10歳の壁!?男の子育児はじめての難関に、くじけてはいけない!

Choice

「子どもの好き」が最大のモチベーション!な国際派子育て

名前
佐久間麗安 / Rena Sakuma
家族
4人 (10歳男の子と8歳女の子)
所在地
東京都
お仕事
Bright Choice編集長
URL
Rena Sakuma Instagram

10歳の息子に、ここ1年悩まされています。いわゆる「9歳の壁」、「10歳の壁」、「小4の壁」。いろんなことができるようになる反面、精神面、学習面のサポートの難易度が上がってくるそうですね。知恵もついてくる年齢だけに、親に反抗してみたり、「だって」と言い訳したり、サポートしようにも上手くいかないことも。

息子は、9歳になる少し前から、「これが好き(テニス)」、「これが得意(算数)」、「これは苦手(作文)」という自意識が芽生えてきました。

母としてまず取りかかったのは、一番に大事したい「これが好き」 ― テニスアカデミーに転向し、2か月片道の道のりを一緒に練習して、いまでは自分で電車で通えるように。週5日の練習を文句1つ言うことなく(むしろ楽しそうに)こなしています。
そして、「これが得意」 ― 算数塾の入塾テストにトライして合格。週1回3時間の授業と宿題は楽しそうにやっています。
最後に、「これが苦手」 ― インターナショナルスクールに通い、海外進学の可能性も高い息子、チューターに来てもらってライティング、リーディング、ボキャブラリーのサポートをしてもらっています。インターナショナルスクールに通っていると、9歳10歳で求められる英語力のレベルもアップ。実は、バイリンガルの子どもにとって、日本語、英語ともにネイティブレベルを保つにはチャレンジを感じる年齢です。

しかし、「10歳の壁」は予想以上に高かった。親としてやれることをやっても、上手くいかない。理由は2つで、1つ目は、何事も求められるレベルが上がり、難易度が上がるから。2つ目は、下手に子どもに知恵がついてくるから。

息子の場合、テニスも算数も、常に挑戦が求められ、頑張っているだけでは認めてもらえなくなってきました。テニスについては、緊張してしまって勝てる試合が勝てない。算数も、テストで凡ミスだらけで点数につながらない。「好きなのに」、「得意なのに」、もうひと超えが難しい。こんなにサポートしているのに!トホホ~な結果。

また、知恵もついてくると、根気と集中力が大事だというときに、男の子はどうしてもゲームをしたくなったり、ちょっとズルしたり、ごまかして言い訳したり・・。テニスの試合で緊張を感じるようになったのも、最近のこと。観戦者の目が気になり、ミスを恐れるように。親が指摘すると素直にアドバイスを聞かない、という場面も。ワーキングマザーとしては、子どもの心配ばかりで、育児も仕事も上手く回らないから、本当にもどかしい・・・!!!

マイペースでのんびりな息子は、このふがいなさを一体どう思っているのだろうか。親はいつも思うようにいかなくてヤキモキさせられて、禿げそうです(笑)でも、結局、「あきらめないで続けるしかない」ですね。それが最終的に行きついた結論。

10歳の壁」、親子でしんどいけど、ここでくじけてはいけない。どこかにブレイクスルーがあると信じて、親子で乗り越えたいです!

       
  • どらえもんが大好き。お願いだから、のび太にはならないで!

  • 昔のように、写真を撮らせてくれなくなりました。

  • 小4の塾の算数は、以前よりもぐっと難易度が上がりました。

          
  • 英語は毎週自宅で集中特訓

  • 結局は、息子の人生、息子が頑張るしかない。

  • 強くて優しい子になってほしい。

  • どらえもんがやたら好き。一番欲しいものは、時間を気にしなくて良いから、「どこでもドア」だそう・・。のんびり屋さんの息子です。お願いだから、メンタルはのび太にはならないでくれ~泣!

  • 2年前くらいまでは、カメラに向かってにっこりポージングまでしてくれたのに、最近では写真を撮られるのを嫌がるようになりました。人の目がすごく気になるようになったようです。昔はこうして素直に応じてくれたのにな。

  • 難解な問題の数々に、集中力が続かず、ちょっと目を離すとゴローンとしたり、違うことを始めたり。夏休みはオフィスに連れて行って見張っていないと心配でなりません・・。

  • 英語の先生と、週1回マンツーマンで英語のライティング、リーディング、ボキャブラリーなどを教えてもらっています。言葉数の少ない息子も、先生の指導や質問に応じて、自分の考えを述べています。

  • いつかの優勝したテニスの試合。外から声をかけることは、一切許されません。テニスは、誰にも頼れない独りぼっちの闘いです。メンタルも、フィジカルも、自分でコントロールするしかない。見ているだけの親は、気が気でない。

  • 全日本選手権優勝者もいるテニスアカデミーは、ひいきもなくフェアだからこそ、どこまでも実力主義の厳しい環境。息子は、実績ある同志たちのことを、「強くて優しい」と言います。テニスプレイヤーにならなくても、「好きなこと」を通して、より良い人間になってほしいと願っています。