ついに家族でフランスへ移住、さっそくヨーロッパの洗礼を受けるの巻

Choice

愛が重めの七転八倒の子育て in フランス

名前
HAZUKI
家族
5人(14歳の長男、11歳の次男、8歳の長女)
所在地
フランス・パリ
お仕事
主フ
URL
Hazuki🇸🇬『簡単ご飯』と『3人子育て日記』

【愛が重めの七転八倒の子育て in フランス】

無事にヨーロッパ大陸に上陸しました。

トランジットを含めての日本からフランス行きのフライトは
さすがに疲れました。

いかにシンガポールからのフライトが楽だったかを
早速に思い知った我が家です。

と、、
前置きはこのくらいにしておいて、、

まずは、
3ヶ月の夏休み
お疲れ様でしたー!

長い長い夏休み。
でも、
本当に本当に濃くて充実していて
もう、このまま
ギャップイヤーは終わってもいいんじゃないかと
思うくらいです。

『ヨーロッパ、奥深し。。』
バルセロナ(スペイン)、ポルト(ポルトガル)、リスボン(ポルトガル)、
シントラ(ポルトガル)、アビレス(スペイン)、サンセバスチャン(スペイン)
と、
オリンピックの混雑と混乱を避けつつ
ヨーロッパの冷房なしの猛暑を避けつつ
フランスより西側を回る感じで
旅を計画しました。

ハイライトは、、というと
ありすぎて困りますが
まずはBright Choice的に
ボーイズのサッカーキャンプを
取り上げて
今回はご紹介したいと思います。

BENFICAという
ポルトガルでは誰もが知る有名チームでの
サッカーキャンプ。

日本人の選手も何人か
所属していたことがあるほどのチームです。

さぞ、厳しくて、
ついていくのが大変なのでは、、と
その日が近づくにつれ
ワクワク&ソワソワが止まらない長男。

自分が参加することを知ってるのかな?とこちらが
心配になるくらい、淡々と日々を過ごす
マイペースな次男。

やっと、静かな数時間を日中に持てる、と
嬉しさがダダ漏れの私と夫と娘。

そんなこんなで迎えた初日は
もちろん一番乗りです。
さすがは、ポルトガルあげてのチーム

施設は大変に充実し
スタッフの人数も受付作業をしながらも
雑談するスタッフがいるほど。

子どもたちの扱いは慣れつつも
子ども扱いしない対等な感じが好印象。

グッドバイブスしかない会場に
爽やかな気持ちで「また夕方に!」と
ボーイズを残して、去った私たちです。

こういう日のお迎えは
1日のハイライトになりますよね。
どんな感想が聞けるんだろう。
どんな化学反応が生まれただろう。
って。

8時半から17時半までのサッカーキャンプ
さぞ、疲れて帰ってくるでしょうね、
美味しいものを用意して
待ってよう。
そんなことまでも思った私です。

が、、
「涼しいから疲れないよ」
「そんなにテクニックは教えてもらわない」
え。。
「ランチが少ないんだよねー」
「ランチの時間が長すぎだし、どこにも行けないのー」
英語がわからないコーチがいて、何言われてるかわかんない」
えっと。。
違う意味で予想を遥かに超える
コメントの数々。。

がしかし、
コメントはそんな感じだけれど
子どもたちはとても楽しそうで
明日も行きたいという。

そこはやはり、
色んな国の子がいる刺激、
久しぶりに同世代と過ごせる時間、
テクニックは教えてもらえずとも、
充実した施設で思いっきりサッカーができる環境は
色々なネガティブも覆す、、らしいです。

『全ては経験、前向きに』を
合言葉に毎日お迎えに行った私たちですが、、
本当にその通りで、
日を追うごとに
ネガティブなコメントは
「課題」となっていったのでした。

インターナショナルスクールで育ち、
英語をネイティブレベルで喋る子どもたちにとって
初めての語学の壁でした。
ただ、ただ、何を言われているかわからない、で
終わらせるのではなく、
携帯の翻訳機能に頼るとか、
自分が持ってないなら、コーチの携帯を借りるとか。
サッカー単語だけでも覚えていくとか。
言葉が伝わらなくて、自分を表現できなくて悔しいなら
言葉以外で表現する方法を見つける。
プレーで表現する、プレーで凌駕する。

長すぎるランチ時間、
暇ならその場でできることを考える
トランプなら言葉が通じなくても
一緒に遊べるよね、とか。
携帯持ってる子の
画面を見せてもらうとか(笑)

ランチが少ないなら、
こっそりバッグに
さっと、口に入れられるものを持っていくとか。
どんなに取るに足らないことでも
「与えられた環境でクリエイティブに過ごすこと」は
人生においてとても大切なこと。

サッカーキャンプで学んだことは
サッカーのスキル以上に
「生きていく上で大切なこと」だったのでした。

事実、
子どもたちはどんどん友だちを作って
年齢を超えて
キャンプの後も、もう夕飯の時間になっているというのに
施設のどこかでサッカーをし続け
ボールひとつでコミュニケーションを取る、
という術を身に付け
最終的には
仕事を終えて帰るコーチを
むしろ、見送る側になる程までになりました。

そう言えばその昔、
シンガポールでサッカーに精通しているパパ友に
「ヨーロッパやシンガポールのサッカーは15歳まではパワー重視、
15歳を過ぎた頃からいよいよスキル、テクニックに入る」
と聞いたことを思い出しました。

どおりで、コーチが細かいことを言わないわけです。
子どもたちがのびのびしているわけです。

「正解」を求めて動く前に
体の本能に従って動く。

どちらの教え方がいいとか悪いとかではなく、
色んな教え方、学び方があることを
知れた子どもたち。

そこから
自分はどんなスタイルでサッカーを学んでいくのが好きなのか
を、知れたら最高だな!と
思った私です。

異文化交流はやはり
楽しい。
言葉が通じなければ
通じないほどに
面白みがあります。
そんなことを
家族で感じたサッカーキャンプ
(と、私たちの自由時間♡)でした。

次回はいよいよ、
フランス日常開始につき
子どもたちの学校情報をお伝えできたらと
思っております!

サッカーキャンプ情報は
こちらです。

そしてこちらは、
私たちが経験したものではないのですが
ヨーロッパで
自分自身はリモートで働き、
子どもたちはデイキャンプに通う、
という夏を過ごした友人のご家族がいます。

子どもたちだけでなく、大人も家族でしっかり楽しめる過ごし方で
素敵だなと思ったので
そちらの情報も載せておきますね。


<HAZUKIさん連載>
【愛が重めの七転八倒の子育て in フランス】

       
  • 夏休み・ヨーロッパ編の始まり

  • バルセロナはやはり、暑かった!

  • 小さめのトランプは旅に最適のおもちゃ

          
  • 環境のことも考えたくて、レンタカーは電気自動車に

  • こちらがBENFICAのスタジアム

  • キャンプ最終日は、チーム内で試合

  • フランス・パリからスペイン、ポルトガルと周る旅。移動が多いので、荷物は最小限に。筋トレになるからと率先して荷物を持ってくれる長男。助かります。

  • 乾燥と暑さで冷たい飲み物が余計に美味しくて奪い合いです。

  • ポケットに入れられるトランプは旅に持っていって良かったもののひとつ。ミラクル次男とおてんば娘のトランプスキルが異常に上がったのも夏休みの収穫です。

  • ただしポルトガルの電気自動車の充電システムはとても複雑で…。苦戦しましたー! 大人も刺激がいっぱいです。バッテリーの減りを抑えるために、冷房を当たり前にかける習慣がなくなったのは嬉しい誤算です

  • 子どもたちが練習した場所は、このスタジアムの前のフィールドですが、毎日このスタジアムに通って施設を一部共有しただけでも迫力があったようです。

  • この日は保護者たちもしっかり観戦。参加者はヨーロッパのみならず世界中からやって来ていて、つくづく「当たり前」はないと思わされる一方で、子どもたちに充実した夏休みを、と思う親心は共通しているなと思いました。