地中海の風とともに、子どもと過ごすスペイン・マラガでの夏休み

Choice

ロンドン発、アナウンサー秋元玲奈の海外子育てニュース

名前
秋元玲奈 / Rena Akimoto
家族
5人(6歳の男の子、2歳の双子の男の子)
所在地
ロンドン
お仕事
フリーアナウンサー
URL
秋元玲奈(@rena_akimoto)Instagram
URL1
Rena Akimoto Official Website

ロンドン発、アナウンサー秋元玲奈の海外子育てニュース

今年の夏休み、我が家はヨーロッパのリゾート地として名高い、スペインのアンダルシア地方にあるマラガを訪れました。

この街は日本ではあまり知られていないかもしれませんが、イギリスの人々にとっては「コス タ・デル・ソル」の一部として広く親しまれています。ロンドンからわずか2時間半のフライトで到着するというアクセスの良さも、大きな魅力のひとつです。

マラガの街を歩くと、耳に届くのはスペイン語とブリティッシュイングリッシュばかり。 東洋人の姿はほとんど見かけず、まるでイギリスのリゾート地にいるかのような錯覚を覚えます。

マラガがイギリス人に人気の理由の一つに、美味しくて手頃なシーフードレストランの存在があります。 私たちも事前のリサーチなしでふらっと入った海辺のレストランで、新鮮な魚介類を堪能しました。地中海の風を感じながら食べるシーフードは絶品で、ロンドンで食べるのに比べて半額程度という値段もありがたかったです。

また、子連れに優しい雰囲気もマラガの魅力の一つ。ファミリー向けのホテルや巨大なプールパークが充実しており、特に長男が楽しみにしていたのはホテルのキッズクラブでした。

旅行に行ったら家族みんなが一緒に過ごす文化が根付いている日本ではそれほど需要は高くないかもしれませんが、ヨーロッパは旅行先でも大人は大人、子どもは子どもでそれぞれの時間を楽しむという考えが浸透しているため、キッズクラブが大盛況。探検ツアーやスイミングレッスン、アートクラフトなど、子どもたちが楽しめるプログラムが盛りだくさんで、とても充実した時間を過ごせたようです。クラブではスペイン語と英語両方が飛び交っていて、滞在中に長男がスペイン語の数の数え方を覚えるなど、ちょっとした嬉しいお土産もありました。

これまで、ニースやモナコのようなコートダジュール地域には何度か行ったことがありますが、同じ地中海沿岸地域でも歴史と文化の交差点と言えるマラガには、西洋とイスラム文化の融合が色濃く残る、他にはない独特の雰囲気を感じました。それを表す代表的な史跡、アルハンブラ宮殿を訪れることを楽しみにしていたのですが、今回は距離の関係で断念。 しかし、ホテル近くで1920年代に建てられた美しい建築物に出会い、マラガの持つエキゾチックな雰囲気を十分に味わうことができました。ほんの少しの時間ですが、さまざまな文明が交錯したこの地域の歴史に思いを馳せる時間を持つことができ、私にとっての旅の大きな収穫となりました。

この旅ですっかりマラガの虜になった我が家。帰国後には「また行きたいね!とみんなが口を揃えるほど大満足の旅行となりました。

地中海の風と歴史が織りなすこの街で過したひとときは、きっと私たちにとって忘れられない思い出となることでしょう。


〈秋元玲奈さん連載〉
ロンドン発、アナウンサー秋元玲奈の海外子育てニュース

       
  • 美しいマラガのビーチ

  • 名物のイワシを家族で楽しみました

  • ホテルのキッズクラブで

          
  • 異国情緒あふれるマラガの建築物

  • 北アフリカに近いマラガのビーチは南国の雰囲気が漂っていました。ホテルからビーチまで徒歩で数分だったので、昼間はビーチで休み、ランチやディナーは海辺のレストランに行きました。

  • イワシが名物で、唐揚げや炭火焼きなどとても美味しかったです!我が家の双子の大のお気に入りとなり、毎日食べていました。

  • ホテルのキッズクラブのバウンシーキャッスルで遊ぶ子どもたち。キッズクラブは本当に充実していて、長男は友だちも作り、毎日通うのを楽しみにしていました。

  • こちらはホテル近くで見つけた美しい建築物。今回行けなかったアルハンブラ宮殿を思わせるようなデザインに、モザイク模様のタイル壁など、異国情緒溢れる雰囲気を満喫できました。