10歳男の子との向き合い方。自己肯定感のカギは、「絶対評価」

「子どもの好き」が最大のモチベーション!な国際派子育て
- 名前
- 佐久間麗安 / Rena Sakuma
- 家族
- 4人 (10歳男の子と8歳女の子)
- 所在地
- 東京都
- お仕事
- Bright Choice編集長
- URL
- Rena Sakuma (@renanarena0513) Instagram
10歳息子が、勝ちたくて仕方のなかったテニスのトーナメントでようやく優勝しました。通称JOPと呼ばれる、日本テニス協会(Japan Tennis Associationのジュニアトーナメント(注1)。ジュニアのうちからプロ同様にランキングのベースとなるJTAポイントのつく試合のことで、優勝すると、優勝者だけが出場権のあるTOMAS CUPというトーナメントに出られます。テニスに真剣なジュニアの子どもたちなら皆、最初に持つ目標が「TOMAS CUP出場」です。
ところが、テニスの試合というものは、なかなか勝たせてもらえないもの。
でも、どうしても今年優勝したかった!
毎週日曜日、車で片道1時間ほど(渋滞だともっと)の試合会場へ。
勝ち進んでも準優勝留まりだった息子が、今年も残り2か月を切ったギリギリのタイミングで、ようやく優勝したのです。
当日同行した夫は、涙。
私は気がはっていたのが抜けたのか、優勝の知らせを聞いた後、体調を崩して2日間寝込みました 笑。
10歳男の子育児で、私たち夫婦がいちばん叶えたかったことは、小さくても良いから、自分の手で「成功体験」を得ること。自分の力で手にしてこそ、確かな「自己肯定感」になるから。
でも、こればっかりは「はい、どうぞ」、と与えられない。
できることは、毎週試合会場に連れていってあげることだけ。
親としても、大きな葛藤がありました。
試合会場で強い子たちを目にするとつい、「うちの子はあの子に比べて・・」と比較してしまうんです。
知恵のついた「大人の悪いクセ」を、どうしてもぬぐえなかった。
彼のテニスの一番のファンとして、親ができることは、絶対的に彼のテニスを愛して、ひたすらに応援すること。
頭ではわかっているのに。比較しちゃうのは親心?
そんな中、ご縁があって、世界ランキング シングルス84位まで登り詰めた、藤原里華プロ(注2)に、テニスは「絶対評価」でいいんだ、と教わりました。
「うちの子はうちの子のペースで"のんき"にやってていいのか・・」なんて相談したら、
「メンタル面やフィジカル面、食事などのライフスタイルのケアまで、"自分の課題"を1つ1つ乗り越えるだけでも、大変な努力が必要。山ほどある自分の課題と向き合うことを、決して"のんき"とはいいません。」、と。
思えば、藤原プロのアドバイスは、子育て全般にもいえること。
私がブライトチョイスを立ち上げた理由でもある、「"be 100% Original"の子育てとは、親が子どもを絶対評価してあげること、なんだ!」
と、ブライトチョイスを始めた初心に立ち返り、反省したのでした。
"100%オリジナルな子育て"、というのは、いうは易し。でも、親にとってはすっごく難しいことですよね。
でも、子どもが"100%オリジナル"でいるためには、まずは親が心掛けないといけない。
今後ぶれそうになったら、「子育ては絶対評価!」、と念じようと思います!