学校に通えず数ヵ月。海外で「コロナ世代」をどう育てるか模索中

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ハワイ、オアフ島を拠点に自主性を伸ばすのびのび子育て

名前
マイコ・アイゾン
家族
9歳と6歳の男の子を育てるママ
所在地
アメリカ・ハワイ
お仕事
メディアコーディネーター、ライター
URL
Maiko Izon Instagram

ハワイでも順調に終息に向かっていると思われていた新型コロナウイルスですが、5月から一転、規制が緩和されればされるほど感染者数が増え続け、オアフ島の小学校では8月からの新学期は全校オンラインでスタート。進級後の新しいクラス、新しい担任の先生との学校生活が我が家で始まりました。

いままでの「当たり前」だった生活が奪われてしまったハワイの子どもたち。"いつか"、学校に登校できるはずという期待を持ちつつも、現状まったく終息が見えないいま、母親として、今後どう子どもたちを育てていくか、自身のマインドセットを再考察しなくてはという気持ちに駆られています。3月中旬の春休みから5ヶ月、学校への登校が一度も叶わない息子たちは、「オンライン授業」&「他者との直接的な交流がほぼなし」の自宅学習が日常となりつつある、いわゆる「コロナ世代」の子どもたちです。

いままで、学習だけでなくしつけの一部さえも頼りにしていた学校生活や放課後の習い事がなくなり、24時間子どもたちと生活を共にするいま、親の一挙手一投足がいままで以上に子どもたちの成長に大きく反映しているように感じます。生活の安全面、家庭学習の方法など、いかにこの新生活を、子どもにとっても親にとってもプラスに持ち込めるかを念頭に置きたいと思います。この新学期は、母としての立ち位置や在り方を改め、新時代の子どもたちとの新しい関わり合い方を模索中です。

将来への不安が募るいま、世界中の親たちがこうした不安をかかえているのでしょう。世の中がどう動こうとも、いまはきっと私たち自身の意識改革が必要で、きっとそれが子どもたちをより良い未来へと導いていくことになるのかもしれないと思っています。

       
  • 新学期もダイニングルームでスタート

  • 自宅学習でも自立心を

  • オンラインから始まる、新1年生のクラス

          
  • 海通いこそ、いちばんのストレス発散

  • 新学期初日!3月末から変わらないダイニングルームの景色。長男は小4に、次男はこの秋1年生になりました。クラスの進行状況を把握するため、ヘッドフォンをあえてせず、長男側は算数、次男側はハワイ語の授業が展開するカオスな状態。でも、2人の得意不得意が把握できる絶好のチャンス。

  • 小学校1年生の次男は、毎日担任の先生から翌日の授業で必要な備品の連絡があります。これまでは副担任の先生がやっていた準備をいまは私が担っています。自立心を促すために、徐々に自分で朝の準備ができるよう練習するつもりです。

  • 普段は積極的なのに、画面越しに初めて会った先生や新しいクラスメイトに、最初はまったくコネクトできない新1年の次男。画面の中の子どもたちも、なかなか進行に前向きになれないよう。実際に教室で触れ合えないのは、新入生や先生にとってはかなりマイナスと感じました。

  • これだけ長引くコロナ禍でも、なんとかポジティブに暮らしていけるのは、穏やかで過ごしやすい気候と美しい自然が身近にあるハワイだからこそと思わずにはいられない。野球も空手もキャンセルとなってしまったいま、再び私と子どもたちのストレス発散は日々の海通いです。