最終目的地アメリカに着きました|いよいよ新生活がスタート!

愛が重めの七転八倒の子育て in アメリカ
- 名前
- はずき/HAZUKI
- 家族
- 5人(14歳の長男、11歳の次男、8歳の長女)
- 所在地
- アメリカ・ポートランド
- お仕事
- 主フ
- URL
- Hazuki『計量しない彩りご飯』と『三人子育て🇫🇷』
【愛が重めの七転八倒の子育て in アメリカ】
こんにちは。
前回のコラムからたった1ヶ月しか経っていませんが
この1ヶ月の濃さと言ったら
もう半年は経ったのではないかと言うほどに
色んなことがありました。
色んなことを済ませました。
ToDoListを書いては消し、
書いては消しを繰り返し(そうでないと忘れてしまうので!)
ただいま、最終目的地である
アメリカ合衆国オレゴン州ポートランドにおります。
フランスでのギャップイヤーを無事に終え、
引っ越しを済ませ、
途中、シンガポールへ2泊寄り
シアトル経由でポートランド入りしました。
そこから、1週間のホテル暮らしを経て
1週間の自宅でのエアマットのみの生活を経て
延びに延びたフローリングの修理が終わり、家具が届き、
1年ぶりに、自分たちの家で、自分たちの家具に囲まれて暮らしております。
海外引越しって
どんなに段取りを組んでも、
必ず思いがけない延期があって
キャンプ生活を余儀なくされ、
それもまた過ぎてみれば良い思い出です。
それでも、
ここは365日年中無休のアメリカ。
銀行、運転免許証、車、保険などの事務手続きは
サクサクと終わり、
目下、中古で購入した家の手直し、お庭を整え
すでにあるもの、、を「私たちらしく」にアップデート中です。
まだまだW主フ体制のため
夫と毎日のように訪れるのは
DIYのお店、ガーデニングのお店。
フランスでの暮らしも大変素朴ではありましたが
アメリカでの暮らしはもっと素朴。
みんな自分で手作り、素材を買って、組み立てる。
プロフェッショナルに任せて
お金で解決する人よりも、
自分たちで調べて、
プロが通うお店で素材を購入し
自分の手でお家を作っていく。。
そんなアメリカの素朴さとお家への愛を日々感じています。
さて、肝心の子どもたちはというと
「言葉が通じるから、楽勝~!」
「言ってることが全部わかる~!」
「移動が車で楽ちん~!」
フランスの1年を挟んだおかげで
アメリカは楽勝だそうです。
これは思ってもいなかった嬉しい誤算です。
ただ、ミラクルに関しては、、
中学生ということで
システムがガラッと変わり、
履修科目は生徒によってかなり違って
一緒にランチを食べたいお友だちと会えなかったりで
お弁当を食べずに帰ってくる日が
1週間ほど続きました。
そんな1週間、
ランチタイムは図書館で
漫画を読み耽っていたそうです。
流石に心配しましたが
「一人でランチ食べるってすっごくクールじゃない?」
「今日は半分でいいから食べてきて。」
「誰も君がひとりで食べてるなんて気にしてないよ。」
「ご希望のサンドイッチにしたよ。」
など、
彼の繊細な心に寄り添ったり、
ちょっと発破をかけたりして、、、
最後はちゃんと、たとえお友だちに会えなくて
ひとりぼっちだったとしても
お弁当を平らげてくるようになりました。
今ではすっかり元気です。
その証拠に先日届いた先生からのメッセージ。
「ミラクル君が体育の授業中、ふざけてお友だちのズボンを脱がしました。
お家でも注意してください」
もちろん、お家で厳重注意はしましたが
その後、夫とは共に胸を撫で下ろしたことは
言うまでもありません。
一方、おとぼけ長男は、
有言実行で学校のサッカーチームの選抜に選ばれ
ありがたいことに
青春を謳歌しまくりです。
選抜に選ばれると、
周囲には「本気でサッカーしてる子」と認知されるので
何を言わずとも、自分自身を印象づけることができるだけでなく
とにかく頻繁に選抜チームで過ごす時間があるので
学校の中にも「居場所」ができるのです。
これは、新しいコミュニティに所属するときに
いちばん助かることかと。
そして、アメリカ・オレゴン州の法律では
16歳で運転免許が取得でき、
ある一定期間を経ると
20歳以下の子を同乗させることも許可されるので
先輩の車に乗せてもらって
帰ってくることも増えました。
このドライブ時間が
先輩との距離を詰める絶好のチャンスであり
進路のことなども聞くことができる刺激の時間でもあります。
長子であるおとぼけにとって
先輩方のフレッシュな話を聞けるのは(公私共に♡)
楽しいの極みらしいです。
側から見ていても
なんなら、先日はおとぼけご本人も言っていましたが
「青春しているな~」と
嬉しいを超えて、この環境に感謝しかないです。
そして、
淡々と安定しているおてんば娘は
制服から私服になったことで
目下、独自のオシャレに夢中です。
私的には、ワードローブは少数精鋭で行きたいところですが
何が自分に似合うのか、
どんなオシャレをしたいのかを知ることは
自分自身を知ることでもあるので
今はできる限り
彼女のリクエストに応えて
お洋服を買いに行くようにしています。
これも大事な通過地点かと。
まだまだ
綴りたいことはたくさんありますが
コラムも、私たちのアメリカ生活も
まだまだ続くので焦らず一つずつ
綴っていこうと思います。
もちろん、小さな色々はあっても
子どもたちは本当に元気に前向きに順調に
アメリカという国の文化も
オレゴン州という環境も受け入れ
大満足のようです。
ありがたい。本当に。
子どもたちを見ていると
アメリカに来て良かったと思わない日はありません。
ただ、、最後にひとつだけ、
私の心の中の奥底の本音を言ってもいいですか?
アメリカは素晴らしく合理的で
新しいことにウェルカム。
とっても真面目で
365日休まない、勤勉な国。
だからこんなに多種多様な人がいるにも関わらず
ここまで発展したのだと思います。
でも、それだからか、、
そんなアメリカの前向きすぎる雰囲気に
飲み込まれてしまう瞬間があって
そんな時、私はとっても胸がザワザワするのです。
自分の心が置いてけぼりになっていると感じて
不安になったりします。
そしてそんな時は決まって、
新しいことにちょっと懐疑的で
何が良いか、よりも
何が好きか、したいか、を通そうとするフランスの
あの感じ、、が懐かしく感じるのでした。
そんな自分に気づいてしまった私ですが
さあ、どうやってここアメリカで生きていくか
コラムを読んでくださっている
皆さんにも見守って頂きつつ、、
また次回のコラムまで
真摯に日々を重ねていこうと思います。
ではまた!!!
<HAZUKIさん連載>
【愛が重めの七転八倒の子育て in アメリカ】