トマトは好き?嫌い? 食卓の会話は、思考を広げる宝物

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モデルSAWAが綴る、自由の中に軸をもったしなやかな育児

名前
SAWA
家族
4人(12歳と8歳の女の子)
所在地
東京都
お仕事
モデル、TCS認定コーチ、マザーズティーチャー、たいわ室コーチ
URL1
SAWA(@sawa_iam)Instagram
URL2
SAWA official

モデルSAWAが綴る、自由の中に軸をもったしなやかな育児

先日、我が家の食卓に並んだトマトをめぐって繰り広げられた会話から、とある「発見」がありました。

「塩つけて食べてもマヨネーズつけても、ドレッシング変えても、トマトはトマトなんだもん•••」
「そっかー」

そうと決めつけてしまったり、思い込んでしまったその瞬間から先は、トマトをそれ以上に
味わうことも、知ること深めることの機会も失ってしまうのではないか? むむむ...

「トマトは嫌いー。だって...トマトは酸っぱいし、トマトはグジュグジュしてる」
「えー、トマト甘いよ。トマト美味しいじゃん。ちょうだい。食べたげるー」

トマトが嫌いな姉。トマトが好きな妹。トマト1つとっても、良くも悪くも思うこと、感じることも人それぞれな訳で。それがどんな感覚であろうとも、そこから先は「コレってこうだ!」という決めつけで、向き合うことをやめてしまうより、理由は何であろうと、知識を深めたり探究してみたりする機会があるなら、もしかすると、今までにないトマトの味わいを知り、それが新たな発見となって、それまで以上にトマトの世界を広げることができるのかも...

だとしたら、どっちが面白そう?
どっちがいいんだろう?ふむふむ。

「ねぇねぇ、例えばオムライスのケチャップは、好きじゃない?」
「うん! 好きーーー!!」
「ケチャップってさー、何からできてると思う?」
「え? ケチャップはトマト?」
「そうそう、トマトだけど、どう?」
「あれ?」

「それ知ったら、トマトのイメージ、今までとどう? 少し変化して、トマトに対して見え方や感じ方もまた違った世界になるかなー?」
「うん! うん! なるねー。なったー!」

2人とのそんなやり取りは、トマトを通じてモノゴトの世界をより広げる方法に繋がったかな?と。そんなことを思っていると、

「ねぇねぇママー、コレってさー、トマトだけじゃなくってモノやヒト、何に対しても言えるコトじゃない? こうだーって、決めつけてしまうより、色んな面から見たり感じたりってことが大切ってことだよね」

「うんうん、そうだよねー。諦めないで、そのモノやそのヒトについて知ろうとするときに大切なコトかもしれないねー。それってどんな時も自分自身との内側のコミュニケーションから成り立っているかもね!」

と伝えてみましたが、ふたりは「???」(笑)。っと、そこはまだよく分からないという不思議な顔でしたが、この先2人が、どこかのタイミングで《セルフコーチング》というかけがえのない術を手に入れることが、本当の意味での自分らしい軸のあるしなやかさを手に入れられるときかなと思っています。

心から自分を愛せる。自分の内なる状態を知っている。そこから外側にあるモノやヒトをより探究してみよう!という、どんな物事も、ワクワクドキドキな冒険に変化させることができる、そんな人に育ってほしいな。

トマトから大発展した、我が家の食卓でした(笑)。

本日より1週間、まさかの学校閉鎖となってしまい、家の中はテンヤワンヤ...。いったいいつまで《今》しかない子どもたちの貴重な時間が奪われてしまうんでしょう。
さーて、どんな1週間にしよっかなー?

〈SAWAさん連載〉
モデルSAWAが綴る、自由の中に軸をもったしなやかな育児

       
  • 現役引退

  • 新年の手水舎

  • ソラノホテル

          
  • 『青い鳥』

  • 佐々木正美さんシリーズ

  • たいわ室

  • 現役を引退した大久保嘉人のお疲れさまディナーを、ファミリーで。

  • 艶やかな手水舎が初詣らしく、新年の気分をより高めてくれました。

  • お正月は、子ども達も大好きな「ソラノホテル」へ。富士山を眺めながら、一日中プールで過ごしました。

  • 重松清の『青い鳥』は、元小中学校教諭のたいわ室コーチおすすめ本。タオル握りしめ終始号泣。親はもちろん、先生や思春期の子ども達、みんなに読んでいただきたい一冊。

  • 子どもの成長に合わせての向き合い方や、子育てのヒントが詰まった佐々木正美さんシリーズの本。

  • パーソナルセッション前は、クライアントさんに想いを馳せ心を集中させて準備。月末に配布するたいわ室のチラシも準備できました。現在、全国68の自治体・教育委員会より、ご支援いただいています。