすぐハロウィン、その3

          
  • 久しぶりの家族写真

  • 街はハロウィンのデコレーションで賑わっています。だけど、この日はなんと30度超え。まだまだ秋の訪れは遠いロサンゼルスです。

  • パンプキンのデコレーションも、楽しいです。
    来週からは涼しくなるみたいですが、早くトレンチコートが着たいです。

  • こちらにも、素敵なパンプキンデコレーションを発見。

  • 家族4人で、久々のファミリーショットを撮影しました。