14歳長男の夏期オンラインスクールで得た、予想外の気づきとは

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愛が重めの七転八倒の子育て in シンガポール

名前
はずき/HAZUKI
家族
5人(14歳の長男、11歳の次男、8歳の長女)
所在地
シンガポール
お仕事
主フ
URL
Hazuki🇸🇬『簡単ご飯』と『3人子育て日記』

愛が重めの七転八倒の子育て in シンガポール

冬の日本から帰国しまして
早速、日常を再開しております。

この冬も
森の家でたくさんのゲストと共に
それぞれの子どもたちの成長を喜び合い
ママパパである
自分たちを称え合いました。

海外にいても
こうして帰国する度に会える
気のおけない友人がいるのは
本当に救いで
その友人たちは
私の中でとても大きな存在です。

髪振り乱し子育てをしていた時代
悩みもいっぱい共有しながら
一日一日をただただ
乗り切ることに精一杯だった

なのに
写真を振り返ると
そこには疲れていながらも
ハツラツとした私たちがいるのが
不思議な現象です。。

さて、、

インターナショナルスクールというと、
「おやすみが多い!」で有名ですが
我がキッズの学校も類いにもれず
お休みが長いです。

夏休みはゆうに2ヶ月ほどありますし、
冬休みもたっぷり3週間はあります。

サマーキャンプなどが盛んになる訳です。

海外に住んでいると
長いお休みは日本に一時帰国して
小学生は地元の小学校に通わせて頂く、
中学生くらいになると
海外の大学主催の講座にキャンプという形で参加する
というのが
よくある長い休みの過ごし方だと思います。

我が家も上の子たちが小学校低学年の頃は
地元の小学校に通ったりしていましたが
規定が変わり
それができなくなったと同時に、
子どもたちの
「日本の家が大好き過ぎてとにかく家で過ごしたい!」
という主張が強くなり。。。

ある時から夏休みと冬休みは
日本の家でとにかく過ごすようになりました。

その分
図書館に行って本を読む(日本語なら漫画もOK)
日本語の宿題をする(日本語習得は我が家の絶対ルール)
ピアノをする(音楽も我が家のちょっと絶対ルール)
家の周りを謎にとにかく走る(逃げ足は速い方がいいよね)
公園に行って身体を動かし、自然を感じる(北半球ならではでしょ?) 
ママが普段している家事を子どもたちがする(そろそろ、ママも自分軸に戻りたい)

などをルーティンにして
とにかく
生活以外の何もしない(意外としてるよ?)、を基本にしております。

ただ、14歳の長男に関しましては
それではちょっと、、
刺激が足りないかなと思ったりする訳です。

そこで
去年の夏に行ったのが
オンラインスクール」

アメリカの大学が主催する
ティーン向けの講座を単発で受ける、
というものです。

日本が大好きで
日本で出来る限り過ごしたい長男にとって
日本に居ながらにして、受けたい授業を受けられるなんて
最高以外何ものでもありません。

盛り上がって進めていく
息子を横目に、、
PCという画面上の授業か〜と
斜めに考えていた私です。
(思考の古さが窺えます。。)

が、、
私の予想と反して
あんなに生き生きとした長男は久しぶりに見たと言っても過言ではないくらい
そのオンライン講座自体の効果以上に
その講座を受ける事で生まれる
相乗効果たるや、素晴らしかったのです。

我が家の子どもたちが通う学校は
シンガポールのインター校の中でも
同じ学年に300人ほどいる
かなり大きめの学校になります。

クラスも、
ホームルームクラス用に分かれていたり
選択科目ごとのクラスもあるし、
イベントの時にはまた違う形でグルーピングされ、
一人でも多くの生徒と交流を持たせようとする
学校側の努力が心底感じられるシステムです。

さぞや、毎日刺激でいっぱいかと思いきや、
流石に6年いると
14歳には
全てがどこかルーティンで
だんだんと刺激がなくなっているようで
「楽しいし、居心地も悪くないけれど。。。物足りない。。」
が始まっているようでした。

実際、そんな風に口にしたりもしていて
そんな矢先に
自分と同じように、
もしくはそれ以上に自分たちの意志を持って
夏休みに敢えて
興味のあるプロジェクトに参加したい
という世界中から集まった
同年代の(同年代がポイントです。年上の子がいたのも良かったらしいです。)子どもたちと一緒に
ある一定期間
学ぶことができた時間は
自分の知的好奇心も満たされ
自分自身、成長しているという実感もあり
(ボキャブラリーの足りなさを痛感したようです。)
週に3回、を3週間でしたが
その間、そしてそれ以降
とてもいい顔をしていました。

講座がある日は
家族で決めている朝のルーティンも
意識高めで臨みます。

講座が始まる時間までに
やるべきことを終えて気持ちが良い。
講座が始まると
自分の成長も感じられてまた気持ちが良い。
講座が終わると
自分が大好きな場所と環境で
自由な時間を謳歌できて最高に幸せ。
そして
その達成感と恍惚感と充足感で一日が終わる、、、

自分が満たされると
こんなにいい顔をするのね、と
隣で見ていて
とにかく
気持ちがよかったです。

どんな人間にも言えることだと思いますが
自分が満たされると
全てがうまく回りだす。
長男を前にその循環を再確認させられた気がしました。

息子が受けたオンライン授業の詳細は
URLで載せておきますね。

Johns Hopkins
Center for Talented Youth
"World building"


コロナ以来、
大人たちの間でリモートワークが進んだように
子どもたちの間でもオンライン授業の浸透は加速しています。

講座だけでなく
学校自体がオンラインで
卒業するのに必要な単位を取得できる高校もあります。

孫泰蔵さんの『冒険の書』にも書かれていたように
学校というものに通っていた時代があったんだね〜
という時代が来るのかもしれない。

大人も子どもも
好きな場所で
働き学ぶ。

働く場所も
学ぶ場所も
自分が選ぶ
時に、
国を超えて。

そんな事を実感として感じた
子どもたちの長期休みでした。

そして、、

この夏休みの体験が
今後の我が家の人生を左右することになるとは
この時はまだまだ知らない私たちなのでした。

人生とは、予測不可能の連続。
だから楽しいし、
むしろそれを楽しむことが
私たちの使命?

次回へと続きます。。。


<HAZUKIさん連載>
【愛が重めの七転八倒の子育て in シンガポール】

       
  • 冬の帰国時、長男と夫と見晴台へ

  • 長男&夫と私の3人行動が増える日本滞在

  • 森の家では、みんなで朝食作り

          
  • 長男の十八番、ブレックファストサンドイッチ

  • 元旦は祖父母と共に過ごすのが恒例

  • 長男が2歳の時からの幼なじみと

  • 長男と夫と3人で登った見晴台。ここからの景色がこんなに遠くまで見えることって実はなかなかないんです。だから、ラッキー! 何かいいことありそうです。

  • 双子説がある次男と末娘は、同じ行動を取りたがるので、必然的に長男と夫と私という3人の時間が増える、森の家での生活です。3人でちょっと大人の会話をしたり。思春期の子育てを楽しいと感じられる時間でもあります。

  • 森の家で私が朝ごはんを作ることはほとんどありません。朝ごはんはみんなで作る。そのためにキッチンも大きめにしたんですから!

  • 森の家に来るたびに作っては、長男が身体に覚えさせている得意料理。

  • おせち料理は去年からはお取り寄せにして、母と私で「楽」してます。日本の文化は知ってもらいたいけど、それに縛られると、、子どもたちも将来大変かな、、なんて。どっちつかずになりがちな「あるある海外在住日本人」ですみません!

  • さすがは2歳からの幼なじみ。性別なんて関係なく、とってもニュートラル。家族ではないけれど、ただの友だちでもないということをお互いよくわかっているのが伝わってきてほっこりします。