乳幼児のキャンプデビュー | 成功のコツを教えます!

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キャンプインストラクター、ヒャクタロウのアウトドア育児

名前
ヒャクタロウ / Hyakutaro
家族
4人(7歳の男の子、1歳の女の子)
所在地
東京都/山梨県甲府市
お仕事
キャンプインストラクター
URL
hyakutaro_Instagram
URL1
原点回帰オフィシャル

キャンプインストラクター、ヒャクタロウのアウトドア育児


子どものキャンプデビュー時期っていつがいいの?
何歳から連れて行っても大丈夫なの?

なんてよく聞かれることがあります。

我が家の場合はちょっと特殊かもしれませんが、娘が生後5カ月になった頃にキャンプデビューしました。

10月生まれなので冬キャンプはさすがに行かず、春めいた3月からキャンプイン!

とにかく赤ちゃんの頃からキャンプに連れて行きたかったのです。

その理由は単純です。
大自然に出て、とにかくいっぱい土に触れて草に触れて、自然界からの「菌」を保菌したかったからです。「菌活」です!

人間の腸内にはおよそ1000種類、100兆個もの細菌が住んでいると言われています。無菌状態の胎児は、生まれてくる時に口から消化管に菌が入り込み、腸内フローラが作られます。その後、腸内細菌は大きく発達し、およそ3歳までに腸内環境が決まり、一生にわたってそれらが生き続け、
後から腸内環境を改善するのは簡単ではないと本で読んで知っていたからです。

我が家の長男の場合は1歳から毎週のようにキャンプに行き、大自然まみれになり、丈夫で病気知らずということから、私なりに思うところがあったので、その本の説にもなんとなく合点がいきました。

もちろん、大自然には「一定」という条件がまったくありません。
気温は朝から昼、夜にかけてつねに変化するし、風も日差しも一日でどれだけの変化があるか。

外にいるだけで五感をフルに使い、生きていくことになります。
「腸に、より多くの菌を蓄えたい」
「大自然を五感で感じでもらいたい」

この2点から乳幼児のキャンプデビューをおすすめします!

しかしながら、キャンプは危険もついて回るのも事実ですね。
火があったり、地面も凸凹しているので転んで頭を打ったりしたら危険です。
というか危険だらけですね。
なので、「絶対に目を離さない!」
これが鉄則です。

とは言っても、親が先回りして危険をすべて取り除いてはいけないですよ。

ある程度の、安全な範囲での障害物は必要だと思います。
ですので、以下のようなことに留意するといいですね!

・芝生のキャンプ場
・広くて開けたキャンプ場
・複数の家族グループでキャンプに行く
・悪天候時には行かない

広く開けた芝生のキャンプ場はどれだけ走り回っても比較的安全です。

また、複数の家族と行くことで大人の目が届きやすくなりますね。

それから雨や気温が低い時は思い切ってやめましょう! リスク高は慣れないうちは避けた方がいいです。

また、年齢別に注意点を書きますね。

・0~1歳の赤ちゃん期
広めのラグを敷いて、うつ伏せやお座りさせてあげながら、ゆったり過ごすのがベスト!
まだおむつ替えや昼寝も多い時期なので、お気に入りのおもちゃや絵本を持って行ったり、バウンサーを持って行ったりして、家で過ごすのと変わらない環境を作ってあげると親子ともに安心して過ごせると思います。

・1~2歳のたくさん歩きたい時期
木の根や石につまづいて何度も転んでは起き上がる、の繰り返しですね。なので着ている服がすぐに汚れてしまうから、ブレースーツを着せてあげると何度も着替えをせずに済んで便利です。
この時期は靴の脱ぎ履きをするために小さいサイズの椅子を持っていくと便利です。

2歳以降
この頃になるとアクティブに動き回って、好奇心も旺盛になるから、虫かごや網、図鑑に虫眼鏡などの観察用具を忘れずに。

とにかく、できることなら赤ちゃんの頃から子どもと一緒にキャンプに行きましょう!


〈ヒャクタロウさん連載〉
キャンプインストラクター、ヒャクタロウのアウトドア育児

       
  • キャンプデビューしたての頃

  • ハイハイ期は心地いい空間を心がけて

  • 真っ暗な屋外でのキャンプも平気!

          
  • 遊び相手であり頼もしいお兄ちゃんと

  • あると便利なプレースーツ!

  • 2歳になった今は、お手伝いも!

  • まだ乳児だった娘。デビュー当時のキャンプはチャイルドシートごと移動させて、川辺などの自然が穏やかな場所からスタートしました。

  • うつ伏せになって、ハイハイがもうすぐできるようになる頃。娘が居心地良く過ごせるよう、シートの上にラグを敷いて。ちょっと動いてラグから出てしまっても周囲がこんな草地なら、ケガの危険も少ないのです。

  • 乳児の頃からアウトドアに慣れていたせいか、泊まりのキャンプでも怖がることなく楽しんでいました。キャンプ飯で皆がモリモリと食べていたことも関係あると思いますが、娘もよく食べていました。

  • キャンプ慣れしている長男は、娘の面倒もよくみてくれます。

  • このカーキのプレースーツのようなものが1枚あると、何度も何度も着替えをせずに済むので持って行くのがおすすめです。こちらのアイテムは奥さんが購入した手作りの1点もの。

  • 長男と一緒に自分で運べる荷物はキャンプ地まで持って行ってくれるようになりました! 長女はもうすっかりアウトドア人間です。