日常生活に工作を。手作りのおもちゃから工夫する楽しさを学ぶ

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海のある町でのびのびと暮らす、クリエイター夫婦の子育て

名前
ヨシタケシンスケ&吉竹祐子
家族
4人(中2と小3男の子)
お仕事
絵本作家(夫)、クリエイター(妻)
URL
くりひょうたん。by吉竹祐子

【人気絵本作家ヨシタケシンスケさんと妻佑子さんクリエイターご夫婦の、のびのびした子育て】私たち夫婦にとって、子どもと公園で野球をするより、自宅で工作をするほうがとても自然です。あるとき、長男が銃のおもちゃをすごく欲しがった時期がありました。あまりにしつこいので「木のなら•••」と適当に応えたところ、お父さんにせがんで木の銃を作ってもらっていました。音も鳴らない、弾も出ない銃でしたが、長男は本当に嬉しそうに遊んでいました。お父さんが段ボールで、今度はライフル銃を作ってあげたところ、これまたいたく気に入った長男。「段ボールなら自分でも作れるかも!」と一所懸命に作り始めました。長男が魅力的な銃を作っていくので、次男も真似て...。これをきっかけに我が家の銃規制は、木か紙ならOKということになり、銃づくりが大流行しました。その後、買ってもらえそうにないおもちゃは、「とりあえず段ボールで作ってみよう!」という流れに。こうしたポジティブな工夫は、モノづくりの楽しさに繋がって、きっと彼らの心を豊かにしてくれるのではないかなと思っています。

       
  • 初めて手にした手作りの木製銃。

  • 段ボールのマシンガン。

  • タートルズのマスク。

          
  • スーパーの袋で、、、。

  • 段ボールハウス。

  • 夏休みの「創意工夫展」で受賞。

  • お父さんお手製の木製銃が、こちら。普段は平面の絵ばかり書くお父さんですが、立体物も実は得意です。

  • 音も玉も出ない段ボール製のマシンガンだけれど、気持ちだけは本物。効果音もできるだけリアルに。

  • 次男5歳。ミュータント・タートルズにはまっていた頃、母お手製の黄色い布の仮面を装着した瞬間からミケランジェロに。はたまた、父お手製の段ボールで作ったゴーグルを装着すればドナテロに。その瞬間から、ミュータント・タートルズになりきれるからすごい!魔法の道具なのです。

  • ゴソゴソと何をしているの?と思ったら、ビニール袋で洋服を作っていた次男。水着?吹き出しそうなくらい面白かったのですが、本人はいたって真剣。ものすごくお気に召されたようで、翌日には、これを着て保育園行く!と言い出す始末。

  • この段ボールを手に入れた次男は、家を作る!と張り切っていました。ならば!と私も張り切って、親子共同作の家を作りました。が、一人しか入れない小さな家は、家というよりお店屋さんに。窓から商品を売ってくれるのですが、頑固そうな店員だけに、なかなか買わせてくれません。

  • 夏休みの「創意工夫展」に出展することが恒例です。ネタは息子たちの会話の中に転がっています。うまくカタチにできない時は、私たちがアドバイスし、完成させています。頑張って作ったものを評価してもらえることは自信にもつながり、ますます意欲にもなります。