誕生日を迎えたお父さんへ、アートなバースデープレゼント
海のある町でのびのびと暮らす、クリエイター夫婦の子育て
- 名前
- ヨシタケシンスケ & 吉竹祐子
- 家族
- 中2と小3の男の子をもつ、4人家族
- 所在地
- 神奈川県
- お仕事
- 絵本作家(夫)、クリエイター(妻)
- URL
- くりひょうたん。by吉竹祐子
先日、夫の誕生日でした。
毎年、というわけではありませんが、子どもたちの気が向いた年は、手作りのものをプレゼントしています。今年はコロナのこともあり、たっぷりと時間があったので、それぞれお父さんの喜びそうなものを工作してプレゼントを作ることにしました。
次男は、去年がんばってモービル作りをしたので、今年は無難に絵を描くことにし、早々に準備完了! 一方長男は、プラモデルが好きなこともあって「お父さんが雑誌の表紙に描いた絵を立体で作る!」という、なかなかハードルの高いことに挑むことにしました。まずパーツ集めから。お小遣いを片手に私とふたりでホームセンターに向かい、使えそうなパーツを探しました。誕生日まで、あと10日。本当に完成するのでしょうか...。
作り始めて2日。長男の様子を見ると、作りかけのプレゼントが机の上に放置されています。間に合わないんじゃない?と思ったので、どうしたか聞いてみると、「最初のイメージと違ってきて、やる気が出ない...」と、匙を投げかけていました。完成のイメージができすぎて、それと少しでも違ってくるとやる気がなくなる気持ちはよくわかります。しかし、そこからなんとか着地させる方法を見つけることも、モノを作る時には大事なことなんじゃないの?という話しをし、折れかけた長男の気持ちをなんとか立て直して、誕生日の前日に、ついに完成しました! いろいろうまくいかなかったところは、自分の中でいちばん良い着地点を見つけ、達成感も得られたようで、本当によかったです。
余談ですが、そんな長男を見て次男が発した言葉が「大変なことやろうとするからじゃない?絵にすればイイのに」でした。この違い...。何と言っていいのやら...。
誕生日当日、プレゼントを受け取った夫は、すごく喜んでいました。そして、次男の絵も、長男のオブジェも大事に飾られています。