自分の「好き」を追求した6年間。森に囲まれた小学校をこの春卒業
「机上の勉強よりも実体験!」の子育て
- 名前
- 西山美希子/Mikiko Nishiyama
- 家族
- 4人(12歳男の子と10歳女の子)
- 所在地
- 東京都
- お仕事
- DESCENDANTデザイナー
- URL
- Mikiko Nishiyama Instagram
- URL1
- TOIRO.
- URL2
- TOIRO. Instagram
【「机上の勉強よりも実体験!」の子育て】
「森があって池もあって、ムシやザリガニがいっぱいて、木登りもしていい学校なんだって。授業にね、あそびっていう授業とか、ひたすら散歩する授業があるんだって!」
「ぼく、その学校に行く」
息子はインターナショナルスクールの幼稚園に通っていたので、小学校は当たり前のように幼稚園の近くのインターナショナルスクールの男子校に進学する予定でした。ですが、なんせ野生児な我が息子。カトリックの男子校がどうも合わなさそうでしっくり来なくて......。当の本人も、学校見学を重ねる度に、ここには通いたくないの一点張り。
そんな中、森の中にあるこの学校に出逢ったのです。面接日の2日前にインターナショナルスクールの面接を辞退をし、受験勉強を始めました。そして6年前の春に晴れて入学。
それからずっと、息子にとっての学校は、ムシやトカゲやへびのいる場所でした。お弁当箱にザリガニが入っていたこと、ポケットにダンゴムシが詰まっていたこともありました。高学年になってからは、120cmもの蛇を捕まえて、持って帰ってきたこともありました。
学校に息子を迎えに行くと、池の周りか、学校の裏の谷に、仲間に囲まれた泥だらけの息子がいつもいました。
そんな息子もこの春卒業をし、小学校生活を終えました。小学校での息子のあの姿をもう見れないなんて、寂しすぎてたまらない。けれど当の息子は、新たな始まりを楽しみにしている様子です。
終わりがあれば、始まりもある。新しい世界でも、自分の好きを大事に、新たな息子の居場所を見つけてほしい。卒業おめでとう!
〈西山美希子さん連載〉
「机上の勉強よりも実体験!」の子育て