目指せ野菜の自給自足! 夏休みは子どもと一緒に家庭菜園を始めよう!

キャンプインストラクター、ヒャクタロウのアウトドア育児
- 名前
- ヒャクタロウ / Hyakutaro
- 家族
- 4人(妻、8歳の男の子、4歳の女の子)
- 所在地
- 福岡県
- お仕事
- キャンプインストラクター
- URL
- hyakutaro_Instagram
- URL1
- 原点回帰オフィシャル
【キャンプインストラクター、ヒャクタロウのアウトドア育児】
家庭菜園。
一軒家に住んでいる方々なら、最近では実践している方は結構多いかと思います。
プランターを活用して、マンションなどの集合住宅でも多くの方が家庭菜園を楽しんでいらっしゃいますよね!
家庭菜園の歴史を少し深掘りしても無意味なことに気づきます。
なぜか。
それは明治時代までは当たり前だったからです。
農林水産省のデータから、明治時代の平均値では日本国民の約65%は、専業農家または半分農業半分ほかの仕事(いわゆる半農半X)であることが読み取れます。
普通に食べるものは自分たちで作っていたんですね。
もっと早くに始めればよかった!
というのも、幼少期の子どもと一緒に家庭菜園を行うと、こんな効果があったんだと最近実感しているからです。
私は原点回帰という自然農法や畑作業に関するオンラインコミュニティーを運営しているので、農業に関しての知識は豊富にあるのですが、普段はなかなか忙しくて自宅の家庭菜園を疎かにしちゃいがち。
福岡県に移住してから畑をゼロから作り、今年で1年を迎えますがなんとか今年、夏野菜本番の季節になって、毎日幸せな朝を迎えることができるようになりました!
そうなんです!極上の固定種野菜たちを毎日いっぱい子どもたちと一緒に収穫できるんです!
じゃがいも
ネギ
いちご
ニンニク
玉ねぎ
きゅうり
ズッキーニ
トマト(4種類)
ピーマン
アーティチョーク
スイカ
かぼちゃ
バジル
タイム
セージ
ローズマリー
フェンネル
ディル
大葉
茗荷
赤しそ
イタリアンパセリ
明日葉
那須
ししとう
唐辛子
ミント
ロメインレタス
キンカン
チコリ
梅
夏までに収穫できる野菜で、およそ30種類以上。
もちろん、スーパーで野菜を買うこと自体あまりなくなりましたね。
まさに憧れのFARM TO TABLEってやつです。
秋には、お米、小麦、白菜、サツマイモ、里芋、生姜、かぼす、レモン、にんじん、、大豆・・・などが控えてるから、ああ幸せ!
これらすべて種から子どもたちと一緒に育ててきました。
野菜を育てる前は、子どもたちにとって野菜は買うもの、食べるものは買うもの、という固定観念がありました。
「ねえ、スーパー行こう!」
これが毎日です。
もちろん私たち夫婦もそうでした。
昨今、食品の物価高がニュースに取り沙汰されていますが、自分で野菜を栽培してみると、驚くほど、家族で生きていく、という当たり前の安心感が得られるんです。
でもね!当然ですけど、畑が近くにあるっていうことは、虫は家の中にいっぱいいるし、蜘蛛もカマキリもヤモリもハチもムカデもといった捕食者たちと一緒に住むことになります 笑。
野菜を親子で育ててみてわかること。
それは野菜も虫も動物も、私たちと一緒なんだということです。
境界線がなくなるんです。
都会に暮らしていた時は、もちろん食料すべてを買っていたので、野菜は生活の一部ではあったけれど、虫は虫、人間は人間。それぞれ違うんだと思い込み、双方毛嫌いしているんだと。
馬鹿ですよねー。ああ人生の価値観としてはなんと浅はかなことか!
虫がいなかったら、きゅうりもズッキーニも、かぼちゃもスイカも勝手にできないのに!
子どもたちにも変化が現れました。
もちろん好き嫌いはちょっとはありますけど、自分が種をまいた苗が育って、野菜ができて、収穫して自分で食べる。
親が頭で考えるよりもやっぱりそうやって一年を通じて食べるものに接していると食べ物は買うんじゃなくて一緒に育つもの、という感覚になるようです。
世間では、学校給食や子どもに対する食育がメディアなどでも見受けられますが、僕的には、ただ何でもいいから「親子で野菜を育てればいいんだよ!」
それだけでしょ。って思います。
ここでは種について、F1種、固定種、在来種については触れませんが、当然固定種、在来種の種を育てています。
おいしさが全然違いますし、とにかく旨味が強いんです。
色々言いましたが、家庭菜園については、過去にも現在にもたくさんの人がSNSで投稿したりしていますが、でもやっぱりなんだかんだ言ってまだ全然広がってないように思います。
物価高、物価高と言う前に、自分で育てればタダだよ!
先日、我が家で沢山じゃがいもが収穫できたので、ご近所の方にお配りすると他の野菜になって帰ってきました。
俗に言う「田舎あるある」です。
こんな経験は人生であまりなかったので、これぞ買い物資本主義の脱却じゃないか!と強く思いましたね。
ここまでいいことばかり書いていますが、やっぱり親子で野菜を作る!なんていってもそうですね・・・作業の8割は親がしてますね。
でもいいんです!
子どもの成長とともにいつかわかる時が来ると信じて、これからもずっと自然と一緒に暮らす。これがひとつの小さな幸せのあり方なんだと思いました。
皆さん、ぜひともプランターでもレンタル農園でも何でもいいので、とにかく親子で農作業してみませんか?
〈ヒャクタロウさん連載〉
キャンプインストラクター、ヒャクタロウのアウトドア育児