子どもの脳の働きは、冬の雪山で開花することを実感したスキーや雪遊び

キャンプインストラクター、ヒャクタロウのアウトドア育児
- 名前
- ヒャクタロウ / Hyakutaro
- 家族
- 4人(5歳の男の子、0歳の女の子)
- 所在地
- 東京都/山梨県甲府市
- お仕事
- キャンプインストラクター
- URL
- hyakutaro_Instagram
- URL1
- 原点回帰オフィシャル
【キャンプインストラクター、ヒャクタロウのアウトドア育児】
アウトドア遊びやキャンプのイメージはやっぱり夏や秋のイメージが強くて、なかなか真冬の雪山のイメージは湧かないですよね。
でも、冬の雪遊びこそ、一年でもっとも子どもの脳の発達が見込まれるチャンス!なぜかというと、季節の中でいちばん厳しい自然環境だからだそうです。これは、公益財団法人社会教育協会理事で、『森のようちえん冒険学校 自然体験で 生きる意欲と 賢さを』の著者でもある中能孝則さんの講演で伺ったことです。
他の季節は大体気温が15〜20度近くあって、子どもも数時間外にいても健康上問題ないですよね。
でも雪山やスキー場は違います。なので、人間の本能が自動的に自己防衛反応を高めて五感の感度も高まります。もちろん、そんな厳しい環境下に子どもを放置することはしませんが、雪遊び体験をすることで脳の発達に大きく貢献するということですね!
また、雪の中を歩くだけでも転びやすくなるので、必然的にそれを防ごうと体幹も鍛えられますし、危険回避を察する能力も発達すると思います。
そんなこんなで、なるべく早く雪遊びを体験させたかった我が家では、1歳の誕生日に北海道で雪遊びデビューしました!
もちろん、生まれて初めて接する雪だったので子どもは興味津々!白くて可愛いふわふわの雪だと思いきや、触ると冷たくて大泣き。でも、それを乗り越えてしばらくすると、雪を触って大はしゃぎするし、息子も笑いが止まらなくなったのです!
ソリ遊びを、何度も何度も親の足がつりそうになるまで一緒に滑りました。ソリ遊びを満喫できるようになれば次はスキーです!息子には最初からスキー板とブーツを買いました。いきなりマイスキー!というのも、経験上、レンタルのスキー板やブーツは、型が古くて滑りにくいことが多いんです。
3点セットで¥29,800はするけれど、レンタル用よりは滑りやすいし、数回行けば、もう買った方が安くなるんですよね。とにかくいちばん重要なのは、子どもがスキーを好きになってくれること。
本人が拒否マインドになってしまったり、トラウマになってしまったら、改めてスキー好きにさせることは難しい難しい!なのでデビューを「面白かった!」と記憶させるための投資でもありました。
なんとなく本人が楽しそうなら、もう大成功!
その次はスキースクールへGO!
もちろん親が教えられればいいのですが、なかなか教えるのって難しいですよね~。我が家の場合は、スクールに入れても最初の2、3回ぐらいはずっと泣いていて、まったく滑れませんでした。
「はあ、お金もったいない~」「来た意味!」ってなるんですけど、ここは我慢。
段々と慣れて4回目ぐらいでハの字ができたら、もう大成功!
とはいえ何度も転びます。最初は数え切れないほど。でも自分で起き上がらないといけない。毎回親が手を貸して起こしてやることはできません。それを繰り返すことで、今後の成長に重要なレジリエンス(自分で乗り超える力)を養うことができるのです。
そしてゲレンデを滑ることで、達成感を得られ、爽快感も覚えてくれます。危険回避や自分で制御することも少しずつ学んでいくと思います。
スキーやスノボーは、冬の最高のアウトドアスポーツですね。
それにしても、スキー・スノボーや水泳などの全身スポーツを幼児から教えるのは、親の体力もめちゃ使いますよね。
子育ては自分育て。
自分も楽しんでどんどん雪山に繰り出しましょう!
〈ヒャクタロウさん連載〉
キャンプインストラクター、ヒャクタロウのアウトドア育児