自己肯定感をアップ! 5歳娘の小さな「できた!」を積み重ねる子育て

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インド在住ライター、多様性を尊重する子育てを実践中

名前
門倉奈津子/Natsuko Kadokura
家族
3人(5歳女の子)
所在地
デリー
お仕事
エディター
URL
Natsuko Kadokura Instagram

【インド在住ライター、多様性を尊重する子育てを実践中】日本の一般的な学校教育や家庭でのしつけに比べると、インドは、小さい子どもには(良く言えば)本当に大らかで優しく、(裏返すと)かなーり甘いというのが私の認識です。(我が家も、しつけは相当インド寄りです...)
のびのびと自由なインターナショナルスクールの校風は、娘も安心して過ごせるようで、何より。
とはいえ、子どもにあまりプレッシャーがない学校環境というのは、逆に言えば、ある程度、家庭で保護者が発破をかけないと、いつまでたっても過保護になってしまうのではないかという心配も...。
ましてやこのコロナ禍で、学校に「お任せ」できない現在、親としても、娘に成功体験を味わうとか、自己肯定感を高められる経験をもっと家庭でさせないといけないのでは...とちょっと気持ちが焦る日々。
なので、5月末から夏休みに突入した我が家では、まずは小さな目標をふたつ立てました。
ひとつは、家事のお手伝いとして、お菓子ではなく、食事作りの手伝いをすること。
子ども用のピーラーとキッチンバサミを購入し、野菜の皮むきやカット、海藻切りなど、簡単な作業をお願いするようになりました。
工作感覚でできるうえ、上手にできると家族から褒められるのが楽しいようで、娘自ら「野菜切る?」と聞いてくれるようになったり、出来上がった料理を並べる配膳のお手伝いを自主的にしてくれるようになったり、親にとっても嬉しい収穫が。
ふたつ目は、自転車に乗れるようになること。
今までも補助輪付きの自転車やストライダーは乗り回していたのですが、我が家のインド生活では、なかなか自転車の練習ができるような場所がなく、今まで後回しにしていたのでした。
日本に一時帰国した外出自粛期間中、人と密にならない散歩には出かけていたので、娘の夏休み開始に合わせて、オンライン授業を頑張ったご褒美として、念願の自転車をプレゼント。
楽しみながら練習を重ね、短期間でみるみる上達しました。あとは交通ルールをきちんと守れるようになればバッチリです。
料理の手伝いも自転車のひとり乗りも、小さな小さな成功体験なのですが、自力でできることがひとつずつ増えることで、娘も自身に誇らしげ。小さくても成功体験を積み重ねることで、子どもの自己肯定感が育つんだなと、親としても学びがあります。

       
  • 補助輪自転車で練習

  • 新しい自転車は宝物

  • キッチンバサミで薬味の用意

          
  • ピーラーで皮むきに挑戦

  • 去年の夏の思い出

  • 3歳の秋にインドで補助輪自転車を購入。もともと自転車が好きだったのか、夢中になって乗り回していました。

  • コロナ禍により、自転車屋さんは品薄状態だったようで、娘が望んでいた色は手に入らなかったのですが、スポーティな自転車に今では大満足。娘が好きな芝公園や芝浦公園は広々していて、自転車の練習にぴったり。

  • 子ども用と言えど、キッチンバサミの切れ味は鋭いです。安全な使い方を教えれば、娘自身も気をつけて使ってくれるので、内心ヒヤヒヤしながらも信じて見守ります。

  • ピーラーを使った皮むきもだいぶ上手にできるようになりました。皮と身をピーラーで薄切りにしたキュウリサラダも作れるように。

  • 去年の夏、独自練習で少しだけ泳げるようになったので、今年は本格的に水泳を習わせようかと思っていたのですが…。私自身も子どもの頃、泳げるようになった嬉しさを覚えています。娘にもその喜びを味わってほしいので、またの機会を待ちます!