中学生の読書におすすめの本6選〜講談社児童文学新人賞編~

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中学生おすすめ読書シリーズ
中学生になると本を読むスピードが上がり、ボリュームのある本もしっかり読めるようになりますね。読書の嗜好もはっきりしてきて、子どもが自分で読みたい本を選ぶように。。

そんな子どもにおすすめなのが、講談社児童文学新人賞を受賞した作品。
正しい言葉遣いと美しい文体で、心情変化が丁寧に描かれた、子どもの感性を磨く良書が揃っています。

中には、中高生に人気のベテラン作家のデビュー作も。

思春期の子どもが主人公の作品が多いので、心の拠り所になるような素敵な一冊が見つかるかも。

今回は、講談社児童文学新人賞を受賞した作品の中から、思春期真っ盛りの中学生におすすめの6冊をご紹介。

心温まる物語や悩みを乗り越えるストーリーなど、繊細な中学生の心と共鳴し、人間力を高めることに寄与するような本をチョイスしました。

中学入試で出題された出典の本も多く、受験を考えている小学校高学年の子どもにもおすすめです。

子どもだけでなく、ママ・パパも思春期の気持ちに立ち返りながら子どもの理解につなげられる、素敵な作品に出会えるはず。

親子で珠玉の一冊を探してみて。


〈掲載情報〉
1.「リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ」 こまつあやこ
2.「ぼくたちのリアル」 戸森しるこ
3.「十四歳日和」 水野瑠見
4.「保健室経由、かねやま本館。」 松素めぐり
5.「十二歳」 椰月美智子
6.「リズム」 森絵都

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  • 「リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ」 こまつあやこ

  • 「ぼくたちのリアル」 戸森しるこ

  • 「十四歳日和」 水野瑠見

          
  • 「保健室経由、かねやま本館。」 松素めぐり

  • 「十二歳」 椰月美智子

  • 「リズム」 森絵都

  • 多様性や異文化交流がテーマの『リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ』。帰国子女の沙弥は、慣れない日本生活で周囲を気にしてしまう中、風変わりな先輩から「ギンコウ」に誘われて…。短歌を通して成長していく主人公の心が丁寧に描かれた作品です。2019年度中学入試最多出題作。

  • 個性とコンプレックス、LGBTやいじめなど、思春期の葛藤が瑞々しく描かれた『ぼくたちのリアル』。人気者のリアル(璃在)と平凡な渡、美しい転校生サジの3人が、各々悩みを抱えながら、互いの違いを認めて助け合い、友情を深めていく物語です。2017年度中学入試5校で出題。

  • 14歳の1年間を、4人の視点から描いたオムニバス『十四歳日和』。それぞれ悩みを抱える中、他者と向き合うことで本当の自分に気づいていきます。思春期の繊細な感情が、爽やかな心地よい文体で描かれていて、子どもが共感しながら読めるはず。2021年度中学入試5校で出題。

  • 保健室の床下から通じる不思議な温泉の物語『保健室経由、かねやま本館』。友人関係で傷ついたサーマが案内されたのは、中学生の心の湯治場「かねやま本館」。温泉で出会った子ども達と交流しながら休憩し、悩みに向き合っていきます。「疲れたら、休んでもいいんだ」と心温まる一冊です。

  • 十二歳』は、思春期の入り口に立つ小学6年生のさえが主人公。楽しいはずの日々の中で何かがずれはじめたように思い、自分が自分でないように感じたり、周りの友達を意識したり。大人に移り行く、揺れ動く繊細な感情が描かれています。長期にわたり多数の中学入試で出題されている一冊。

  • 周囲の変化で心が揺れ動いてしまった中学生のさゆきが、自分らしさを探す物語『リズム』。宝物のような思春期の一瞬を丁寧にすくいあげる描写で、中高生から高い支持を得ている一冊。主人公と同年代の子どもなら、心の葛藤に共感し、登場人物の優しさや励ましの言葉に勇気づけられるはず。