カナダに「母子留学中」の母の1日!「日中のゴールデンタイム」の過ごし方とは?

カナダに「教育移住」した私の「母子留学つれづれ日記」
- 名前
- 高田さおり
- 家族
- 4人家族(14歳と11歳の男の子)
- 所在地
- カナダ・ブリティッシュコロンビア州
- お仕事
- Study & Stay代表
- URL
- Study & Stay Instagram
【カナダに「教育移住」した私の「母子留学つれづれ日記」】
コロナ真っ只中の2020年の秋、私は息子たちとの母子留学をスタートさせるべく、カナダへと渡りました。最初の1か月が過ぎると、主人は日本へ帰国。いよいよ母と息子たちだけでの留学生活がスタートしたのです。
そんな私の1日は、2人の息子たちの朝ご飯の支度、学校で食べるスナック(おやつ)とランチの準備、そして週に2度は水泳の早朝練習がある息子たちをプールに送迎することから始まります。
水泳の早朝練習の日は朝5時に起き、バナナなどの軽食をとったら5時半には家を出発。朝練は6時から1時間半あるのですが、車で15分ほどの場所にあるため、私は一度帰宅して、その間に朝ごはんやお弁当の支度をします。
カナダの水泳チームは、外の気温が11℃でも屋外の温水プールで練習することも多々。帰宅してすぐに息子たちが体を温められるよう、湯舟にお湯を張ってからお迎えへ。8時前に帰宅してからは、ご飯、納豆、卵焼きにお味噌汁、という和食を用意するか、時間のないときはおにぎりを作って朝練のお迎え時に車の中で食べさせます。
幸いアジア系スーパーが近くにあり、日本の食料品が簡単に手に入るため、料理には困りません。むしろ、息子たちのランチでサンドイッチ用に食べる美味しい食パンを探す方が難しいくらいです(笑)。
また、こちらに来て驚いたのが、教育委員会のオリエンテーションで説明のあった「学校へのナッツ持ち込み禁止」のきまりです。カナダの現地校はナッツアレルギーのお子さんにとても配慮しており、基本的にどんな形状でもナッツは持ち込み禁止。たとえばサンドイッチに「Nutella」のペーストを挟んだりするのもNG。スナックで持たせるようなチョコレート菓子もパッケージの表記に「nutsfree」と書かれてあるものをよく目にします。
州によっても違いはありますが、カナダでは12歳未満の子供を1人で留守番させる事は児童虐待とみなされるため、学校の送り迎えも保護者、ないしは13歳以上の兄弟が同伴するのが鉄則です。そのため平日は毎日9時前の送り、15時の学校お迎えに私が付き添っています。
学校の始業ベルが鳴る9時10分前には間に合うよう車で送ったあとは、近くのWalmartに日用品を、韓国系スーパーに生鮮食料品や日本の調味料を買いに行きます。
11時頃に帰宅したら、ここから14時半までが私のゴールデンタイム。まずはマンションのジムで1時間ほど運動します。カナダに来るにあたって健康への意識は高まりました。なんせ海外の洗剤、牛乳、ジュース、日用品は全てがコストコ並みのBIGサイズ。毎日の買い物で私が体を痛めては息子たちの生活にも支障が出てしまうため、渡加する前にパーソナルトレーニングを始めたほどです。おかげで、今では片手で27キロのダンベルも持ち上げられるくらいにたくましくなりました(笑) 。
また、フィジカルもさることながら、メンタルケアへも一層意識が向くようになりました。知り合いのいない海外で頼る人がいない心細さと、どこに行っても尽きない子育ての悩みに奮闘してパンクする前に、美味しいランチを食べに行ったり、カフェでひと息つけるような自分の時間を作ったり。とはいえ、そんな時間も学校から届くそれぞれの学年のメールを読んだり、習い事のスケジュール管理をしたりすると、あっという間に無くなってしまうのですが......。
夕方から夜は水泳の送迎と夕飯タイムです。子供たちがご飯を食べ終え、落ち着いた19時ころから、私は仕事をスタートさせます。日本のお昼前がカナダの夜なので、時差をうまく取り入れながらミーティングをするなど、一日をフル活用。これもコロナ禍で進んだテレワークのおかげです。海外にいても日本の仕事が出来る点では、とても有難く感じています。
〈高田さおりさん連載〉
カナダに「教育移住」した私の「母子留学つれづれ日記」