インターナショナルスクールを私たち日本人家族が選んだ理由
「子どもの好き」が最大のモチベーション!な国際派子育て
- 名前
- 佐久間麗安 / Rena Sakuma
- 家族
- 4人 (10歳男の子と8歳女の子)
- 所在地
- 東京都
- お仕事
- Bright Choice編集長
- URL
- Rena Sakuma Instagram
息子が3歳になった頃、インターナショナルスクールに進学させようと決めました。日本の学校を出た私たち夫婦には未知の世界。悩みに悩みました。しかし、外資系金融機関に勤めた私たちは、世界経済のダイナミズムとそれを動かす"人間の知恵とエネルギー"を肌で感じていました。
むろん、「●●会社の●●です」と言って定年まで安泰、なんて世の中ではない。
「答えのない21世紀」、じぶんの人生、じぶんでデザインしないといけない。
子どものころから「自立した学び」を実践してほしい。
それまで公立の保育園に通っていた息子はというと、「右倣え」が得意な"いい子ちゃん"。日本の学校に行ったら完全に「型にはまる」タイプ。見学した近所の公立の小学校もとても良い印象。しかし、うちの息子の場合、何でも言われた通りでやり過ごしてしまう。そうなってはほしくない。ということで、いまの学校を受験しました。
いま兄妹で通わせている学校は、とにかく考えさせ、どんどん意見交換します。リスクをとって挑戦する子が評価されるので、失敗したらむしろほめられます。子どもたちはみんな違って当たり前。絵のコンテストで受賞、ピアノやバイオリンに夢中、中には勉強が好きで自らの意思で日本の中学を受験する、という子まで。じぶんのことを発表する機会も多いので、みんなお互いを理解し合い励ましてくれる。それぞれじぶんの道をゆく勇気をもらいます。息子も、4年生になって"じぶんの生き方"を意識するように。
算数が好きで、算数塾に通っていますが、教室が受験モードになる中、「中学受験はしない」ときっぱり。テニスを頑張りたい、とテニスを通した進学など、なんとなく方向性をイメージしているよう。
「ほんとうにそれで大丈夫か!?」 頼りない息子の「答えのない進路」に、不安も多々。親と同様に国内の学校を受験させ進路を決めた方が楽なのでは、と思う一方、息子が一人の自立した人間として意見するようになったことが、「きっとじぶんでなんとかする」、という安心材料にも。目まぐるしく変化する時代を生きる息子の人生、「親の古い経験則でレールを引かない」と心に決めたのです。