夏休み2020。サステナビリティをより意識したコロナ禍の夏。

「子どもの好き」が最大のモチベーション!な国際派子育て
- 名前
- 佐久間麗安 / Rena Sakuma
- 家族
- 4人 (10歳男の子と8歳女の子)
- 所在地
- 東京都
- お仕事
- Bright Choice編集長
- URL
- Rena Sakuma Instagram
「夏休みモード」になれなかった今年の夏。毎年沖縄の離島で大自然を目いっぱい楽しむのが夏の楽しみでしたが、沖縄の感染状況を見て自粛。今年は1泊だけ、近場で自然体験できる家族旅行に切り替えました。そして、夏休みの旅行が、図らずも親子でサステナビリティについて再認識するきっかけに。
車で郊外に出ると緑が増えて、富士山も見えて、車中で会話が弾みます。
「日本は自然豊かな山の国。昔はどこからでも富士山が見えて、江戸時代は山道を歩いて旅していたんだよ。」(坂本龍馬の小説を思い起こして 笑)
「あぁ~、郊外に出るだけで涼しい!昔は東京もあんなに暑くなくて、学校の教室にはクーラーもなくて。温暖化、ほんとに深刻。」(子どもたちは学校にクーラーなしの事実に仰天。)
「人間の生活が出す "ガス"(二酸化炭素やメタンガス)が空気の温度を上げてしまって、ますます温暖化(greenhouse effect)が酷くなって、異常気象が発生して・・。」
「(郊外は)森林がたくさんあるように見えるけど、人間の出す二酸化炭素が多すぎて、森林が光合成しても間に合わないほどなんだね・・。」(光合成は理科の実験教室でも勉強したでしょ!と念押し 苦笑)
などなど、江戸時代の話から少しサイエンスめいたサステナビリティの話にも発展。
森林公園内の宿泊先では、公園内の木に吊られたドームテントで1泊。到着したころには、ヒグラシの大群が一斉に鳴いていて、コーラスのよう。都心でも良く聞く蝉の声や鳥の声が、よりダイナミックに聞こえてきます。日常でもよく行く「公園内の自然」、本来はこんなに元気なんだなぁ。もののけ姫を思い起こすような沖縄の離島の大自然も良いけれど、今年は子どもたちにとって、また私たち親にとっても、より‟リアルな"自然体験になりました。
帰宅すると家庭ゴミの多さを再び目の当たりにし、特にプラスチックゴミの多さに改めて驚愕!コロナ禍の長いおうちじかんでゴミの多さは再認識していたものの、自然体験の後に再び見ると、さらに思うところがあります。思わず東京都環境局のキッズページで(注1)子どもたちと改めて温暖化現象についてお勉強!
異常気象で深刻化する水害、猛暑による熱中症のリスクの上昇、海外では大規模な山火事の発生・・。年々グローバル規模の環境問題がますます深刻化しています。環境省の2100年の天気予報(注2)によると、東京の気温は43.5度、札幌も40度越えです。将来、子どもたちが悠長に生活していられるのかも不安。小さなことでいいから、私たち一人ひとりが環境のためにできることをしないといけないですね。
また、「人生100年」といわれるいまの時代、私たち親だって子どもと一緒にサステナビリティについて生涯をかけて考え、行動しないといけない、と改めて思うのでした。