思春期の心に響く一冊を。中学生にお勧めの児童文学賞受賞作家作品

Choice

中学生おすすめ読書シリーズ
子どもから大人へと成長する思春期はとても繊細で多感な時期。
家族の間でも素直に思いを表現することが難しくなるこの時期は、できれば子どもに寄り添った言葉を伝えたいもの。思春期の子どもの心の道しるべとしておすすめしたいのが読書です。

正しく美しい言葉で、心情変化が丁寧に描かれている児童文学作品は、揺れ動く思春期の子どもの感性を磨く良作揃い。
一冊の本が子どもの想像力を育み自分と向き合う時間を作り出し、同年代の悩みを共感できる指南書に。親には子どもを理解するヒントや大人になったからこそ響くメッセージが隠されていることも。

また、同年代が登場する現代児童文学作品は、毎年多くの中学受験にも出題されているので、小学校高学年の子どもにもおすすめです。

今回は児童文学賞受賞経歴のある作家の作品をチョイスしました。
親子で珠玉の一冊を探してみて。
親子で同じ作品を読み進めれば、親子で心を通わせる対話のきっかけになるかもしれません。


〈掲載情報〉
1.「精霊の守り人」 上橋菜穂子
2.「朔と新」 いとうみく
3.「戸村飯店 青春100連発」 瀬尾まいこ
4.「クラスメイツ(全2巻)」 森絵都
5.「バッテリー(全6巻)」 あさのあつこ
6.「西の魔女が死んだ」 梨木香歩


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  • 「精霊の守り人」 上橋菜穂子

  • 「朔と新」 いとうみく

  • 「戸村飯店 青春100連発」 瀬尾まいこ

          
  • 「クラスメイツ(全2巻)」 森絵都

  • 「バッテリー(全6巻)」 あさのあつこ

  • 「西の魔女が死んだ」 梨木香歩

  • 2014年国際アンデルセン賞作家賞受賞の上林菜穂子の著書精霊の守り人」は、命をかけて皇子を守る女用心棒バルサの物語。文化人類学者らしい、綿密ながらも壮大な世界観で描かれたロングセラーの冒険小説。第34回野間児童文芸賞受賞など多くの受賞歴を誇る親子で楽しめる作品です。

  • 日本児童文芸家協会賞受賞作家いとうみくが描く「朔と新」。事故で視力を失った兄・朔と、自責の念にかられ走ることをやめた弟・新。ブラインドマラソンは、兄弟の絆をつなぎ止めるのか。近いからこそ遠くに感じる兄弟、家族の葛藤や心の交流を描いた物語。第58回野間児童文芸賞受賞作品。

  • 第24回坪田譲治文学賞受賞作品「戸村飯店 青春100連発(瀬尾まいこ著)」は、大阪の庶民的な中華料理店で育った兄弟とその家族の物語。思わずツッコミたくなる笑いあり、涙ありの温かな笑いに満ちた傑作青春小説です。著者は「そして、バトンは渡された」などのベストセラー作家。

  • 直木賞受賞作家、森絵都の「クラスメイツ(全2巻)」。中学1年生24人のクラスメイト、その1人1人を主人公にした24の物語。思春期の1年間を生徒それぞれの目線から描いた青春連作短編集です。日常の何気ない会話で大笑いしたり、友達関係に悩んだり、親子で共感できる作品です。

  • 第35回野間児童文芸賞、第54回小学館児童出版文化省受賞作品「バッテリー(全6巻)あさのあつこ著」。抜群の野球センスを持つピッチャー巧と、その全力投球を受け止めるキャッチャー豪。2人がバッテリーとして様々な困難を乗り越え、成長していく物語。2人の熱い思いを感じてみて。

  • 第13回新美南吉児童文学賞受賞作品「西の魔女が死んだ 梨木香歩著」。中学校に進学し不登校になったまいは、大好きなおばあちゃん「西の魔女」と過ごし、魔女の手ほどきをうけることに。魔女修行を通して思春期の心の葛藤と成長が見事に描かれています。読後も大きな愛に包まれる作品。