センター試験廃止。 新しい時代の新しい大学受験とは
家族の幸せの前に自分の幸せを。個性溢れるパッチワーク家族
- 名前
- 大草直子 / Naoko Okusa
- 家族
- 5人(19歳と9歳女の子、14歳男の子)
- 所在地
- 東京都
- お仕事
- スタイリスト / WEBメディア『mi-mollet』コンセプト・ディレクター / 『AMARC』主催
- URL
- AMARC
1990年から続いてきたセンター試験が、2020年度から廃止されます。私が大学受験のタイミングで、共通一次が名前を変えてセンター試験になったんですね。懐かしい。廃止になった後も、大学入試共通テストというものは実施されるようで、なんだかわかりづらい。大きな違い、2点ほどあるようです。①国語、数学で記述式の問題が出題される ②英語の試験で民間の試験が導入される 実は、我が家の長女も2年前に大学生になり、「2浪」すると、この新しいシステム下でテストを受けなくてはならないため、少しヒヤヒヤしたものでした。
この変更点によって、「どれだけ記憶したか」ではなく、「どれだけ自分で考えられるか」が重視されるのかな、と思いました。そう、今までの過去問はもちろん頼りにならないし、なんなら、学習塾の在り方だってドラスティックに変わるでしょう。こんな大きな変化を、最初に経験する学年の受験生、その親御さんは、きっとドキドキしているかなあ、と思います。それに加えて、今年の春の世界的なパンデミック。まさに、新しい時代の新しい受験が始まります。私の時代にはほとんどなかったAO入試も、今では当たり前の選択になっていますし。
我が家も、中3の長男が3年後、大学受験がやってきます。中学で1年間アメリカ留学をしていましたが、金銭的な面も考えると(我が家には3人子供がおりますので)、4年間海外の大学、という選択肢はありません。ただし、交換留学制度の整っている日本の大学は多くあり、その大学に入学後、留学すれば、日本の大学の学費+滞在費などで、海外の大学での勉強が可能です(実は長女は、留学を視野に入れ、現在通っている大学を目指しました)。そんなことも考えながら、新しい制度で大学受験をする長男、言うことを聞かない反抗期まっさかり。長く続いた学校休校。そして、新しい時代の新しいテストへの備え。まさにイレギュラー満載の受験に、親子共々、どう向かうのか。「受かることを目的」とした勉強とはいえ、彼の大切な数年間を、間違いなく実り多いものにするためにどうしたら良いのか――などを、長女のケースも交え、次回語ってみたいと思います。