母から娘へ。「ひな祭り」で伝えたい日本の伝統行事の素晴らしさ

「机上の勉強よりも実体験!」の子育て
- 名前
- 西山美希子/Mikiko Nishiyama
- 家族
- 4人(9歳男の子と7歳女の子)
- 所在地
- 東京都
- お仕事
- DESCENDANTデザイナー
- URL
- Mikiko Nishiyama Instagram
先日、ひな祭りのお祝いをしました。
我が家では毎年ちらし寿司でお雛様とお内裏様を作ります。
お顔はうずらの玉子、お着物は薄切り卵焼き、伊達襟はきゅうり、目は黒ゴマ、人参で扇子、紅生姜で小さなお口を作ります。
私が小さい頃、毎年母が作ってくれていたもので、母は小さい頃、祖母に作ってもらっていたんだそう。代々受け継がれているちらし寿司のお雛様とお内裏様なのです。
ゴマの目と紅生姜の口の絶妙な位置により、可愛いお顔に仕上が決まるので、母が試行錯誤していたのをよく思い出します。
私が子どもの頃にやってもらったことを、自分の子どもにやってあげたい!と思い、娘の初節句の際に母に教わり、我が家でもその伝統がはじまりました。
ちらし寿司自体は、義母から受け継いだレシピで作っているので、少しアレンジも加わりました。時代は変わっても、親が子を想う気持ちは変わらないのですね。
お雛祭り、お正月、クリスマス...伝統行事を行うたびに、自分の小さな頃の家族の思い出が、鮮明に、そしてノスタルジックに蘇るものです。
だから私は、伝統行事は親から子への愛情表現だと思っています。我が子たちも、これにより家族の絆を感じて、思い出がキラキラと輝く宝物になったら嬉しいです。
〈西山美希子さん連載〉
「机上の勉強よりも実体験!」の子育て