親心に潜んでいる「心配」という名の呪い
パリからLAへ移住、EMIKOのティーンガール子育て
- 名前
- EMIKO
- 家族
- 16歳と14歳の女の子、フォトグラファーの夫と4人家族
- お仕事
- モデル、「nanamina」バイヤー、プライベートシェフ
- URL1
- nanamina
- URL2
- EMIKO (@emikohanawa) Instagram
【パリからLAへ移住、EMIKOのティーンガール子育て】
「誰かを心配するというのは、呪いだ」というのを聞いたことがあります。
「心配」というのは、相手にネガティブなことが起きることを想定していないと、できません。心配している本人がどこまで視覚化しているかはわからないけれども、「相手が困っている」とか「トラブルに遭う」というイメージを脳内で作り出していているからこそ、「心配」が生まれます。
そして、相手がネガティブなことに遭遇するのをイメージしているのだから、心配をする行為は、相手にとってプラスのエネルギーを送っていない、ということになります。
親としてもそれは同じ。子どもの行く末を心配したり、日々起こることに対していちいち心配するのは、もう日常になりつつあります。気がつけば、私たちは親になった瞬間から、いつもいつも子どもたちのことを心配しています。
ではどうすればいいのか?
「心配」するのではなくて、それを「応援」に変えるのです。
つまり、子どもがネガティブな状況になることをイメージするのではなく、子どもがさらにハッピーになる未来を脳内にイメージし、それをサポートするんです。
「お母さんはあなたのことを心配しているのよ」って言われるより、「お母さんはあなたのことを応援しているわよ」って言われる方が、子ども達にとってどれだけ支えになるか。私たち親の方も、心配から応援に切り替えると、脳の中で一気にパーっと明るくなる気がします。
私の母は、いつも私を応援してくれました。私がパリに留学したいと言った時も、アメリカに移住すると言った時も、『心配』よりもそれははるかに『応援』でした。だから私自身も、娘たちをこれからもずっと応援していきたい。ポジティブに満ちたエネルギーをずっと送り続けたいと思っています。
子どもがもし失敗したら、そこで支えてあげればいい。最初から杖を出すのではなく、転んでしまった時は応急処置をしてあげて、また出発できるようにすればいいのだから。
〈EMIKOさん連載〉
パリからLAへ移住、EMIKOのティーンガール子育て