小学高学年の子どもたちが"空気を読んで"行動するようになった時の母心
「机上の勉強よりも実体験!」の子育て
- 名前
- 西山美希子/Mikiko Nishiyama
- 家族
- 4人(12歳男の子と10歳女の子)
- 所在地
- 東京
- お仕事
- DESCENDANTデザイナー
- URL
- Mikiko Nishiyama Instagram
- URL1
- TOIRO.
- URL3
- TOIRO. Instagram
【「机上の勉強よりも実体験!」の子育て】
子どもたちが高学年になり、群れになって行動するようになりました。その影響で見え隠れするようになった同調意識と集団心理。人と同じことをしたり、周りを見て、空気を読んで自分の行動を決める子が増えてきました。
うちの子ども達は、同調意識を強く持つタイプではなく、「人と違う」ことに大きな価値を置いています。それでも、いつでも本音を公にすることが必ずしもいいわけではなく、ある程度周囲に合わせることも時には必要と感じているようで、空気を読みながら上手に学校生活を送っています。
母心としても、自分らしく突き進んで生きてほしい本心と、学校の友だちから孤立して毎日の生活が困難になってほしくないため、周囲に合わせる必要性も感じたり、正直複雑な気持ちです。
ひとつ言えるのは、同調圧力に倣って本当の自分を否定したり、みんなと同じ自分のことを「正しい」と思い込んで、少数派の意見や個性的な子を「正しくない」と認識してしまうこと。同調意識を強く持ちすぎないでほしいと思っています。自分で判断する力は失ってほしくない。
属するコミュニティの種類が少なければ少ないほど、人はそこで起こることが全てと思い込んでしまいがちです。
ハワイやLAの学校に息子や娘を通わせたのは、自分の個性を大切にしてほしいという意図もありました。環境や世界は広いということを、体感してほしかった。
また習い事で、学校とは異なるコミュニティを持ったり、本や映画などを一緒に見て「こんな考え方もあるんだね」と話し合うのも効果的。
子どもにとって、家庭と学校だけが世界の全てになりがちですが、外に目を向ければもっと違う価値観の世界がたくさんあることを伝えたいと思っています。
〈西山美希子さん連載〉
「机上の勉強よりも実体験!」の子育て