自立心を育む我が家のルールは「子どもに親の価値観を押し付けない!」

「机上の勉強よりも実体験!」の子育て
- 名前
- 西山美希子/Mikiko Nishiyama
- 家族
- 4人(9歳男の子と7歳女の子)
- 所在地
- 東京都
- お仕事
- DESCENDANTデザイナー
- URL
- Mikiko Nishiyama Instagram
娘は2歳半から毎日自分で服を選んでいます。女の子が生まれたら、こんなコーディネートをさせたいなーと密かに楽しみにしていたのですが、娘が選ぶ服がピンク、パープル、キラキラといった私の理想とはかけ離れた奇抜なものばかり。
「え?これ?変だよ?こっちにしたら?」と思わず止めて修正したくなる気持ちを堪え、「貴女が選ぶものが一番かっこいいよ!」と言い続けたら、なんだか私も彼女が選んだものがかっこよく思えてきたのです(笑)。
彼女のこだわりが凄すぎて、私のくだらないこだわりなんて、どうでもよくも思えました。そして今、たどり着いた彼女のファッションは、いい感じ!
とてもシンプルでスタイリッシュ、目立ちすぎず控えめな、品があるカジュアルスタイルです。
どんなに小さくても、子どもには自分で考える力が備わっています。親が子どもにこうなってもらいたいという気持ちを持つのは当たり前のこと。けれど、その価値観の枠からはみ出した子を、自分の枠に戻すことは、とても危険です。
親の意向に誘導され続けた子は、決断の機会を失って、自分の判断力が弱まって、考える力が乏しい子に育つと思うのです。
我が家の子どもたちを見ていると、物事の見方や感じ方が私や主人と似ていて嬉しくなったりもするのですが、やはり自分たちとは違う人間なんだなぁと実感させられています。
まだ小学3年生の息子は、確実に私たち夫婦とはちがう彼らしい道を歩み自立し始めています。彼が興味を持つものすべて、私たちには未知なもので、私たちが興味あるものには、ことごとく彼は無関心。私たちが通ったこともない道を彼は歩み、私たちが私たちの人生で、見つけたことがなかったものを彼は見つけ創造性を育んでいます。そして私たち夫婦が彼に影響を受け、新しい発見を体験させてもらっているのです。
新しい世代が新しい世界で、新しい何かを創造していく。きっとそうゆうことなのでしょう。
そんな未来の風景を目に浮かべさせてくれる最近の息子の姿が、私にはとても眩しく見えています。