親子ふたりで暮らすように旅をした、バルセロナでの充実した2週間

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子育ても仕事も自分らしく彩るマンハッタンの暮らし

名前
小浪良子 / Ryoko Konami
家族
3人(夫、5歳の女の子)と7歳の豆柴
所在地
ニューヨーク
お仕事
IROHA NYC経営
URL
小浪良子 / Ryoko Konami インスタグラム
URL1
IROHA NYC

子育ても仕事も自分らしく彩るマンハッタンの暮らし

娘と一緒に暮らすように旅をしたいと思い、昨年から始めた夏休み家族旅行。スペイン・バルセロナへの2週間の旅は、私たち親子にとって貴重な経験となりました。

スペインの物価は十年単位で比べても比較的変わらず外食や生活に関わるもの、そしてサマーキャンプの料金もニューヨークに比べるととても安価です。高騰を続けるニューヨークのサマーキャンプにかかる費用を考えると、渡航費や滞在費を含めてほぼ変わらないということで、夏の一時帰国中に日本の学校へ編入したり、学びを織り交ぜながら他国へ旅をするニューヨーク在住者は多い印象です。

今回のバルセロナへの旅行は、特に5歳の娘にとっては、新しい環境での暮らしや学びが刺激となったようです。娘が通った学校は、現地の子どもたちが多く通う学校で、クラスメイトや先生たちとの交流を通じて、自然と異文化への理解が深まっていた様子でした。

娘に聞いたところ、初日はドキドキしたけど、ニューヨークで仲の良いお友だちと同じ名前の子がいたり、英語を話す子も沢山いたので違和感はなく、大丈夫だったとのこと。特にアメリカとの違いも感じなかったようです笑


午前中、娘は現地の学校に通い、午後は親子でたっぷりと観光したり色んな公園を巡り、現地の文化に触れる時間を過ごしました。

バルセロナは、歴史的にも文化的にも豊かな都市であり、それゆえにオーバーツーリズムの実害も顕在化してます。デモが起こっている時期に私たちはちょうど滞在してしまいましたが、それでもバルセロナの人々は基本的に温かく、親切。

と同時に、バルセロナが位置するカタルーニャ自治州は近年の盛んな独立運動の影響もあってか、少し閉塞的なムードを感じることもありました。コロナ禍のムードが引き続いているとの声も聞き、色んな要因が重なって以前より少し閉じた印象だったのかもしれません。

今でも公立校ではカタルーニャ語と言われる独自の言語での手続きや授業が必須で、此処はスペインであってスペインではないという感覚を、旅人として訪れる側でさえも感じます。

とはいえ、現地の市場や公園で出会った人々との会話や、レストランでの食事、私たちが滞在していたグラシア地区で行われていた地元のフェスティバルなど、日常の中での小さな交流が旅を豊かにしてくれました。

代表的な建築家でもあるアントニ・ガウディの建物の一つ「カサ・バトリョ」は、ガウディのインスピレーションを表現したプロジェクションマッピングで入り口から心を掴み、iPadを内装に当てるとその箇所に様々な生き物や架空の物語、過去の暮らしがスクリーンに現れ、まさに体験しながら楽しめる空間でした。子どもも飽きずに楽しめるスペースは創造性や想像力を刺激する素晴らしい空間に進化していて、途中でシャンパンサービスもあるなど、大人も寛ぎながら満喫できる場所でした!

バルセロナの街並みや美しい建築物、美味しい食事、人々との交流
どれも私たちにとって忘れられない思い出の旅となることでしょう。

これからも思い出の土地を増やしていけたら幸せです。

最後に美味しかったお店や行きたかったBARなどをまとめておきます。

⚫︎一番好きだったのはこのお店↓ どのお料理も美味しく、スタッフの方々もとてもフレンドリーで良いひとときでした。
「Cañete」

「Cocina hermanos torres」

⚫︎12才以下は入店出来ませんが此処が最近人気だそうです。
「Slow&Low」

⚫︎朝ごはんは此処が良かったです。
「Ugot Bruncherie」

⚫︎そしてここのチーズケーキが最高に美味しいです。旧市街、ピカソ美術館のそばにあるので美術館の前後に立ち寄るのもオススメ。少し並びます。
「JONCAKE」

⚫︎滞在したグラシア地区で美味しかったお店↓
「LATA-Bern@」

⚫︎オリーブやMenzana con canelaというアップルパイが美味しいです。
「La Botiga Griega - La Tienda Griega」

⚫︎チーズ屋さんですが、その場で一杯も楽しめるお店。小さなスペースですが好みに合わせてチーズを3-5種とワインを選んでサーブしてくれます。
「Fromagerie Can Luc」

⚫︎シェリー酒が美味しい老舗BAR
「14 De La Rosa」

⚫︎人気のタパス
「Lluritu」

⚫︎娘が午前中のみ学校へ通ってるので、朝からお酒を楽しめるお店を幾つかピックしてました🥂
「Absenta」

「5 Hemanos」

「Bar bodega Quimet」

「Bar Pietro」

ではでは、また。

来週から日本へ一時帰国です。またレポできたらと思います。



<小浪良子さん連載>
子育ても仕事も自分らしく彩るマンハッタンの暮らし

       
  • 並木道が美しい、グラシア大通りに建つカサ・バトリョにて

  • バルセロナ郊外のモンセラットにも足を伸ばして

  • バルセロナのレストラン「Cañete」にて

          
  • 散策も楽しいグラシア地区

  • ピカソ美術館の帰り道

  • キッチン付きのピソに滞在して。

  • ガウディ建築のカサ・バトリョを見学。建物内ではiPadのカメラを使用すると、そこに説明やストーリーが出てくるという仕掛けで、子どもも楽しめる内容になっています。

  • スペイン広場駅から電車で約1時間半、山頂まではロープウェイで行くのがお気に入りのコースです。ここの教会が重要な聖地である理由のひとつが、ナポレオンによるスペイン侵攻や、フランコ独裁政権時代に断固として抵抗を続けた教会でもあるからです。

  • バルセロナは食事が美味しいのも魅力のひとつ。このレストランは特にお気に入りの1軒です。

  • 私たちが滞在していたグラシア地区には、小さなかわいいお店が立ち並び、散策も楽しい街並みです。ここは食材店のLa Botiga Griega。アップルパイがおいしかったです。

  • ピカソ美術館があるのはゴシック地区と呼ばれる旧市街地。古い街並みが残る美しいエリアです。

  • 滞在していたグラシア地区のピソ(アパートメント)では、市場で買った食材で娘と料理をしたり、思い出深いひとときを過ごしました。