渋谷教育学園渋谷中学高等学校の名物行事「文化祭」と「部活動」

海外から渋谷教育学園渋谷中学高等学校、一橋大学へ④
- 名前
- 布施 唯/Yui Fuse
- 所在地
- 東京
- お仕事
- 大手銀行員(法人営業職)
- URL
- 渋谷教育学園渋谷中学高等学校(出身校)
【インターナショナルスクール生 その後の進路:渋渋→国内大学編】
オランダのインターナショナルスクールから帰国後、中学受験を経て、渋谷教育学園渋谷中学校に進学した布施唯さん。今回は、布施さんが中学・高校の6年間を過ごした渋谷教育学園で行われている文化祭と部活動を紹介します。
6年間の学校生活のなかでも、特に印象に残っているのが文化祭だそうです。
「毎年、秋に開催される文化祭では、クラス単位の出し物や部活動の発表などがありました。私にとって特に思い出深いものが、中学3年生のクラス発表で行った演劇です。誰もが知っている童話『3匹の子豚』をオマージュした模擬裁判の劇を行い、その年の最優秀賞に選ばれました」
渋谷教育学園渋谷中学高等学校の生徒たちが総出となって盛り上がる文化祭。それは、大学受験を控えた高校3年生も例外ではないそうです。
「高3になると、受験勉強との兼ね合いもあるので、クラス単位の発表はないのですが、その代わりに任意で参加できる『劇団』という出し物を行います」
『劇団』とは、脚本、ダンスなどすべて生徒によるオリジナルのミュージカルのようなもので、任意とは言え、高校3年生の7~8割の生徒が参加をするのだそう。
「推薦入試などで、すでに大学受験を終えている生徒が中心となって進められるのですが、文化祭が9月にあるので、その練習のほとんどは夏休み中に行われます。午前中は学校で『劇団』の練習をして、午後からはそのまま学校に残り友だちと受験勉強をしていました。そのため高校3年生の夏休みは毎日、学校に通っていたように思います」
高校3年の夏休みと言えば、受験生にとっては1分1秒たりとも無駄にできない大切な時期です。その夏に、受験にも文化祭に全力投球をする姿もまた、「渋渋名物」なのかもしれません。
渋谷教育学園渋谷中学高等学校では部活動も盛んで、部は体育系から文化系まで多岐にわたります。
「名物の部活動と言えば、英語ディベート部や模擬国連部です。女子柔道部も強かったですね。私は6年間、バトン部に所属していました。体育祭や文化祭での発表や夏の野球部の応援、それに高校生になると3月にある競技会にも参加しました」
部活動への参加は任意で、所属を強制するものではありませんでした。ただ、研究会や同好会も含めると40種類以上もの選択肢があったため、何かしらに所属している生徒が大多数だったそうです。
次回は、渋谷教育学園渋谷中学高等学校の留学プログラムや宿泊研修に関して紹介します。
〈連載概要〉インターナショナルスクール生 その後の進路【渋渋→国内大学編】
第1回:小学1年生でオランダ移住。公立小からインターナショナルスクールへ
第2回:小学6年生で帰国。日本で始めた「中学受験対策」と「志望校」
第3回:渋谷教育学園渋谷中学高等学校の「帰国生英語」と「取り出し授業」
第4回:渋谷教育学園渋谷中学高等学校の名物行事「文化祭」と「部活動」 (本記事)
第5回:「校外研修」や「留学制度」...渋谷教育学園渋谷中学高等学校の特色
第6回:「塾いらず」は本当? 渋谷教育学園渋谷高等学校「大学受験」の実情
第7回:「英語」「学年通信」...渋谷教育学園渋谷高等学校の「大学受験フォロー」
第8回:一橋大学時代のシンガポールへの「インターン留学」と「就職活動」
第9回:一人生に大きな影響を与えた「渋谷教育学園の魅力」と「今後の夢」
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