子どもたちの「できる!」を育てる、ハワイの習い事を紹介

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ハワイ、オアフ島を拠点に自主性を伸ばすのびのび子育て

名前
マイコ・アイゾン
家族
9歳と6歳の男の子を育てるママ
所在地
アメリカ・ハワイ
お仕事
メディアコーディネーター、ライター
URL
Maiko Izon Instagram

新型コロナウィルスの影響でまだまだ自粛生活が続きますが、規制緩和も徐々にはじまり、子どもたちが通っていた習い事は再開の目処がたってきました。

ここハワイでも、就学児向けの習い事は盛んに行われています。こちらでの習い事のスタイルは大きく分けてふたつ。学校内で放課後受けられる校内受講スタイルと、いわゆる学校外で子どもたちが通うスタイル。校内で受けられる習い事は、外部業者や学校教員が、受講希望の生徒を空き教室や校庭にて教えるスタイルで、内容は学校によってさまざまです。息子たちが通う小学校では、フラ、空手、サッカー、ヨガ、サーカスなどの運動系から日本語教室、ロボティクス、コンピュテーショナルシンキング、アート、演劇など多岐に渡ります。

校内受講クラスは、すぐに申し込まないと席が埋まってしまうほど、競争率が高い人気クラスもあるほどです。受講料金は、ひと月$80〜$100ほどで頻度も週1〜週5までさまざま。校内で行われているからといって決して安いわけではありませんが、校内受講スタイルの利点はなんといっても送迎の必要がないこと。放課後、校内の学童に通う子どもたちは、各習い事の先生が学童まで送迎してくれるシステムで、働く親にとっては安心&大助かりなんです。

対して、学校外の習い事は、選択肢はより広がりますが、ふたりともまだ小学生という我が家では、各教室への送迎が必須。少しずつそれぞれのニーズや興味が変わってきたいまでは、スケジューリングにも気を使います。習いたい曜日や時間帯がキレイに整わず、長男と次男が同時進行で別々の習い事を受けている日は、私は送迎のためにバタバタと行ったり来たり。

長男は、校内受講でコンピュテーショナルシンキング、校外では公文と野球、次男が校内受講でフラ、校外では空手を習っており、他にふたり揃って器械体操や水泳にも通っています。週2回練習や教室があるものもあり、自粛生活前は毎日、習い事の予定でビッシリ。どれかひとつでも本人の才能が際立つチャンスになる「なにか」を見つけてあげたいのですが、大切なのはそこから得られる経験だと思っています。習い事を通してコミュニケーション能力や、またスポーツを通してルールやチームワークの大切さ、「できる!」の手応えを覚えて欲しいです。また専門的な知識や体験を通して、現代の暮らしや将来に役立つ経験を積んでくれたらなと、密かに願いつつ、ひたすら送迎と応援団長に徹する母なのです。

       
  • 学期始めに配られる校内クラスのフライヤー

  • 柔道クラス、5歳以下部門の組み手

  • 勝ち取ったメダルが「できる!」につながる

          
  • 生まれて初めてのピッチャー登板

  • 新しいことにも積極的にチャレンジ

  • 新学期が始まると配られる習い事のフライヤー。毎学期見る人気のクラスもあれば、新しく学校が取り入れたユニークなクラスもあり、毎回子どもたちと相談しながらどのクラスを取りたいか決めています。

  • 同じ道場の1つ下の男の子と対戦している次男。参加者が少ない5歳以下の部門は、出ればメダルゲットのお気楽な試合ではありますが、当の本人たちは真剣そのもの。大きな試合マットでの戦いは、見るたびに感心してしまうほど度胸が座っています。

  • 参加するだけで貰えるメダルもあれば、キチンと勝ち取って得るメダルもあります。初めての金メダルは、少しずつ飽きてきて「辞めたい」とこぼしていた次男のヤル気を再燃。勝ち取る喜びや自信が、普段の生活で本人の精神面での強さにもつながります。

  • 去年の秋から野球を始めた長男。とても良いコーチとチームメートに恵まれて、技術や体力はもちろん、試合を重ねるたびに本人の内面にチャレンジする強さが備わってきたようです。初めての登板でもしっかりストライクを決めた長男の誇らしげな顔が、本人が得た内面の強さを物語っていました。

  • 兄弟揃って喜んで通っている、器械体操&トランポリンのクラス。長男は、着地で肘にヒビが入るというアクシデントもありましたが、若くて面白い先生の指導に魅了されて、無我夢中でチャレンジしています。「楽しい!」は習い事を続けて上達するための大事な要素のひとつですね!