お出かけシーズン到来!国内旅行で心育む我が家のデスティネーション

Choice

「子どもの好き」が最大のモチベーション!な国際派子育て

名前
佐久間麗安 / Rena Sakuma
家族
4人 (10歳男の子と8歳女の子)
所在地
東京都
お仕事
Bright Choice編集長
URL
Rena Sakuma (@renanarena0513) Instagram

「秋休み?長い夏休みが終わったところに、また1週間休み?」

Fall Breakと呼ばれる10月下旬の1週間の秋休みは、インターナショナルスクールで受けたカルチャーショックの1つ。ワーキングマザーたちは、年末に向けて忙しくなりつつある時期ということもあり、仕事の調整に毎年身構えます。

でも、秋休みこそ"旅育"の絶好のタイミング。秋の日差しの心地よさと暖かさを感じる行楽の秋、私が子育てに専念していたころは、秋のお出かけシーズンを有効活用して、よく子どもたちと新幹線で遠出して国内旅行をアレンジして親子で観光を楽しんだものでした。

ブライトチョイスでも、お勧めしている国内旅行。海外に行きづらい今こそ、日本の良いところをたくさん探索してみるのもありです。

インターナショナルスクールに通っていると、"旅育"(国内)について考えさせられます。長い学校の休みの度に、お出かけ好きのエキスパットの家族たちが精力的に日本の名所を巡る様子に感心させられるからです。いわゆる観光名所だけでなく、隅研吾や草間彌生など、日本の世界的建築家・芸術家のアートを楽しめるおすすめスポットの情報を、外国人のママから聞いて初めて知ったりすることも多いのです。

「いつか行きたい」たくさんの素晴らしい観光名所も、日本に住んでいると、「いつまで経っても行ってない」パターンに陥りがち。日本人の私がまだ足を運んだことのない数々のデスティネーション・・・。学校の休み明けのたび、外国人ママたちが目を輝かせて旅行の報告してくれるのですが、毎回、宿題の終わらなかった子どものように、お出かけリストがそのままになっていることに、少し反省を覚えるのです。

将来海外に進学したいという子どもたちにとって、日本の良さを知ることは、心の豊かさや、日本人としてのアイデンティティを築くためにも必要な体験。
"旅育"こそ、子どもの心を育む最高のアクティビティです。

"グローカル企業"、"グローカル人材"というビジネス用語をよく聞きますが、いまは"グローバル"な戦略を持ちながら、それぞれで異なる"ローカル"なアプローチが必要とされる時代。
子育てだって、"グローカル"を取り入れて、日本にいるうちに、日本でできることをたくさん体験してから、海外へ!という思いは私にもあります。

いま通う学校を子どもたちが卒業するまであと数年。「親子で国内旅行プロジェクト」は、母親である私の宿題です。

インターナショナルスクールの休みの多さには嫌気がさすこともありますが、春夏秋冬のお出かけシーズンを利用して、これからも親子で国内旅行観光を楽しめたらいいな。

       
  • ひばあちゃんの住む、飛騨高山の古い町並み。

  • 富岩運河環水公園(注2)にある、”世界一美しいスタバ”で記念写真。

  • 富山県滞在中に立ち寄った、黒部峡谷のトロッコツアーのリアルな鉄道体験 (注1)

          
  • お伊勢参りで日本のパワースポットを体感。

  • 西表島のマングローブ林の天然ブランコ。

  • アメリカ人ママに教えてもらった「おべんとう展2018年」

  • 90歳のひおばあちゃんに会いに、新幹線とローカル特急を乗り継いで飛騨高山へ。日中は観光客でいっぱいで歩くこともままならない古い町並み。早朝の静かな時間に朝ランして、朝一番の澄んだ高地の空気を味わいながら、町屋の風情を楽しみます。

  • 飛騨高山に向かう途中、富山で一泊しました。富岩運河環水公園(注2)にあるスターバックスは、2008年ストアデザインアワード最優秀賞を受賞したことで、当時”世界一美しいスタバ”と呼ばれたそう。富山の工業化にも寄与した富岩運河の豊かな歴史と美しい水辺空間を堪能しました。

  • 多くの旅客を運んだ黒田鉄道に1時間揺られながら、日本でもっとも深く、大きい峡谷をぬって、北アルプスの険しい谷と厳しい自然を眺めるばかり。日本―の峡谷を深く刻んだ黒部川は、険しくも清らか。日本の名水として知られるエメラルドグリーンの渓流に、ザーッと心洗われるのでした。

  • ダイナミックで荘厳な伊勢神宮。緑風を感じながら参道を歩いているだけで、エネルギーを感じます。海外の一神教に相反して、日本人がなぜ自然の中に八百万の神を信じるようになったのかがわかるような気がします。参道の砂利道、桧の大樹・・。子どもたち、覚えてくれているかな。

  • 宮古島、石垣島、竹富島、小浜島、西表島・・・。沖縄の離島は行きつくしました。中でも、子どもたちがまた行きたい、というのが西表島。マングローブ林の天然ブランコに乗って、「このブランコは誰が作ったの~?」と聞く子どもたちに、「神様が作ったんだよ」と大人たち。

  • 外国人にも人気の”Obento”。アメリカ人ママに勧められて行ってみた2018年に開催された東京都美術館の「おべんとう展」。おべんとうを作る人と食べる人の間に生まれるコミュニケーションが様々な形で表現されていました。"Obento”は外国人も魅了する日本の文化ですね。