冬のニューヨーク|子どもと一緒に楽しめる私のお気に入りスポット

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子育ても仕事も自分らしく彩るマンハッタンの暮らし

名前
小浪良子 / Ryoko Konami
家族
3人(夫、5歳の女の子)と7歳の豆柴
所在地
ニューヨーク
お仕事
IROHA NYC経営
URL
小浪良子 / Ryoko Konami インスタグラム
URL1
IROHA NYC

子育ても仕事も自分らしく彩るマンハッタンの暮らし

はじめまして、小浪良子です。
まずは簡単に自己紹介を。

2016年に写真家の夫とNY生活をスタート。
それまでは東京で10年程ファッション業界へ従事。
移住当時は
ジャーナリストVISAを取得してきていたのですが、
なかなか思うように仕事を得られない日々で、
住み始めて2年くらいは現地のエディターや出版社へ連絡しては何か出来ることがないか尋ね、
単発で取材の仕事を得たり
不安を抱えながら模索する毎日でしたが、
その際にいただいたご縁は今でも大切なものです。

2018年に娘が生まれ、
2020年に世界はパンデミックに突入。
壊滅的だったNYの街はゴーストタウンのように人が消え、部屋を出るにも完全武装。

そんな閉塞的な気持ちを盛り上げようと思い、
生活と向き合う中で
心に彩りをくれたのが日本の器でした。
その想いを胸に2022年、IROHA NYCを立ち上げ
日本の現代作家の器をNYで展示販売しています。

今はその仕事に情熱を注ぎながら、
キンダーガーデンに通う5歳女の子子育てもして
移りゆく日々を過ごしています。

多くの移民が住むこの街は、
教育や方針も多様で時に複雑。
この連載では日々の生活のことのほか、
NYの学校システムや育児、
日常のファッションなどを綴っていけたらと思います。

連載1回目の今日はNYでの冬の過ごし方を少しご紹介。
(マンハッタン編)

「American Museum of Natural History」
アッパーウエストサイドにあるアメリカ自然史博物館
映画『ナイト ミュージアム』の舞台にもなった博物館は
シロナガスクジラやティラノサウルスレックスなどの
目玉展示物から剥製標本、化石、人類学的遺産、
プラネタリウム、地上から天上の歴史を探究でき、
大人から子どもまで楽しめる場所です。

昨年には新館ギルダーセンターもオープン。
モデルニスモ建築(バルセロナのカサミラ風?)を思わせる曲線美の美しい有機的な建物は
中へ入ると
洞窟を冒険するかのように気分を高揚させます。

4階建ての館内には昆虫ギャラリーや
没入体験型の施設など、
好奇心を存分に満たしてくれるスペースがあり
レストランもあるので、プレイデートや観光にもおすすめです。
飽きたら目の前のセントラルパークへ。

American Museum of Natural History
200 Central Park W, New York, NY 10024

「The Whitney Museum of American Art 」
ホイットニー美術館は入館時に子ども用ガイドを配布。
冊子にはアーティストと代表的な作品の説明が
子どもにもわかりやすく掲載され
スケッチなどのための余白ページもあります。

子どもたちがお気に入りのアートの前で
のんびり腰をおろし絵を描く光景は
どこの美術館でも見られ、
学校の課外授業でもギャラリーやミュージアム訪問は
日常的に行われているので
幼少期からアートと生活が近い印象です。
ホイットニーをはじめとした多くの美術館で
週末に無料で子どもイベントを開催していることが多いので参加するのもおすすめです。
↓(金曜夜と第2日曜は全館無料)
Schools & Educators 

Whitney Museum of American Art
99 Gansevoort St, New York, NY 10014

「Christmas spectacular」
ニューヨーク、冬の風物詩のひとつとも言われているラジオシティミュージックホール (Radio City Music Hall) で、ホリデーシーズン限定で行われる
クリスマススペクタキュラー
The Rockettesによるこのショーが始まったのは1932年と、とても伝統的なクリスマスショーです。

娘もブロードウェイ(4歳から鑑賞可)をはじめとした、
様々なショーを観覧できる歳になったので
今年はたくさん行きたいです。
子どもも大人も楽しめるショーは、
ラインダンスからプロジェクションマッピング、ドミノ倒しなど、どれも素晴らしいパフォーマンス。
(例年12月の上旬から1月上旬までの約1ヶ月間開催)

※ロケッツはアメリカのプレシジョン ダンス カンパニーで、1925 年にセントルイスで設立。
1932 年 (92年前) 以来、ニューヨーク市のラジオ シティ ミュージック ホールで演奏を行ってきました。
毎年恒例のクリスマス ショーであるラジオ シティ クリスマス スペクタキュラーに出演し、1957年以来ニューヨークのメイシーズ感謝祭パレードで毎年パフォーマンスを行っていることで最もよく知られています。
【引用 ウィキペディア (Wikipedia)】

「Jazz at Lincoln Center」
オペラやバレエだけでなく、リンカーンセンターでは
子どもも親しめるクリスマスのジャズイベントをはじめ、
様々なファミリーイベントを開催。
演奏と共に曲についても教えてくれます。
大人も飲みながら一緒に楽しめて退屈しません。
近隣にはターゲット(Target)、ホールフーズマーケット、トレーダージョーズ(Trader Joe's)などもあるので、帰り際に立ち寄ってもよいかもしれません。

Jazz at Lincoln Center
10 Columbus Circle,
New York, NY 10023

「Chelsea Piers in Manhattan 」
1995年に改築されオープンしたチェルシー・ピアですが、現在も改築中。
2021年には水上公園、リトルアイランド(Little Island)もオープンし、イーストリバーにはまもなく自己濾過プールが誕生予定です。↓
Floating East River Pool May Open to Public Next Year Under Hochul Plan (The New York Times)

アップデートされ続ける施設は、
屋内ロッククライミングやボーリング、スケートリンクに
小規模ながらゲームセンターなどもあり、
子どもの誕生会にもよく使われる場所です。
季節ごとのフリーイベントも多く、フードコートも充実。
ピア61から出航する Bateaux Premier Bottomless Mimosa Brunch Cruise は、
イースト・リバーとハドソン・リバーでの
2時間半の水上ブランチとガラス張りのデッキから
ニューヨークの景色を楽しめます。

Chelsea Piers
23rd St. & the Hudson River

寒さの厳しいNYですが、
探せば屋内施設も充実しています。

ではでは、よろしくお願いします。

       
  • アメリカ自然史博物館にて

  • アメリカ自然史博物館のリチャード・ギルダーセンターへ

  • 美術館には紙とペンケースを持参

          
  • 12月に訪れたクリスマススペクタキュラー

  • チェルシーピアは人気のバースデーパーティー会場!

  • チェルシーピアのスケートリンク

  • 大きな恐竜の骨格標本の前で。ここは子どもはもちろん、大人の好奇心も満たしてくれる場所です。

  • アメリカ自然史博物館の4階につながっている新しいスペース、ギルダーセンターは、建築自体もとてもユニークで、見どころも多くあります。

  • ニューヨークの美術館では至るところで子どもたちが模写を行っています。我が家も美術館へ行くときはいつでも模写できるよう、お絵描き道具を持っていきます。

  • ラジオシティミュージックホールで開催される伝統的なクリスマスショーは、子どもも楽しめるのでおすすめです。

  • お友だちのバースデーパーティーに招待された時のもの。施設内容がとても充実しているので、ここでの誕生会はニューヨークキッズの定番。

  • 冬はキンダーのスケートイベントもここで開催されます。