今年の夏休み。ストレスフリーに過ごす我が家の心がけ。

Choice

「わたしはわたし」自尊心を育む子育て

名前
浅倉利衣 / Rie Asakura
家族
4人 (8歳と6歳の女の子)
所在地
東京都
お仕事
コラムニスト
URL
Rie Asakura (@rie_asakura) Instagram

「わたしはわたし」自尊心を育む子育て
さて、夏休み始まりましたね。
みなさま、どんなふうにお過ごしですか?
我が家は、今年の夏休みこそ夫の実家アメリカで過ごせるかな?と思っていましたが、結局日本で過ごすことにしました。

新型コロナウィルスをきっかけに、夫も子ども達も自分の両親・祖父母に2年以上会えていないので、互いに寂しい気持ちはもちろんありますが、一方で、FaceTimeなどでいつでも繋がれる現代のテクノロジーにはこんな時こそより感謝しています。

あれができない、こうだったらいいのに、、。
今ないものばかりに目を向け始めると、んー、、不満や愚痴で自分が覆い被さってしまい、一緒に居る人も居心地悪くなるはず。
そうではなく、今、在るものに目を向ける。
昨年からそんな風に意識していたら、いろいろなことが灯台下暗しだなと感じるようになりました。

たとえば、長期休みは海外に行けないからこそ、自然と日本でどう過ごすかを考える。
近場でもちょっと離れた場所でも、今まで行ったことのない地、調べてみよう。
「わ、こんなに美しい自然があったんだな」
「こんなに美しい神社仏閣もあったの?」
訪れた土地でしか逢うことのできない人や食、そして建造物、文化や歴史、色々調べて見て触れ体験していくと、「あれ、日本人として生まれて美しい日本について知らないことまだまだいっぱいある、、!」という発見も。

たとえば、家で過ごす時間もグッと増えたので、より快適に過ごせるよう家の空間を見直す。
「これ本当に必要?」と問いかけて、気持ちが「必要」と即答しなかったら、スパッと手放す。
そうすると、本当に必要なものが更にワッと引きたってきて、自然とそれをますます大切にするように。
子どものおもちゃ収納スペースも、子どもたちと徹底的に見直しました。
そしたら、おもちゃはほとんど必要なくなりました(笑)
特に次女は今、けん玉とあやとりという昔ながらの遊びにハマっていて、それがあればOK。収納も簡単、というか収納というより幅も取らずただそこに置くだけで済む(笑)
むしろエンタメ性が強いおもちゃで子どもを囲むより、少ない方が、子ども自身が想像力をフル発揮してセルフエンタメを生み出すようにも感じます。
とはいえ、ゲームなどiPad時間もありますが、、そこはものすごくストイックに制限しすぎないように、でもなるべく目や頭を休ませる時間や間隔は決めたり、基本18時以降は見ないというのが我が家のルール。

とにかく、なくてもよいものを感謝の気持ちと共にスパッと手放し、全てのモノに快適な居場所を与えたら、自分たちの頭も心もスッキリ快適に。余白が生み出す風通しの良い空間は、自分たちの内も外も良いエネルギーを循環させてくれるなとも感じています。

意識は外にではなく、内に。
ないものではなく在るものに目を向ける。
今となっては、ボーっと空を見上げながら深呼吸して、あー空気吸えてるな〜、今日はこんな香りするな〜いい香り〜なんて。数年前の自分とは別人のよう(笑)

在るといえば、今原稿をタイピングしながらチラリと横に目をやると、夕飯後の食器など洗い物の山、、、。
でも、今日は女性のホルモンリズムもあって疲れやすくとにかく眠い。。
ってことで、その在るものには明日朝まで目を向けず、そこらへんは適当に臨機応変にいきたいと思います(笑)

〈浅倉利衣さん連載〉
「わたしはわたし」自尊心を育む子育て

       
  • My morning routine

  • 家庭菜園収穫のお手伝い。

  • 我が家の定番、ジェノベーゼソースのお供。

          
  • 空間は自分の内側の反映?

  • 互いに成長し合える大切な存在

  • 長期休みといったら静寂とは無縁(笑) なので、30分でも1時間でも、静寂の中で無になる時間が私には必要です。家族が起きてくる前にヨガをしながら、体や心に意識を向けます。このちょっとの自分を整える余白時間が、子どもたちとなるべく笑顔で向き合える大切な時間です。

  • シソも元気に育ちました。うらべにシソという、葉の表面は緑で裏面が濃い赤紫色のシソです。こちらでシソジュースを作りました。季節のからだに季節の食べものを取り入れると、自然のリズムと私たちのからだのリズムってほんとに繋がっているんだなぁと体感でわかるようになるのが楽しい。

  • スイートバジルも育てやすいので我が家の家庭菜園の定番です。香りも味も夏の暑さに負けないほどパワフルで、香りを嗅いだだけで元気が出ちゃいます。スマホの小さな画面の世界から飛び出して、自然の生命力や美しさに目を向けると、家時間もものすごく充実。

  • 本文の中で、家空間の見直しについて触れましたが、9月号GINGER「部屋を見れば、思考回路が丸わかり!」という特集記事の中にちょろっと出させて頂いています。子どものおもちゃクローゼットの写真もその中に。何が正解とかはない、とにかく自分の心地よいなという感覚が基準。

  • ものすごく仲良くしていると思ったら、ものすごく激しい喧嘩をしていたり。でも少し経つとこんな風に仲直りして歩いている。愛おしくて思わずパシャリ。親は「木の上に立って見る」と書く。すぐに木から降りて手出し口出し抑圧せずに、なるべくじっと見守っていたなと思っています。