理想の自分に出会うため、できなかったことをひとつ"習慣化"すること

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パリからLAへ移住、EMIKOのティーンガール子育て

名前
EMIKO
家族
17歳と15歳の女の子、フォトグラファーの夫と4人家族
お仕事
モデル、「nanamina」バイヤー、プライベートシェフ
URL1
nanamina
URL2
EMIKO (@emikohanawa) Instagram

パリからLAへ移住、EMIKOのティーンガール子育て

こんにちは。気がつくと秋らしい風が吹くようになり、LAの空の雲も変わってきました。

アメリカではやっと学校が再開され、2019年の春から2021年の夏まで続いた長ーいオンライン授業もようやく終わりました。オンライン授業ギリギリまで寝ていた娘たちも、今はアラームを7時にセットして、朝からシャワー、着替え、朝ごはんと、忙しい毎日が戻ってきました。新たに放課後にテニスを始めたので、学校にいる時間が5時までとなり、とても長いキャンパスライフが始まりました。

そこで私も、娘たちの生活の変化に合わせて、自分のルーティーンを少し変えてみることにしました。

まず、必要以上に早起きしてみる。これまでは7時まで寝ていましたが今は6時15分にアラームをセットして、まだ外が少し暗いうちから起きます。そして、これまでずっと続かなかった『ノート』に、思いつく自分の理想の人生をダラダラと書いていきます。これは1日1ページと決めて。

本当はそのあとに『瞑想』を入れたいところですが、心のゆとりがない平日の朝は、ノートに理想を描いた勢いで、『オラクルカード』を一枚引きます。そこで出てきたメッセージを心にしまって、1日をスタート。

シャワーを浴びる前に鉄瓶にお水を入れて弱火にセットし、シャワーを浴びている間にお湯が沸くようにします。スキンケア、着替えが終わったら、白湯を飲んで犬のお散歩をします。これを、家族が起きる前に済ませておきます。

この流れを、誰の邪魔も受けず静かに行えることが、今の自分を"グラウンディング"させてくれます。めまぐるしく変わる社会状況の中で、文字通り地に足をつけ、自分軸を失わずに生きていける、そんな気がしています。

そして夕方は、ディナーを作る前に近所をお散歩します。うちの周りには結構丘があるのでそこを上ったり、降りたりしながら。朝早起きし、1日を通して適度な運動もするので、夜も10時を過ぎると自然と眠たくなります。本を数ページ読むと、すでにウトウト。

今、そんなルーティーンがとても心地よく感じています。

『これを生活に取り入れると、もっと向上するのになあ』と思いつつも、出来なかったことって、習慣にしてしまうと頭で考えるよりも体の方が慣れてきて意外と普段の生活の一部になり行動しやすくなるものです。

私にとって「早起き」は、したいけれど長年出来ないもののひとつでした。「デキる女は早起きをする」、なんて記事を読むたびに心が揺さぶられたりして。でもいざ気合いを入れて始めてみると、だんだんと体が自然と起きちゃうように。今では、エクササイズやウォーキングもしないとなんだか体がしゃんとしない。こうなったらこっちのもんです(笑)。

人間の脳はいつもと変わらないことに、"心地よい安全圏"を感じさせるようになっています。だから物事を変えると、脳が危険信号を送るのです。だから変われない•••。例えその変化が自分に良いことであっても、脳は"ダメだよ、危険だよ"と言ってくるのです。だけど、ここで自分のマインドに勝たなくてはいけません。マインドが勝ち、新しいコトを習慣化することができれば、今度は脳が"安全圏"のシグナルを送ってくるようになります。

そうすればその習慣はもうあなたのものです。喫煙も、ダイエットも、人への依存も、そして自分の性格もそうです。

皆さんも是非、自分の理想を習慣化してみてください。驚くほど簡単に理想の自分に近づくことができるはずです。

〈EMIKOさん連載〉
パリからLAへ移住、EMIKOのティーンガール子育て

       
  • ノートとカード

  • 至福の朝食時間

  • お気に入りのレストラン

          
  • コロナ禍の飲食店

  • 海散歩

  • 朝起きてすぐに手に取るノートと、その時々に自分に大切なメッセージをくれるオラクルカード。

  • 私の朝食はほぼ毎日同じメニュー。娘たちを送り出した後一人ゆっくりとお庭でいただきます。娘に「飽きないの?」と聞かれるけど、まったく飽きません。変わるのは季節のフルーツくらい。グルテンンフリーのパンには地元で採れた蜂蜜と黒ごまペーストを塗ります。マーケットで買ってくる採れたて卵に、塩麹とチャイブを添えて。コーヒーはここ数年飲んでいるJoshua Tree Coffeeをカフェオレにして。

  • 大好きなパン屋さん兼レストラン&デリの「Gjusta(ジュスタ)」は、ベニスにあるとてもポピュラーなスポットです。わたしも大好きな場所。

  • Gjusta(ジュスタ)」では、このコロナ禍、パーキングに植栽を増やして外のスペースも気持ち良くなりました。店内での飲食不可、という規制が出てもそこで負けない、もっと快適にしよう、というお店の意思も好きです。頑張れ、飲食業!

  • 娘と愛犬と一緒に、海に行きました。とても気持ちが良かったので、これも習慣化したいな、と思っています。