5歳と0歳の双子の3兄弟を抱えてロンドンでの子育て生活がついにスタート!
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ロンドン発、アナウンサー秋元玲奈の海外子育てニュース
- 名前
- 秋元玲奈 / Rena Akimoto
- 家族
- 5人(5歳の男の子、0歳の双子の男の子)
- 所在地
- ロンドン
- お仕事
- フリーアナウンサー
- URL
- 秋元玲奈(@rena_akimoto)Instagram
- URL1
- Rena Akimoto Official Website
【ロンドン発、アナウンサー秋元玲奈の海外子育てニュース】
皆さん、こんにちは。
秋元玲奈です。
13年間、テレビ東京でアナウンサーをしていましたが、退社し、現在はフリーとなり、司会、番組出演、ナレーション、雑誌、コラム執筆など様々な仕事をさせていただいています。 一方、私生活では、5歳の長男と10ヶ月の男の子の双子を育てている母です。幼い3人の子どもの子育ては毎日記憶がないくらいドタバタですが、いつも彼らに笑顔にさせてもらっているせいか、 なんだか昔より自分自身はエネルギッシュになっている気がしています。(気のせいかもしれません笑)
《どんな子どもに育てるか? インターナショナルスクールを選んだ経緯》
さて、そんな目まぐるしく過ぎて行く日々の中、我が家では子育てに関して大きなテーマを持つことが大事だと考えるようになり、夫婦で話し合った時に、お互い共通の結論にたどり着きま した。
それは「自分で答えを導き出せる子」に育てたいということでした。
私は小学生時代を海外で、夫は高校までフランスの教育を受け、大学院時代をヨーロッパで過ごしました。日本から一歩外に出ると、自分がこれまで正解だと思っていたことや常識がまったく通用しないということをしばしば経験し、そうしたことから、正解というのは必ずしも一つではなく、自分で考え出すものだということに気づかされました。
多様性との共存が世界共通の課題となっている今、「みんながそうしているから、自分もそうする」という受動的な子どもではなく、「こういう理由で正しいと思うから、自分はこうする」という能動的に行動できる人間になってほしいという考えが、我が家の教育の柱になっています。
長男の学校を選ぶ時も、この考えを指針にしました。20年後、自分の子どもたちや彼らを取り巻く世界がどうなっているのかはわかりません。しかし、何事も自分で考えて答えを導き出す力、またそれをより多くの人たちに伝えるためのツールとしての言語力、この2つがしっかりしていれば、どういう状況にあってもなんとかやっていけると思っています。
これらの力を育む環境を可能な限り親として整えてあげたいと思い、いろいろな選択肢を検討した結果、長男の入学先として東京にあるインターナショナルスクールを初めに選びました。
《長男を出産して感じたこと、退社、そしてロンドンへ》
長男が生まれたことをきっかけに、時間の使い方について深く考えるようになりました。
会社員時代は7:3くらいの割合で仕事時間の方が多く、早朝番組を担当していたこともあり夜中には出社、 早朝に帰宅という昼夜逆転スケジュール。「長男にゆっくり本を読んであげられる時間がもっとあったらな」「もっと成長をしっかり見届けたいな」などと、自分が思い描いていた「子育てと仕事の両立」と現実のギャップがあり、もどかしい時期もありました。
家族と相談の上、今しかない子どもとの時間を優先させてもらう形で、長年お世話になったテレビ東京を退社することを決断しました。 そして去年、これから仕事のペースも落として、長男との時間も増え、ゆったりした時間が過ごせるなぁと思っていた矢先、我が家に次々と転機が。
一つは次男・三男となる双子の誕生。3人家族から一気に5人家族にスケールアップしました。そして双子誕生から間もなく、夫の転職に伴い、家族でロンドンに移住することに。
私は6歳から9歳まで、夫は大学院時代をロンドンで過ごしているので、ロンドンはお互いのゆかりの地であること、また結婚した当初からなんとなくですが、将来海外に住むだろうなと考えていたため、自然に受け入れることができました。
そんな私たちが現在の住まいであるロンドンに引っ越して来たのは今年7月。当時4歳の長男と7ヶ月の双子を連れて住居や学校を見て回るのはハードルが高いと感じたため、住む家も長男の学校もすべてネットで調べ、オンライン見学をしたりして、日本にいる時に決めました。到着した当初はそれでもやることに溢れバタバタでしたが、9月から長男の学校も始まり、我が家もようやくロンドン生活に慣れ、落ち着いたところです。
《ロンドン子育て4ヶ月目:良かったこと・苦労すること》
ロンドンに来て、何よりも良かったのは長男がとってもハッピーだということ。
4歳くらいの子が親の都合で急に海外に移るとなると、言語や文化の違いで強いストレスを感じることもあると思うのですが、これまで長男を英語メインで育てることに力を入れていたため、言語に苦労することはなく、むしろ「ママ、みんなが英語話してる!」と嬉しそうに街で出会う方々とたくさんお話しをしています。
日本にいる時、見るアニメもBBCや海外のものを好んでいたため、「ママ、僕の好きなアニメがテレビでやってる!」と興奮することも。学校では友だちがたくさんできたみたいで、とにかく本当に毎日楽しそうです。
そんな子どもの姿を見ると、日本にいる時から英語やインターナショナルスクールの環境に慣れる準備ができたのは利点だったなと改めて感じます。親としては言語の壁に阻まれず、早い段階から人種・文化の多様性に触れながら友だちと交流する様子を見ると、ロンドンに来て良かったです。
ただ、目下の課題は長男の日本語。インター校に入れていても、子どもたちの間で日本語ばかり話していたら実はなかなか英語が身につかないので、日本では、家でも英語で話していたのですが、 ロンドン生活では家庭では日本語を徹底。日本人の先生にピアノを習ったり、夜は必ず日本語の本を一緒に読むようにしたり、いろいろとやってみるものの、すでに長男は「英語がいい!」と言い始め、悩ましいです。
そんな我が家ですが、子どもたちとロンドンに移って、良かったこと、苦労したことなど、こちらに書いていければと思っています。イギリスで子育てをしようと考えている方、海外の教育を検討されている方の参考に少しでもなれば幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。