ミラクル次男は、ミドルスクールという大きな壁にぶち当たる
愛が重めの七転八倒の子育て in フランス
- 名前
- はずき/HAZUKI
- 家族
- 5人(14歳の長男、11歳の次男、8歳の長女)
- 所在地
- シンガポール→フランス
- お仕事
- 主フ
- URL
- Hazuki🇸🇬『簡単ご飯』と『3人子育て日記』
【愛が重めの七転八倒の子育て in フランス】
あっという間に3月に突入し
出会いと別れの季節、春ですね。
シンガポールでも
日系企業の方の本帰国やスライド(日本以外の他の国に移動すること)がある時期なので
お別れの季節でもあり
流石に季節を感じられる時期でもあります。
さて、、
我が家の子どもたちは
ターム(学期)の真っ只中でもあるので
特に変わりはなく
新しい学年にもすっかり慣れて
平常運転になりつつある
シンガポールの学校生活を楽しんでおります。
ただ一人、次年度から
中学校の枠(ミドルスクール)になる
次男の周りだけが
少々ざわつく感じでしょうか。。
私のインスタグラムでは
「ミラクル次男」という
僭越ながら素晴らしい名称を付けさせて頂き
(親としてのジャーニーをお察し頂けましたら幸いに存じます。)
心ある優しいフォロワーさん方が
応援し見守って下さっている
というありがたい環境にいる
我が家の次男。
(なんてことは本人は知る由もありません。)
学校では
すっかり周りのクラスメイトが
大人の階段上がる中
頑なにマイペースを貫かせていただいております。
彼とのジャーニーは数知れず
なかなか、先生方との相性がうまくいかず
何度、親として胸を痛め
涙を流し(すぐ泣く!)
メールを書き直しては送り
先生方との相互理解を深めて行ったことか。。
もちろん
他の学校も視野にいれ見学にも行きました。
気を張って
気を揉んだ数年でしたが
やはりそこは、学校側も色々な子(と親)を抱えるプロフェッショナル。
数々のジャーニーを経て
今となっては
ミラクルにぴったりな先生を担任にして下さり
サポートも手厚く
リーディングの時間などは
ミラクル専属に先生をつけてくださったりと
20人以上生徒を抱える先生の
足を引っ張らないよう
かつ、
ミラクルの個性を守り
潰さないようサポートしてもらえる
そんな体制をとって頂いております。
ただ、これは
小学校までのお話。
中学校になると
クラスは細分化され
全ての教科ごとに先生は異なります。
ホームルームの先生こそ
いらっしゃいますが
あくまでホームルームで
それはもう
「学校は何をするところであるかしっかり理解した上で通っている子どもたちのコミュニティ」
が前提のシステムです。
・静かに授業を受けられる
・人の話を聞くべき時はじっと動かず聞いていられる
・やるべき作業がある時はその作業にフォーカスできる
文字にすると
至って簡単な前提ではありますが
なかなか我が家のミラクルには難しいのです。
それは彼の中にその前提がないから。
頭で理解しようとしても
右から左に抜けていく感じ。
でも、たとえば
揺れる椅子に座りながら
人の話を聞くことや作業をする事はできます。
つまりそれは
揺れる椅子に座っていられることで
「じっとしていなければならない」という事を意識しなくてよくなり
やるべき本来の作業に集中力や意識を向けられる
なんとなく、伝わるでしょうか・・?
ミラクルにとって
静かにじっと座っていることや
人の話に耳を傾けることは
そのこと自体に集中力を必要とすることなのです。
などなど、、、のような
ミラクル特有の取扱説明書を
先生が知っておいていただけた方が
先生にとっても彼の行動を理解しやすいでしょうし
ミラクルにとっても誤解されずに済む
ということで
現在の愛溢れる担任の先生が
ミラクルの特別取扱説明書を
レポートにしてくださいました。
そのレポート内容の細かいこと。
ここまで細かくミラクルの言動を
言語化し、可視化して下さり
頭が本当に下がります。
(でも、あれだけ細かく書かれていると
やはり、多少のショックがあったことも
正直にここに書きます。)
この取扱説明書を先生方が共有してくださる
ということは
本当に心強いサポートです。
とはいえ、
年齢が上がれば上がるほどに、
ミラクル自身が
まずは自分の特性を理解して
ミラクル自身が
彼を取り巻く環境や人々に
必要に応じて伝えることができるようになること、が
目指したいところです。
それはまるで
まずは自分自身が自分自身の理解を深める
という
ここ数年、私自身が向き合っていた作業でした。
自分自身を知ることは
世界平和への第一歩だと
はっきりと思う今の私です。
ということでミラクルは
OT(occupational therapist)との時間を
設けることになりました。
この時間を
「自分自身を自分自身がより理解する」ための時間である、
ということを
ミラクルが意識を持ってくれるといいなと思います。
もしかしたら
この自分自身を見つめる作業というのは
人生をかけてゆっくりゆっくり
行っていくことなのかも知れません。
私たちのミラクルには
その作業が少し早めに必要なんだと
私は理解しています。
ミラクルが社会に適応しやすくなるように
平均化するのではなく(これは一番避けたいことです。)
現段階のミラクルの特性を見つめ
どうしたら、その特性を
もっと活かすことができるか
その特性が応用できることはないか。
そして
その特性を言語化できるようになることで
ミラクル自身が
いつでも誰にでもシェアできるようにする。
正直なところ、
私はこのOTに対して
偏見があって(ごめんなさい。)
ミラクルの個性を逆に潰されるんではないかと
危惧していました。
だけど、
↑のように理解することで
「あ、ちょっと高尚な時間をミラクルは設けるんだ」と
思ったら
すんなり腑に落ちて
俄然やる気になりました。
そして、その理解であることも
セラピストには伝えています。(夫が。)
自分なりの意味を見出し、伝える。
この作業の大切さも
自分を見つめていく時間で学んだことです。
そして、もう一つ。
ミラクルの月星座は「射手座」
月の射手座を満たすのに
これからのOTとのセッションは
まさにピッタリだと
思う私です。
※月星座って?という方は、私が信頼する
「元金融業界出身のライフコーチによる星読み」
のアカウントをチェックしてみてくださいね。
さあ、
ミラクルの高尚な(!)ジャーニーが始まります。
乞うご期待!!
<HAZUKIさん連載>
【愛が重めの七転八倒の子育て in フランス】