思春期の子育て、親への反抗が生まれる子、生まれない子

Choice

モデルSHIHOが奮闘、日本・韓国・ハワイが舞台の子育て

名前
SHIHO
家族
3人家族(夫、13歳の女の子)、ミニチュアダックスのキョロ
所在地
東京
お仕事
モデル、ウェルネスアドボケート
URL1
SHIHO(@shiho_style)Instagram
URL2
Shiho Style

モデルSHIHOが奮闘、日本・韓国・ハワイが舞台の子育て

いよいよ今月からティーンエイジャーになるサラン。

この年齢になると思春期に突入しますが、みなさんのところはどうですか?
うちは、以前もこのエッセイで話題にしましたが、思春期は感情の起伏がわかりやすいおかげか、今のところはうまくいっている感じです!

先日、子供たちが働き始めている3児の先輩ママと話す機会があって、彼女に、子供たちが思春期の頃は何か問題はあったのかを尋ねたら、「全くなかった」と!!!

彼女は男の子のお子さんもいるのですが、男の子って好きな女の子ができると、
「ママ、うぜーよ!」と照れ隠しのように母親を拒否り始めるイメージありません(笑)?

それなのに「なぜなかったの?」と聞いたら、「私はラッキーだった」というばかり。
そんなはずはない!!と思っていたら、たまたまちょうど彼女の息子さんと話す機会に恵まれて。会っていきなりでしたが、ズバリ聞いてみたんです!

「思春期がなかったと聞いたのだけど、それはなぜだったと思う?」って。

彼からの答えは、

「いい友達たちに出会えて、彼らとの良好な関係を築けたおかげだった」と。

うーーーーん!確かに。日常がうまくいっていたらイライラしたりする必要はないのかもしれないですよね!

そう思うと、サランも最近、ご機嫌なのはお友達との関係がいいからかも!

新学期になって、新しいお友達女子チームがまたできた様子で。
6年生は彼女たちと陸上部に入っていたのですが、7年生では、新生女子チーム数人でバレーボールクラブに入ったんです。

今までバレーボールなんてしたことなくて、試合がある前日に慌ててボールとバレー専用シューズ、膝サポーターを購入するという素人丸出しのサランが突然、試合に出ることになり、本当に大丈夫なの?と心配していたのですが。

試合があった午後過ぎ、嬉しそうに彼女から電話がかかってきて、

「ママ、5試合中、サランのチームは全勝したの!!」との喜びの報告が。

「え?へなちょこチームだと思っていたのに、勝利の理由は一体なんだったの?相手が弱かったの⁉︎」

と尋ねたら、

「サランのチームは、みんなが失敗しても、"今のよかったよ"、 "気にせず、次取ろう!"とか、みんなで励ましあってポジティブなイメージで試合ができたの。その反対に負けてるチームは、チーム内で失敗したら、それを貶したり、ネガティブな態度を取ったりしていたから良くなかったのだと思う!」って。

そうやって、楽しみながらいいチームワークが作れて勝利に繋がったそう!
超仲良しの10人ほどのグループでバレーボールクラブに入部したそうだから、彼女のチームには楽しさしかなかったのかもしれません。友人同士の信頼や相手を思いやる気持ち、笑顔やポジティブな対応って、いろんなものを成功に導くパワーに溢れているのかもしれませんよね。そういった環境の中にいると思春期のイライラなんて生まれないのかも。

他にも、友人の息子さんから聞いた思春期にならなかった理由は、

「スペースがあったこと」だそう。

スペースって?距離感のこと?とママにも確かめるように聞いたら、
「距離感よりも、相手を尊重すること!」という答えが。

ママ友達からちょっとしたテクニックを教えてもらったのですが、

例えば、子供について知っていることがあっても、まず、ダイレクトには聞かないそう。
"相手の様子を見て、向こうが話してくるまで待つ" というスタンスを保つんだって!

例えば、週末何をしていたか聞きたかったとすれば、(実は知っていても知らなくても)相手にいきなり聞くのではなく、まずは「週末、私はこうしていたよ!」と自分の話を始めて、自然に相手が自分の話をしてくるような状況を作るのだとか。

もちろん、学校でのトラブルなど緊急事態などがあった時は、すぐに聞く場合もあるそう。

他には、ママは"絶対的立場"という印象を残すことも大事なんだとか。

そのテクニックは、こちらから、"こうしなさい"とか"ダメ"とかは一才言わないで、あくまでも相手から聞かれたら、「こうしたら?」とか「こういうのがいいんじゃない?」とアドバイス的に答えるそう。
で、「やっぱりママの言う通りだった」と結果的になるのがいいのだとか。

知識や経験が子供たちより豊富な分、物事の良し悪しは親の方が当然よくわかっているもの。でもそれを当たり前に、絶対的に、押し付けるように言うのではなく、あくまでも、相手が求めたときにサラッと仮定的に助言すること。

子供って「だめ」とか、彼女や彼女の周りの子に対して、いきなり否定しちゃうと、もうそこから何かを言わなくなってしまうから要注意だって!

確かに身内に上から言われると、それこそ、「うぜーよ!」ってなっちゃいそう(笑)。

彼女や彼女の周りのことを尊重した話し方、大事ですよね。
一人の人として尊厳を保つってことがスペースを持つってことに繋がるみたい!

ふと思い出すと、思春期真っ只中にいた友人の子供を見た時に、ママから子供扱いされることが嫌そうに見えたことがあったっけ。

大人の私たちだって、誰かに尊重されてない態度を取られると、悲しい気持ちになるのは当然のこと。子供なんて感情が敏感だから、余計に気を使うべきなのかもしれないですよね。

うちはサランとは良好だけど、もうすぐ14歳になる愛犬キョロの方が思春期?に突入中かも(笑)。

夏休みが終わってから、キョロがボスを私からサランに変更したみたいで態度が一変。あんなに私に懐いていたのに、最近、サランにばかり寄り添っていて。サラン曰く、
「ママより私の方がキョロに優しいから!」って。

夏の間、旅行で実家にずっと預けていて、帰ってきてからどうも私と距離感ができてしまって。置いていったことに寂しさがあったのか、帰宅しても暑さ対策で家で一人で留守番させるのが多かったり、忙しい時にあまり構ってあげれなくて拗ねちゃったのかもしれません。

サランが友達と築き上げている、信頼や相手を思いやる気持ち、笑顔やポジティブな態度を持って私からキョロにもっと話しかけてあげないと!と反省する今日この頃です。

〈SHIHOさん連載〉
モデルSHIHOが奮闘、日本・韓国・ハワイが舞台の子育て

       
  • 「私の子供の私生活」より

  • 「私の子供の私生活」より

  • アップル

          
  • 韓国のスタイリスト

  • サランが出演する、韓国ENAの番組「私の子供の私生活」放送されました。もう放送は終了していますが、韓国Netflix、Youtubeで観られます!

  • 香港にて、友人とジェットコースターに乗って叫びまくっている2人(笑)楽しい思い出。韓国ENAでの番組「私の子供の私生活」の一コマです。

  • アップルにて新発売したアップルビジョンプロを体験。新しいもの好きなサランは、最新のものをいつもチェック。こちらはちょっと目がクラクラしちゃったみたい。

  • 仲良しの韓国のスタイリスト、ハヌル氏と。もう10年以上のお付き合いで、家族みんなのスタイリングを担当してくれてます。