冬キャンプは火の扱いを「焚き火」で学ぶベストシーズン!

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キャンプインストラクター、ヒャクタロウのアウトドア育児

名前
ヒャクタロウ / Hyakutaro
家族
4人(6歳の男の子、1歳の女の子)
所在地
東京都/山梨県甲府市
お仕事
キャンプインストラクター
URL
hyakutaro_Instagram
URL1
原点回帰オフィシャル

キャンプインストラクター、ヒャクタロウのアウトドア育児

「火を見るとなんだか落ち着く〜」ってみんな言いますよね。
私たち人間は古代から火とともに生活してきました。
それが今はガスや電気の普及で、生の火を見ることがなくなってしまいました。

思えば人類の生活の真ん中に、つねに火はありましたよね。
狩猟生活時代から最近の囲炉裏まで、何かと火が中心にあって、その火が人間のコミュニケーションの媒介役になっていたのではないかと思います。

キャンプが流行っている理由のひとつに、忘れていた火の存在を思い出して、焚き火をして心地良く感じるからなのではないのかなあなんて思います。

そんな「火」ですが、キャンプでは「焚き火」の時間を、早い段階で子どもとなるべく多く経験することは、なんでもかんでも便利になった世の中だからこそ必要なのではないでしょうか。

焚き火があればなんでも食べたいものが作れるんだ!
そういう感覚を子どもに教えるのです。

そして何より人類は飢餓と寒さを長い歴史の中で乗り越えてきました。それにはこの火が絶対に必要で、火さえあれば大丈夫、という感覚を磨いていくこともキャンプの醍醐味ですね!

以前「火を操るものはキャンプを制する」とこの連載でも言いましたが、やはり焚き火が重要です!

キャンプに行ったら必ず焚き火をしたいですね!

では、焚き火に必要なものをご紹介しましょう!

まずは焚き火台。

これは各ブランドからいろんなものが出ています。
おすすめのひとつは、ど定番のSNOW PEAKの焚き火台です。25年も愛されているこの製品。私もまずはこの焚き火台を買いました。
1000℃前後と言われる焚き火の高温を受け続ける焚き火台は、結構、使っているうちに歪みなどの劣化が見られてくるのですが、この焚き火台は、1.5mmのステンレスを採用していて、重量が重くなるデメリットはあるものの、ギアを長く愛用したいオートキャンパーにもうってつけなのです。とにかくタフなので、ダッチオーブンの使用もガンガンOK!

ちなみに、私の最近の焚き火台は、MONORALの焚き火台「Wire Flame」です。
とにかく小さくコンパクトに収納できて、どこにでも持って行けます。
海にも川にも登山にも! 360度空気に当たって燃焼率もいいのですぐに焚き火を始められるのもメリットですし、燃焼率がいいので完全に灰になり、片付けも楽ちんです!
それから焚き火の下に敷く焚き火台シートも重要。ほとんどのキャンプ場は直火は禁止です。例え直火OKのキャンプ場でも環境に配慮して焚き火台シートを敷いて、焚き火の火の粉や熱から地面を守ることはマナーとも言えます。

おすすめは、吉野 焚き火台用保護シートです。

あとは 火ばさみ、ショベル、火かき棒の3点も重要ですが、
各ブランドから様々なものが出ているので好みに合わせて買うといいでしょう。

焚き火で何よりも重要なのは火をどう点火するかです。ガスバーナーで一気に火を起こすのもいいですが、ここは頑張ってメタルマッチと麻ヒモで点火してみましょう!メタルマッチとは、火打ち石のことですね。これも様々なものが出ています。

子どもとキャンプに行って、火おこし体験を一緒にすれば思い出になりますし、どんな環境でも基本を学んでおけば、一生使えるスキルです!

ひとたび焚き火をつけると、子どもも大人もみんなが周りに集まります。そしてそこから会話が生まれて、笑顔が生まれます。美味しい焚き火料理なんかできた際には、もっと笑顔が生まれます!

冬はなんと言っても焚き火の季節。

積極的に焚き火で親子のコミュニケーションを図りましょう!


〈ヒャクタロウさん連載〉
キャンプインストラクター、ヒャクタロウのアウトドア育児


       
  • 親子で役割分担してチームワークを発揮

  • もう火起こしはお手のもの

  • 焚き火でアウトドアクッキング

          
  • 焚き火で作るパエリア!

  • 我が家で愛用しているメタルマッチ

  • 焚き火初心者にもおすすめの焚き火台

  • 私が焚き火用の薪を割っている間、息子は火吹き棒で火に勢いをつけます。焚き火台の上に網を乗せてトウモロコシを焼いています。

  • 赤ちゃんの頃からキャンプに行っていて、小さい頃から私たちの監督のもとで焚き火をしてきたので、今では火を起こすのも上手です。

  • 焚き火台を使って料理をすれば、キャンプでも熱々のおいしい料理が食べられます。そのことを身をもって学んできた息子は、アウトドアクッキングも得意。

  • 焚き火台にスキレット鍋を乗せて、魚介類たっぷりのパエリアを作ることも。皆で火を囲みながら、おいしい料理ができ上がるのを待つ時間もまた格別です。

  • もちろんライターやガスバーナーで簡単に火起こしができますが、子どもに焚き火体験をさせるなら、より原始的なメタルマッチがおすすめ! メタルマッチ(火打ち石)と麻ひもでの火起こしは簡単ではないけれど、より印象に残ると思います。

  • 薪を置く部分がメタルワイヤーで作られた焚き火台は、折りたたんでコンパクトに収納できるのでオートキャンプにぴったりです。