「親が仕事をしている姿」を 子供たちに見せること

Choice

家族の幸せの前に自分の幸せを。個性溢れるパッチワーク家族

名前
大草 直子 / Naoko Okusa
家族
5人(夫、19歳と9歳の女の子、14歳の男の子)
所在地
東京都
お仕事
スタイリスト/WEBマガジン『mi-mollet』コンセプト・ディレクター /『AMARC』主催。
URL
AMARC

リモートワークが増え、週末のイベント登壇などの仕事はすべてキャンセルになり。打ち合わせ、インスタライブ、撮影、撮影準備、コーディネート、執筆など。今までは「家以外」でしていたことを、自宅でするようになりました。リビングやパブリックスペースでやる作業も多いので、仕事を手伝ってもらうことも多く、さらに、私が髪を振り乱して働いているのを、子供たちは間近で見ています。親がどんなことをしてお金を稼いでいるのかを、ふわっとは知っていたかもしれないけれど、こんなに大変なものだったのか、と思っているのではないでしょうか? 19歳の長女は、スタッフに手伝ってもらうことができない状況だったから、まさに私のアシスタント代わりに獅子奮闘。インスタライブの準備、動画カメラマンも務め、さらに必要な質問を読み上げる、という働きっぷり。雑誌やウェブメディアに頼まれたファッションシュートも、カメラマンは彼女。服を何度も着替えたり、たくさんのユーザーの前で質問に答えたり――子供たちから見ると、まるで「楽しい遊び」のようなあれやこれやを、母親が一生懸命やることによって、自分たちの学費や生活費が出ていることを認識してもらえたらしめたもの。好きなことを仕事にする、得意なことでお金を稼ぐ。自分で創意工夫することがビジネスにつながる。こんなことを学んでもらえたら、無駄ではなかったな。きっとこの期間は、彼女たちにとって「インターン期間」になったはず♡

       
  • お気に入りの1枚。 通院の途中でパチリ

  • クライアントに提出する写真も自宅を活用

  • 玄関は、撮影場所にぴったり

          
  • 自宅の庭に咲いているラベンダーを摘んで花瓶に

  • 娘へのバイト代は、近所の広島焼屋さんでのランチ

  • あるプロジェクトでの、生地スワッチの確認

  • 娘の皮膚科通院に付き添った日、表参道で撮った1枚。大学2年生という「若い子らしく」アングルも、なんか新鮮で好きな写真です。撮影カメラマンが家族だからか、リラックスしている顔も多いです。

  • 少し趣向を変えて、寝室の床に座って撮影。これも、クライアントに提出しました(笑)。外部の方が入りづらい場所も、家族なのでノーブロブレム。自宅をできるだけ活用して、この2か月を乗り切ました。

  • 光の入り方を時間ごとに確認したり、動画撮影の時は外部の音が気にならないかなど、撮影スキルをぐんぐんと身に着けていく子供たち。やっぱりスマホ世代はマスターするのが早いわ!

  • コラムの内容とは離れますが、リビングに飾ったのは自宅の庭に咲いているラベンダ。フローリストも結構閉まっていたので、庭をくまなくチェック。リビングに飾るのにちょうどいい枝ぶりもゲット(笑)。何ていう種類かは不明。

  • ジョッキの中に入っているのはウーロン茶です(笑)。夫と3人でランチ。長男と次女は来なかったので、珍しく3人で。彼女だけでなく、3人の子供たちは家族時間、楽しんでいました。

  • 顔映りを見たかったので、次女に手伝ってもらいました。ぷるぷる、毛穴レスの9歳の肌ではあまり参考にならなかった(笑)。非対面でできることがこんなにあることが、私にとっても新鮮でした。