食育も楽しく! 子どもと一緒に作るキャンプ飯。

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キャンプインストラクター、ヒャクタロウのアウトドア育児

名前
ヒャクタロウ / Hyakutaro
家族
4人(6歳の男の子、0歳の女の子)
所在地
東京都/山梨県甲府市
お仕事
キャンプインストラクター
URL
hyakutaro_Instagram
URL1
原点回帰オフィシャル

キャンプインストラクター、ヒャクタロウのアウトドア育児

「火を操るものはキャンプを制する」

これは僕がまだキャンプ駆け出しの時に、キャンプインストラクターの先輩から学んだ言葉です。思えば、キャンプにおいて火を起こさないキャンプは基本ないので「なるほど~」と納得したことを覚えています。

僕が実践するアウトドア育児では、子どもの年齢に関係なく「火」を体験してもらっています。

それは大人の監督の下で、年齢が早ければ早いほど良いと思っています。我が家では1歳から焚き火を一緒に始めました。

当然、火はキャンプにおいて暖をとったり、料理をしたりと様々な恩恵をもたらしてくれますが、キャンプの中心に必ずあるだけに、目を離せば火傷などの事故も多く、危険も伴います。

なので早いうちから危険性をしっかりと教えて、絶対危険なものなんだ、という意識を徹底的に教えます。

そういう意味で、キャンプ料理を親子で作るのは絶好の機会なんです!

もちろん、最初はド定番のBBQ!

炭と網と具材があればできる簡単なキャンプ飯ですね!

僕もそこから入りましたが、子どもに教えることが少ないなぁと思い、なるべく子どもが食べられ、好きそうなもので、かつ少し手の込んだ料理を、あの手この手で考えまくり、100種類以上は作りました。

いつものファミキャンでは、子どもに食材を切ってもらう担当、焼く担当、火の番人、と役割を決めて一緒になんとか1品を作ります。

子どもは任せられると嬉しそうで、目を輝かせて担当してくれます。

あるキャンプの時、息子は4歳でしたが、「僕、料理を作れるよ」なんて言い出して、買い出しの段階からひとりでなんとなく食材を選んで、僕に1品作ってくれたんです!

その料理は...

「サラダビーンズとコーンのウインナー炒め」でした。

1. フライパンにオリーブオイルを入れて温めます。
2. オリーブオイルが温まったらウインナーを投入。塩で味付けます(胡椒を入れたいが子どもは食べられなくて、笑)
3. サラダビーンズを投入してウインナーと一緒に炒めます。
4. 最後に少しバターを入れて、フライパンで回して完成。

大人にとっては料理とは言えないかもしれない簡単なものでしたが、見様見真似で覚えていたのか、いきなり作ってくれた時は、びっくりしました!
味ですか?
もうめっちゃ美味しかったです!というより嬉しかったですね。(爆)


さて、キャンプ飯を作る上で1台持っておくと便利なものがあります。

はい! 「ダッチオーブン」です。

我が家では山岳キャンプなどではなく、車で行くオートキャンプでは必ず使います!ダッチオーブンの中でも特にお勧めなのが、

スノーピークの「和鉄ダッチオーブン 26

このダッチオーブン、職人の弛まぬ努力で、薄く軽量化されて持ちやすく、しかも容量が多く入るんです。
蓋の密閉度も抜群で、ご飯なんかは圧力鍋で作ったような仕上がりで、とにかくなんでも美味しく料理できます!
しかもスキレットがついた2段構造になっているので、下段でシチューを煮込み、上段でパエリアを同時に作るなんてこともできちゃう優れもの!
絶対お勧めですね。


最後に、ルックスもワイルドで子どもも大喜びなキャンプ飯は、焚き火の直火料理たち。
鹿肉をじっくり炙った、鹿のロースト!
丸鶏そのまま!ビアチキン......!

まあ、もうキリがないほどキャンプ飯は面白い!

さあ、定番のBBQから少し背伸びして、いろんなキャンプ飯に挑戦してみませんか?
そして子どもに火の扱いをマスターしてもらいましょう。

「火を操るものはキャンプを制する」!


〈ヒャクタロウさん連載〉
キャンプインストラクター、ヒャクタロウのアウトドア育児

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  • 小さな頃から火の危険性は徹底的に教えて、必ずそばで見守ることを前提に、子どもにもキャンプでは焚き火当番をしてもらいます。ファイアブラスター(火吹き棒)を使って空気を送り、火を起こしているところ。

  • オートキャンプでのキャンプ飯の必需品は、このダッチオーブンです。鍋料理、スープにパエリア…いろんな料理が作れます!

  • 「料理できるよ!」と自ら進んで1品作ってくれた息子。見よう見まねで覚えたようで、フライパンにオリーブ油を入れ、ウインナーを炒めている姿も様になっていました。

  • 息子が食材から考えた料理。ウインナーを炒めてから、サラダビーンズとコーンを投入して味付けは塩のみで。もちろん美味しかったし、何よりも一生懸命作ってくれたことが嬉しかったです。

  • 焚き火で塊肉を直に炙って食べるキャンプ飯は、見た目のダイナミックさもあって子どもたちにも大ウケです。

  • 庭には石で土台を作った焚き火台があるので、こんなふうにダッチオーブンを吊るして料理をすることも。息子も焚き火番としてお手伝い。