秋キャンプにおすすめ、子どもと楽しめる穴場キャンプ場をご紹介します!

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キャンプインストラクター、ヒャクタロウのアウトドア育児

名前
ヒャクタロウ / Hyakutaro
家族
4人(6歳の男の子、1歳の女の子)
所在地
東京都/山梨県甲府市
お仕事
キャンプインストラクター
URL1
hyakutaro_Instagram
URL2
原点回帰オフィシャル

キャンプインストラクター、ヒャクタロウのアウトドア育児

海に! 川に! 山に!
「あー、大変だったけど、子どもたちにも、喜んでもらえたし、楽しかったぁ!」

そんな夏キャンプ真っ只中! って方は多いんじゃないでしょうか。
親は色々と大変! でも楽しいキャンプ、今から準備して秋にも行きましょうよ!

キャンプに行く準備、それはズバリ!日程ですよね。
ほとんどの方が土日と祝日を利用するのではないでしょうか。
子どもたちの都合と、パパママの予定を合わせるのは、まぁ、なかなか大変です。
我が家では、基本的に年間スケジュールの土日、祝日はキャンプで埋めておいて、そこから学校行事や習い事、その他の予定を引いていって予定を作ります。そこまでするご家庭は、普通はないかも知れませんが...汗。

でも、そうしておくことで、土日のライフスタイルを自然に決めておけるんですね。これがアウトドア育児の基本!笑

もしくは、昨今のリモートワークの流れで、ワーケーションを利用するのもいいですね。
そうすると平日にキャンプに行けます。これはいいですよ!平日のキャンプは最高です!
平日はキャンプ場の予約枠にも空きがたくさんあって、人も少なく、優雅に自然を満喫しながらキャンプができます。
ということで、可能なら圧倒的に平日キャンプをおすすめします!

そして、もうひとつの準備と言えば、キャンプ場選びですよね。
このキャンプ場選びが、まあ、大変なのです。何時間もネット検索して、やっといくつか候補を出してみて、「いいじゃんこのキャンプ場!」と思ったキャンプ場は既に予約でいっぱい。
しかも人気のキャンプ場となれば、最近は3ヶ月先まで予約が取れない...。なんてことも。
でも平日は空いているんですね。
なので、ぜひぜひ今から予定を調整して、平日に行きましょうっ!

ここで、キャンプ場検索サイトにはなかなか出てこない、おすすめの穴場キャンプ場をいくつかご紹介しましょう。

1. フレンドパークむかわ
山梨にあるキャンプ場です。僕も年間を通じてかなり行きますね。
このキャンプ場はなんと言っても、川遊びが出来ることです!キャンプ場脇に大武川が流れていて透明度も高いきれいな川です。流れも穏やかで幼児でも安心して川遊びができます。さらには広大な芝生もあり、小さいけれどアスレチックもあります。ここは南アルプス甲斐駒ヶ岳の懐に抱かれた標高650mに位置していて、眺望も八ヶ岳と甲斐駒ヶ岳が見渡せて、新鮮な空気を吸いながらキャンプができます。
東京都心からは2時間もあれば到着してしまうので、日帰りキャンプにも最高ですよ!

2. 荒船パノラマキャンプフィールド
長野県にあるキャンプ場。今年リニューアルされ、内山牧場キャンプ場から名前が変わってオープンしました。ここのキャンプ場は山頂の牧場がキャンプ場になったところで、運が良ければ雲海が見られたりもする、眺め抜群のキャンプ場です。フリーサイトが広く、どこに泊まっても360度の絶景と、空が近いので晴れた夜には満点の星空が広がっています。

3. 雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場
静岡県の西伊豆にあるキャンプ場。区画サイトにはなりますが、眼前に広がる西伊豆の海の絶景は息を呑むほどです。この絶景を見ながら飲むビール、コーヒーなどは格別。子どもたちも地球の広さを感じながらキャンプを楽しむこともできます。車で5分ほどで海水浴場もあるので、年間を通じて海に触れられるのも魅力です。

4. 白崎海洋公園キャンプ場
個人的には関西No.1のキャンプ場。和歌山県の先端に位置するので、首都圏からは遠出となりますが...。ですが、このキャンプ場は360度、真っ白な岩肌に囲まれて、ギリシャのエーゲ海にワープしてしまったかのような錯覚に陥ります。海風も気持ちよく、ここでおいしいパスタ料理を作って食べたらたまりません!
炊事場施設なども完備されているうえ、日本で唯一の絶景に囲まれてのキャンプはいかがですか?
もちろん、近くには海水浴場がたくさんあり、子どもたちも大はしゃぎです!
ここは、しらすの産地としても有名で、漁港で買うしらすの釜揚げも絶品!
紀伊水道(太平洋)の海と真っ白な石灰岩のコントラストを写真に収め、満点の星空をご堪能あれ。

5. モラップキャンプ場
北海道は恵庭岳を仰ぐ支笏湖畔にあるキャンプ場です。
このキャンプ場は、とにかく開放感がたっぷり得られるのが特長で、湖畔の砂地がフリーサイトになっています。
支笏湖で親子でサップを楽しむのも良し、静寂さが漂う湖畔でゆっくりカヌーを漕ぐのも良し! 北海道の幸でアウトドア料理も良し!
特に9月末から11月までは紅葉も美しく、夕日と湖畔の絶景が楽しめます。
キャンパーなら一度は行ってみたいキャンプ場ですよね。


ここで秋キャンプと、夏キャンプの違いを少し解説します。
8月と9月では大きくは変わりません。たぶん今年も暑さはまだ続きそうですからね。
ただし、東北地方と北海道は違います! 9月に入るとだいぶ肌寒くなりますので、防寒対策はインナー、アウター、それぞれ1枚ほど必要になってくるでしょう。

そして秋キャンプの醍醐味でもある、秋の味覚キャンプ! おいしいものが揃い始めるのは10月からです! 焚き火も楽しくなってきます。

ぜひとも秋キャンプに繰り出しましょう!



〈ヒャクタロウさん連載〉
キャンプインストラクター、ヒャクタロウのアウトドア育児

  • 山梨県のおすすめは、フレンドパークむかわ。基本的に流れも穏やかで透明度の高い大武川での川遊びは、大人も子どもも楽しめます。

  • 長野県にある荒船パノラマキャンプフィールドは、その名の通り、絶景パノラマと星空を堪能できるキャンプサイト。標高1200mに位置するので、9月にはひと足早い秋を楽しめると思います。

  • 西伊豆の駿河湾を望む雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場は、富士山も望める絶景サイト。美しい海を眺めながらいただくコーヒーは最高!

  • この連載でも何度かおすすめしている、和歌山県の白崎海洋公園キャンプ場。ここはその珍しい風景も最高なのですが、地元で獲れるシラスで作るシラスご飯がまた絶品なのです!

  • 北海道・支笏湖畔にあるモラップキャンプ場へは、キャンピングカーを借りて行きました。秋にここでキャンプをするなら、防寒対策は万全に!