カナダへ子育て移住!「ママが住んでみたい」から始まった挑戦
ママも子どもも好きに生きていい!を叶える海外子育て移住
- 名前
- 高田さおり
- 家族
- 4人家族(13歳と10歳の男の子)
- 所在地
- ブリティッシュコロンビア州バーナビー
【ママも子どもも「好きに生きていい!」から始まった海外子育て移住】
初めまして。現在13歳と10歳の2人の息子を育てています。昨年の秋、思い切って私と息子たちの3人でカナダへ子育て移住しました! なぜそうすることになったのか、どんな準備が必要なのか、そして実際にカナダへ移住してみてどうなのか、といった"海外子育て事情"について、これから6回連載でお届けしたいと思います。
そもそものきっかけは、「子どものため」というよりも「私が住んでみたかった」から。わがままとも言えるそんな自分の思いを行動にうつせたのは、"コーチング"を学んだことが大きかったと思います。コーチングとは、対話を通じて自分自身への気づきを生み出し、自発的な行動を促すためのプログラム。もともと私は、周りの友達よりも結婚・出産が早かったので育児についての情報が少なく、何が正しい子育てなのか分からずに悩んでしまった時期がありました。そんな時に友人の勧めでコーチングを始めたのですが、そこで「お母さんだって自分の好きなことやっていいんですよ」と言われて。考え方が大きく変わったんです。
子育てをしているとどうしても自分がやりたいことは後回しにしてしまうし、自分を優先する事自体をネガティヴに捉えてしまっていたけど、その言葉で解き放たれたというか。私自身の幼い頃を思い返しても、母がハッピーじゃなさそうだった時は私もハッピーじゃなかったなと。お母さんが嬉しそうだと自分も嬉しかったな、と思い出したんです。それじゃあ、いざ私のやりたい事って何だろうと考えた時、「カナダにもう一度住みたい」というのが私のバケットリストにありました。元々、5歳の頃に父の仕事の関係で1年だけカナダに住んだことがあり、それ以来ずっと好きで、もう一度住みたいと思っていた場所だったんです。
唐突な私の提案に、夫は反対しませんでした。彼は海外に住んだことはないけれど、帰国子女の友達が多かったこともあり、海外に住むことに対してはいい印象を持っていたみたいで。「さおりが何かをやりたいと言ったのは初めてだから」と、私の決断を応援してくれました。私たち夫婦の共通の考えとして、「子ども達には一人でたくましく生きられるようになってほしい」という願いがあったことも大きかったかもしれません。
それよりも、子どもたちの賛同を得る方が大変でした。親の仕事の都合な訳でもなく、単純に私の個人的な希望......。ただ、これまでも例えば幼稚園や習い事など、私が色々と模索しながら選んできたものが今の彼らにとって好きなもの・好きな場所になっているという実績があったので、今回の選択も悪くないはず! と説得したところ、「じゃあお母さんに賭けてみようかな......」と思ってくれたようです(笑)。(もう一つ、大きな説得材料になったものがあったのですが、それはまた次回お伝えしますね。)
こうして、私の「住みたい!」から始まったカナダ子育て移住計画。次回記事では、日本の教育と海外の教育の違いについて私が感じていることをお届けします。
〈連載概要〉ママも子どもも「好きに生きていい!」から始まった海外子育て移住
第1回:カナダへ子育て移住! 「ママが住んでみたい」から始まった挑戦(本記事)
第2回:令和の学校教育これでいいの? 母子留学の決意を後押ししたもの。
第3回:コロナ禍でもできたカナダ母子留学!SNSをフル活用した準備期間。
第4回:海外留学にカナダがオススメな理由と「母子留学」のメリット。
第5回:海外移住もスポーツも、子どもたちの"生きる力"を育んでくれる。
第6回:カナダ子育て移住後の進路は? 子どもが自分で決めればいい。