ポルトガルの子育てあるある!? 顔面蒼白の寄生虫体験に直面

モデル小泉里子が綴る、ポルトガルでの家族時間
- 名前
- 小泉里子/Satoko Koizumi
- 家族
- 3人(夫、5歳の男の子)
- 所在地
- ポルトガル
- お仕事
- モデル
- URL1
- 小泉里子/Satoko Koizumi
- URL2
- SATOKO KOIZUMI 小泉里子
【モデル小泉里子が綴る、ポルトガルでの家族時間】
ポルトガルに引っ越してまもない頃、友達から告げられた一言が衝撃的でした。
「ここでの子育てはシラミとぎょう虫が付きものよ」
ん?いつの時代?と耳を疑った日から1年半、そんな寄生虫たちとは無縁で、毎日お風呂にも入るし、うちは大丈夫と余裕を見せていたある日の週末、ふと息子の髪の毛に目をやると、なんか白いもの付いてる......?
取ろうとしてもなかなか取れない。爪に引っ掛けて毛に沿って取ってみたら取れた。あれ?他にも付いてて、また同じように取ってみた。そして4つ目でようやく全身に鳥肌がたって気がついた。シラミだ!!ついに我が家にも。
次々に見つかるシラミを取りながら、現実に困惑してる自分。まさか、まさか......(涙)そこから無我夢中で取り、多分2時間くらいは息子の頭にかじりつき、成虫4匹、卵は20個以上。
最終的にその日、息子は坊主になりました。そして私の首はスマホっ首ならぬシラミっ首になり、ゆっくり過ごすはずの週末は、シラミとの戦いでズタボロになりました。
ひとまず息子は坊主にしたので安心(意外に本人も気に入ったみたいで)だけど、息子にいたということは私たちにもいる可能性大。その日はクリニックが休みだったので、翌日全員でシラミクリニックへ。さすが頻繁にシラミが発見されるポルトガルだけあって、シラミ専用のクリニックとサロンがありました。私たちが行ったのは、少しクリニック寄りな方。
友達がそのクリニックへ行ったときは、シラミバキュームで成虫と卵を取ってくれたと言ってたから、バキュームをやってもらう気満々で行ったけど、前日の私の戦いの成果もあり、息子にシラミがいないのをみて、私たちのチェックはそんなにしてもらえず、全員クリアと言われ終わりました。あとは販売しているシラミ専用のシャンプーとコンディショナー、櫛を購入して帰宅。
いないと言われたけど、なんだか信じられず、早速シャンプー、コンディショナーをして、コンディショナーが付いたままシラミ専用の櫛でとかしてみたら、やっぱり出ました!卵2個収穫。
まさかシラミになる日が来るとはな〜。まったくの予期せぬ突然の来客に、珍道中な数日間でした。
後日、学校のクラスWhatsAppでは、クラスメイトも何人かシラミになったみたいで、そこで繰り広げられたシラミトークは、また私のシラミ知識をアップデートしてくれました。
男の子は坊主にしてしまえば、それでおしまいだけど、そうもできないのが女の子。なので女の子ママたちのシラミ対策がすごかった。あるママは、1週間に1度、こってりとしたコンディショナーを付けたまま専用くしでといでシラミチェック(すごい時間がかかるらしい)。毎朝シラミ対策のスプレーを頭に振りかけ、定期的にシラミシャンプーを使うというルーティーン。
なんの対策もせず、余裕を見せてた自分が恥ずかしい。みんな、そんな対策を日々してるんだなと感心しました。今回のシラミ初体験と、新しく得た知識で「もうシラミは怖くない」と。
そんなシラミトークで沸いたクラスWhatsAppの次なる話題は、「ぎょう虫」でした。もういや......笑
学校から届いたメールによると、クラス内でぎょう虫感染の報告があったとのこと。あるママは「毎日のシラミチェックだけでも大変なのに、さらにぎょう虫チェックもしなきゃなんて、本当にいい時代だわ!」と皮肉たっぷりにひと笑い。
そして、子ども達の話によると、どうやら最近トイレの石鹸がない!との事。これに対しても、「私たちが支払ってる学費じゃトイレに石鹸も買えないみたいだわ」とママ達。
外国のコントでも聞いているかのような会話を横目に、ちょっと笑ってしまった私でしたが、入念なシラミチェックを日々しているママは、ぎょう虫に対しても日々の対策がありました。
「みんなちょっと気持ち悪い話をするけど、許してね」と切り出し、家でのぎょう虫チェックとして、子どもがウンチをしたあと20分間流さずに放置して、その後動いてる寄生虫がいないかチェックするんだとか。
ぎょう虫は夜間にメスが肛門付近に卵を産みにくる際の痒みで気づくことが多いけど、痒みが出ない場合もあるらしく、その場合は目視で確認しないといけないみたい。なので寝る前、夜中、朝起きてすぐの肛門チェックや下着やトイレなどでの確認が必要とのことでした。
クラスWhatsAppでの会話を見てると、ヨーロピアンは割と日常的な出来事という反応。やっぱり、こっちでは珍しいことではないみたい。
日本では、私が小学生の頃にぎょう虫検査を学校で行ってたけど、今はもう昔の話。だから、ぎょう虫やシラミがまさかこんなに身近に感じる日が来るとは。
移住早々のお告げ通り、ポルトガルでの子育ての極意を学んだ数週間でした。息子のお尻から糸みたいなお虫さんを発見する日も、そう遠くないなと感じています。
〈小泉里子さん連載〉
モデル小泉里子が綴る、ポルトガルでの家族時間