この夏、長男が見つけた「好き!」のリストにテニスが加わって

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ロンドン発、アナウンサー秋元玲奈の海外子育てニュース

名前
秋元玲奈 / Rena Akimoto
家族
5人(6歳の男の子、2歳の双子の男の子)
所在地
ロンドン
お仕事
フリーアナウンサー
URL
秋元玲奈(@rena_akimoto)Instagram
URL1
Rena Akimoto Official Website

【ロンドン発、アナウンサー秋元玲奈の海外子育てニュース】

​この夏、我が家にちょっとした嬉しい出来事がありました。

9月からYear2に進級した長男ですが、夏休み中に彼の「好き」 のリストに新たにテニスが加わったのです。

今年は夫が長期休暇を取れなかったため、我が家の夏のハイライトは、前回のコラムで綴ったマラガ旅行で終わりました。残りの夏をどう充実させようかと考えたとき、イギリスの豊富なデイキャンププログラムに救われました。アートスポーツサイエンスなど様々なテーマが設定され、朝に子どもを送り出し、夕方迎えに行くデイキャンプは、まさに働く親の味方。子どもたちにとっては、興味の幅を広げ、新たな好奇心を育む絶好の機会でもあります。
長男は休み期間、友だちとよくチェルシーフットボールクラブが運営するフットボールキャンプに参加しているのですが、サッカー熱はいまいち盛り上がらず、 、 、 。

今年は少し違う選択をということで、せっかくの長い夏、これまであまりスポーツに関心がなかった彼にテニスを試してもらうことにしたのです。

この選択が大当たり!

ボール遊びやゲームを交えての、側から見てもとても楽しそうなテニスレッスン。加えて、初めから苦戦していたサッカーとは違い、初めてラケットを握った割には、ラケットの芯に当ててボールをコートに入れることが何回かあり、本人も自信がついたようで、コートの外で見守る私に何度もサムズアップ。

これはもしかしたら、 、 、 !

との私の期待通り、初日を終えてすぐに夢中になり、予定していた1週間のキャンプがあっという間に延長され、結局夏の大半をテニスに捧げることになりました。そして、夏の終わりには「テニスを習い事としてこのまま続けたい」という彼の自発的な申し出までありました。

これまでも空手やスイミング、 柔道、サッカーと、様々なスポーツを試してきましたが、 彼が自ら「続けたい」と言ったのは初めてのこと。

親としては早く彼の「好き」を見つけてあげたい、と幼い頃からできる限り色々なことに触れさせる機会を作りますが、子どもの「これ!」を見つけるのはなかなか難しいということを長男を育てながら感じていました。特に長男の場合、スポーツでの 「好き」 がこれまであまりなく、、 興味がないのかなぁと思い始めていたところ。

そんな中、やっと見つかったのです。

それが、家族にとって親しみのあるテニスだったことに、どこか運命的なものも感じました。夫も子どもの頃からテニスをしており、私の両親も今なお趣味として楽しんでいるテニス一家なので、長男がテニスを選んだことは、嬉しい驚きでもありました。

夏のキャンプで得た自信を胸に、9月から待ちに待った毎週のテニスレッスンがスタート!長男が楽しそうにレッスンに励む姿は、見ているこちらまで嬉しくなります。

その一生懸命な姿を見守るうち、ふと自分自身にも変化が訪れていることに気が付きました。スポーツ好きというわけではまったくないし、大学のテニスサークル以来、長らくラケットに触れていなかった私ですが、彼の練習を見て、「私ももう一度テニスを始めたい」という気持ちが突然湧き上がってきたのです。

ロンドンでは、週末になると家族みんなでテニスを楽しむ人々の光景をよく見かけます。 双子がナーサリーに通い始めて、少し時間に余裕ができたら、私もまたテニスを再開しよう。そして、いつかは双子にもテニスを教え、家族全員でテニスコートに立つという、そんな夢が私の中にひそかに芽生えました。

子どもが生まれてから、久しく感じていなかった何かを始めたいという気持ち。頑張る子どもの姿に刺激され、親の私が新しい発見や目標を見つけることができるということを改めて実感しました。長男の新たな「好き」を見つけたとともに、自分自身の新しい扉も開かれたような、そんな意義深い夏となりました。

       
  • テニスに目覚めた夏休み

  • 図書館にも足繁く通って

  • 日本からじいじとばあばが来てくれました

          
  • 長男の好きなお絵描きに、双子も影響を受けて

  • 当初は1週間だけのレッスン予定だったにもかかわらず、「また来週もやりたい」の連続で8月はほぼ毎日テニス。そしてマイラケットまでゲットした長男。

  • テニス帰りには長男とふたりで図書館にもたくさん足を運びました。子どもの「好き」を見つけるには最高の場所です。

  • 夏休み、日本からじいじとばあばが遊びに来たのも我が家のビッグイベントのひとつでした。たくさん話して日本語が上達。

  • スポーツ以外の「好き」は結構見つかっている長男。絵を描くのが大好きで、双子もお兄ちゃんを見習って、最近お絵描きにはまっています。