時代の変化を実感!娘が憧れるプリンセスたちはみんな"自立"している

「机上の勉強よりも実体験!」の子育て
- 名前
- 西山美希子/Mikiko Nishiyama
- 家族
- 4人(11歳男の子と9歳女の子)
- 所在地
- 東京
- お仕事
- DESCENDANTデザイナー
- URL
- Mikiko Nishiyama Instagram
【「机上の勉強よりも実体験!」の子育て】
娘がいるママは必ず通るのが"プリンセス"もの。
娘ももちろん、『美女と野獣』のベルから『リトルマーメイド』のアリエル、そして『アナと雪の女王』エルサに『アラジン』のジャスミンと、毎日にようにコスプレをしてグッズを集め、熱中していました。
当の私は、小さい頃からプリンセスに憧れたことがありませんでした。
私の時代のプリンセスといえば、シンデレラや白雪姫。私にはちっとも肌に合わず、絵本も映画も好んで読んだり観たりすることがないまま今に至ります。
娘が生まれてから観るようになったお姫様物語。
恋よりも"長"として自分の役目を選択するポカホンタス、男装して戦争に出向くムーラン、そして村人のために旅に出るモアナ・・・。
最近のプリンセスの女性像は変化しているのですね。
ベルだって、女性が本を読まない時代に本が好きな風変わりな女性で、王子様を救います。アリエルも、父に歯向かうわんぱくな女性像。
私が子どもの頃に観てきたシンデレラ、白雪姫や『眠りの森の美女』のオーロラ姫など今までのブリンセスは、美しい少女が 不憫な生活を強いられ、それを救う王子様をひたすら待ち最終的に幸せを見つけるという展開だったので、その違いにちょっとビックリ。
辛くても耐え続け、ひたすら王子様を待ち、結婚することが幸せとされる価値観(もっとも、私はそもそも違和感を感じずにはいられませんでしたが)から進化し、最近のお姫様は王子様を待っているだけの女性ではないのですね。
先日娘と一緒に観たカミラ・カメロ主演のミュージカル映画『シンデレラ』の女性像もとても新鮮でした。
従来の『シンデレラ』は、気立てが良く優しい女性が、不遇な環境から王子様に奇跡的に救われ、幸せに暮らすというお話ですが、新しい『シンデレラ』では、デザイナーになる夢を抱き、自らの意思を持つシンデレラ。夢の実現のために突き進む力強さを持っています。そんなシンデレラに王子が一目惚れ。が、シンデレラは自分の夢を掴むために王室に入ることを拒み、王子が王室を抜け出すというロマンスの結末です。
娘は、シンデレラが美しいドレスを身につけ、王子のいる城の舞踏会へ向かう誰もが知るシーンで、シンデレラがシンデレラ自ら描いたオリジナルデザインのゴージャスなドレスを纏う展開に憧れたようでした。
物語の中のプリンセスのように、王子様に見つけてもらって幸せになるような、そんな幸せのあり方も憧れたりするのでしょうが、娘には、誰かに幸せにしてもらうのではなく、自分の手で幸せを掴める女性になってもらいたいと思ったのでした。
〈西山美希子さん連載〉
「机上の勉強よりも実体験!」の子育て